表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/53

32:夕食

 僕とシロツメさんがラン達と合流をすると、早速ランが僕に耳打ちをしてきた。身長差のせいでランが背伸びをしても耳まで届かなかったが、僕が中腰になってやっと届いた

「ねえラベンダ、私ね、水の球が作れるようになったの。それも、簡単に」

 ランの嬉しそうな顔を見て、自然と笑みがこぼれる。

「よかったね。これで一歩、成長したわけだ」

 そう言って、緑色の髪の毛をぐしゃぐしゃしてあげた。

 目が細くなって、より嬉しくなったのだということが分かる。

「まあ、まだ先は長い。ゆっくり付き合っていけばいいよ」

「うん」

 まるで子猫のような顔で素直に頷くラン。

 サザンカと並んでいると感じなかった事だが、こうやってよくよく見ると可愛かった。

 にっこりと微笑んだランは、服と髪をたなびかせながらサザンカの元へ走っていった。

 そのまま歩き、菫さんと大犬さんのやっている露店に行く。

 近くまで行くと、周りの喧騒に負けず劣らずの菫さんの声が聞こえてきた。



 宿に泊まり、出発は明日という事になった。

 宿の一階にある食堂で夕食を食べている時だった。

「ところで、シロツメさんとラベンダはどこに行っていたの?」

 ラベンダが聞いてくる。

「んああ、ちょっと色々あってな」

「色々?」

「そう、色々だ」

「どんな事なの? 少しだけ興味があるのよ」

 シロツメさんをチラッと見る。

 いつもの無表情のまま、こくりと頷いた。

 視線を戻す。

「それじゃあ、話すか。ちょっと長くなるかもしれないが」

 そう前置きをして、今日あった出来事を話し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ