初めてⅡ
ガチャッ
車のドアを開けるとタバコを吸いながらじっと携帯を見つめてるしゅんくんがいた。
「、、、やっほ。わざわざごめんね。ここまで来てもらって」
男慣れしてるはずなのに
すごく緊張して手が震えてた。
助手席に座り、なにか話さなきゃって思うけど
何を話していいかわからなくて
私もとりあえずタバコに火をつけた。
「ねえ、これみて。どうすればいいと思う?」
突然しゅんくんが自分の携帯を見せてきた。
そこには共通の女友達からのLINE画面が開かれていて怒涛のLINEの数だった。
「これ、、なに?めちゃくちゃ追いLINEされてる。
なにかしたの?」
あまりにも女友達からの一方的なLINEが多すぎて思わず聞いてしまった。
「それがなにもしてないんだよね。仕事中ずっと携帯鳴るから何事かと思って見たらLINEが35通も来ててびびって返事返してない。」
困ったように笑いながらしゅんくんが言った。
「35通?!」
思わず大きな声で言ってしまった。
「35通(笑)すごいでしょ。一方的に送ってきたLINEの数No. 1だよ」
笑いながらしゅんくんは言ってどうやって返事返そうって悩んでた。
私だったら返さないのにな。
追いLINEとかめんどくさい。
そんな人と関わると良いことない。
って思ってしまう自分がいた。
「うーん、返事返すのやめた。せっかくあかりちゃんと会ってるのにこの子に時間使うの勿体無い!ドライブ行こ!」
そう言ってラインの画面を閉じて車を発進させた。
あてもなくただ車を走らせるだけのドライブ。
こんな風にドライブしたことないや。
私って経験あるけど経験ないよな。
そんなことを思いながら窓からの景色を眺めていた。




