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冒険者になろう!【本編完結済み】  作者: 御伽ノRe:アル


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冒険92─託されたモノ、祝福されたモノ

結論から言おう。

万事上手く事を成したと言えるだろう。

ダンジョンコアなんて、駄天使の事をママと呼んでる位だ。

まぁ、実際に世界を創ったのが神だとすると、その神の唯一の助手的扱いの一人ぼっちの天使はママ的なポジションに収まるのは普通? なのか? まぁ、多少は疑問に思う所だが、当の駄天使、本人は苦笑いだ。ヘルプを求められてはコチラを見てくるが、コッチはコッチで精霊王が俺の魔力に感化されては妙に懐かれてしまっていて、コッチが助けて貰いたい位だ。だから、駄天使、お前の方は諦めという目線で応えると、ゲンナリとした表情で駄天使は諦めていた。そもそもが、放置していたお前が悪いのだからな。


「で、この生まれたてのダンジョンコアを預かっても貰いたいと?」

「はい、私はママによって「ママはやめて!」……駄天使様によって調整、改めて生まれ変わりました。その結果、その子の事を管理する存在が必要な事も分かりました」

「ダンジョンコアはダンジョンコアを育てられないのか?」

「分かりません。ですが、演算の中では将来的にはお互いに干渉しあい、食い合った結果消滅する可能性が高いです。それに、この生まれたてのダンジョンコアは誰も設定等を組み込んでいない状態です。なので、一番私の現状、知る中で頼れるアナタに託そうと判断致しました」

「駄天使ではダメなのか?」

「彼女はその──「分かった」ありがとう御座います」

きっと、長く放置されていた部分を言いづらかったのだろう。

コイツは1人で自問自答する中で自我的なモノを確立したのだろう。その結果のバグだと思うとは駄天使の推測だが、そうなると、色々と分けたと言っていたが、俺の手元に託されたダンジョンコアもまた特殊なダンジョンコアなんだろうな。とりあえずは、今のところ直ぐに活用出来る場所もタイミングではないので、アイテムボックスにそっと放り込んで置く事にする。


「次は私だな」

「なんだ、感謝の意を示したいとは」

「うむ。私の精霊王としての力が強化されたお礼がしたい。ただ、それだけの事」

「仲間になるとかは勘弁だぞ?」

「そっか、まぁ、そうだろうな。私もこの土地から離れるのは難しいからな。今は結界を張った影響もあるからな。だから、そうだな。うん、そうしよう。そこの耳長よ「え? 私!?」そうだ、お前は色々と条件を満たしている。だから、私から祝福を授けよう。それが私の感謝の意とする」

「え、待って──」

パァっと耳長は輝いたかと思うと、特にパッと見は変化がない……が、当の本人は変化があったのだろう。パチクリと目をしばたたかせては、俺を見てくる。そして、どこかトロンとした目で俺を見てきては抱き着いて来ては「あぁ、こういう事か」と言ってくる。なんだ、コレは。少し、手で押しのけつつ、耳長を見やると鑑定が働いたのか種族がハイエルフになっていた。

「あぁ、なるほど。耳長、お前進化したのか」

「えっ? やっぱり、そうなの? 凄く精霊の力が分かるの」とフニャけた表情で俺にまた抱き着いて来るのだった。


「私は暫く、まだここに居ようと思う」

「これからは沢山人が来るのですね。では、歓迎の用意を──ダンジョンを整理しておきます」

俺は精霊王とダンジョンコアに外の様子とエルフの国の事情を話すと、そんな答えが返って来た。

まぁ、予想はついたが精霊王に会いにダンジョンを攻略するエルフの女王の姿がパッと浮かんだのと、ドルネルの冒険者にとってもエルフの国との関わりやダンジョンの発見とそれらの資源の確保で暫くは経済は潤うのだろうなと、そこまでは更に予想が出来たのだった。そして、ゲッソリと魂を搾り取られるギルドマスターの事もだ。

俺達はダンジョンコアが用意してくれた転移魔法陣に乗っては地上へと帰るのだった。

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