表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者になろう!【本編完結済み】  作者: 御伽ノRe:アル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/120

冒険87─駆け下りろ!

「なんじゃ、アレは? 魔物なのか?」

「拙僧もあんな歪な魔物見たことはないぞ」

ギ、ギギギ──と、身体を動かしているのは魔物だった何かだろうか? いや、元から魔物なのか? 無機物? 魔物なのに生命を感じない。そうだ、あの感じは「リビングドールか」と、呟けば「キミ、アレの正体が分かるの?」と耳長が問い返して来たので、アタリを付けただけだと言っておくに留めた。


「面妖な動きを! 強さもなかなか!」

物騒僧侶の振るう槍を真っ向に打ち据えながらも、リビングドール達は俺達を見つけた奴から襲って来ていた。

「いや、元はそんなに強くは無かったのだろう! この魔力下において以上に成長したに過ぎんぞ!」

そこを横から汚れドワーフが力に物言わせてはハンマーを叩きつけてはリビングドールを壊していく。

「やっぱりおかしいわ! ダンジョンに魔物が吸収されないわ!」

「天使様? 変換装置というのが働いていないということですか?」

「ええ、その可能性が濃厚になったわね!」

「これ以上、魔物を近寄らせては元も子もない! このまま突き進むぞ!」

「頑張って! 殿は私に任せて!」

そう、言いながら耳長は弓を引いては討ち漏れた魔物に矢を射止めていた。

流石の命中率だ。「どんなものよ!」と誇らしげにしている耳長を目に押さえては、俺達は更に階層を跨いでは階下へと駆けていくのだった。


リビングドール──リビングドール──リビングドール!!

最初は素手だったのだが、段々と物騒な武器を、鎧を、団体戦を挑んで来ては俺達はそれらを踏破しつつも階層を突き進んでいく。

「主よ、魔物はこの影響下で知恵というのが低下してるとかはないのか?!」

「何を言ってるんだ! 腐っても鯛! いや、腐っても魔物だ! その本能や欲望はどこまで言っても残っているものだ」

「お主? 腐っても隊とはなんじゃ?!」

「隊じゃなく、鯛だ! 汚れドワーフ! そんな事より、しっかりとハンマーで攻撃しろ! お前の突破力も大切なんだ!」

「では、道中の露払いは拙僧の槍さばきを!」

「おうよ! 一気に瓦解させるのは任せろ!」

「キミって、鼓舞するの上手いよね! そういう所も──素敵よ!」

そう、言いながら弓を引いては耳長も遂に現れ始めた遠距離攻撃を仕掛けてくるリビングドールを射ち抜く。

「天使様! ありがとう御座います!」

「フォローは任せて! 王女ちゃん、奴らを近寄らせちゃダメよ!」

「はいっ!」

こっちも大丈夫そうだな。

感覚的に残りの階層は少ない気がする。

跨ぐ程に魔物は強くなるのが定説だ。定説通りだと、ここまで濃縮して来ているのだ。終わりは近い。

「後少しのはずだ! お前ら! 気を抜くなよ!!」

俺は一喝を入れては汚れドワーフの叩き崩した、リビングドールの包囲網を突き抜けては斬り込んで、活路を見出して行くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ