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42:王との面会

 馬車を降り、見上げるほどの大きな鉄扉がゆっくり開いていくのを眺めていると、ラベンダが話しかけてきた。

「ラン、そんなに緊張するな。フィオレ王は確かに小心者だが、お優しいお方だよ」

「う、うん」

 私、そんなに緊張していたのかな。

 そう思ったが、指がうまく動かない事に気付いて苦笑した。

 扉の間から覗く王城内部は外壁と同じように白い石を基調としているみたいだった。

 だんだんと中が見えるようになってくると、そこに大勢の人が整列して立っている事が分かった。

「「おかえりなさいませ、ライム王女。いらっしゃいませ、ラベンダ王子、シロツメ様、サザンカ様、ラン様」」

 と、その大勢の人は一糸乱れずに言い、これまた一糸乱れずに礼をした。

「ひぇ~」

 そう、私は呟いてしまった。


「ライム、お帰り」

「お帰りなさい」

「ただ今戻りました、お父様、お母様」

 そう言ったライムに続けて、ラベンダが前に出た。

「お久し振りです、フィオレ王、ローズ王女」

「久し振りだな、ラベンダ」

「お久し振りです、ラベンダ王子」

 私はただただ固まっていた。

 周りを取り囲む人人人。そして目の前に立つ三人の、否、四人の王族。

 固まっている私を余所に、サザンカとシロツメさんは自己紹介をした。

「お初にお目にかかります。私、ランとサザンカのお伴として参りました、シロツメと申します」

「初めまして、サザンカです」

 王と女王の視線が私に移動し更に体が固まったのが分かった。

 何か言葉を言おうと思ったが、喉がカラカラになったように声が出なかった。

「は、はじ、めまして。ラン、です」

 何とかそれだけを言うと、王は笑顔で言った。

「まあ、今日は長旅と行き成りの対面で疲れただろう。城内に客室を用意しておいた。そこで休むといい」

「ありがとうございます」

 シロツメさんはそう言って私の手を引き、サザンカと共にその場を下がっていった。

久しぶりの投稿。

待っていてくれた人は、お待たせしました。

少しずつでも更新していくつもりですので、気長にお付き合いいただければ幸いです。

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