−ミドローグ(midlogue)−
昼食を食べ終えた七人は、ライムに急かされるまま馬車に乗り込み、王都フィオレへと出発した。
ここケルプから王都まで、馬車だと順調にいったとして3日はかかる。
「なあライム、何で急に」
「ちょっとあんたは黙ってて。今、考え中なんだから」
ラベンダをあんた呼ばわりしたライムは、再び手を顎に当てて熟考を再開した。
菫は荷物の中から薬草を取り出し、匂いを嗅いだり掻き混ぜたりしている。
大犬は持っている様々な武器の手入れをしている。
サザンカは難しそうなオダマキ語の小説を読んでいる。
シロツメは外を眺めながら、何事かを考えているようだ。
ランは目を閉じて集中していて、どうやら術の練習をしている。
ゴトゴトと揺れ動く馬車の中でほとんど会話がなされないまま、王都までの長い道程を進んでいく。
時折、サザンカがページを捲る音がするが、それはほんの一瞬の事。
「動いた!」
ランが突然声を上げた。だが、それに反応したのはなぜかラベンダだけだった。
「分子が動かせるようになったのか」
「うん。まあ、ほんの少しだけだったけど。でも、感覚が分かったから、後は簡単だと思う」
「頑張れよ」
「うん」
それっきり再び静かになった。
これから先、彼等に何が待っているのか、なんていうのは誰も知らないことで。
だけどもう運命の歯車は回り始めているからして、それを止める術を誰も知らない。
ここで一章が終わり、です。
短いな。
しかも終わり方、いまいち判らないような気がする気が、する。
しかもなんだか初期設定が上手く活かしきれていない感じがします。
二章からはもうちょっとましな文章が書けたら良いな、と思っていますが。




