冒険7─スライム、スライム、プルルン、プルルン、ダッダーン!
「うん、無難。無難is無難。ちょー無難。ブナッシー!」
って、うんうん、変に独り言を呟いていたら、気付いたら隣りに居た冒険者パーティー…これは子供達中心なのか? の1団からのドン引きのご褒美の目をされてましたよ。
「スライム討伐ねぇ」
まぁ、隣のその子達も似たような物を剥ぎ取っている。
ま! 所詮はルーキー仲間と行ったところだ。
一緒に肩でも組んじゃう?
冒険者パーティー組んじゃう?
おや? なんか逃げってたぞ。
全くウブなんだから…ハハッ、周りの目もなんだか痛々しい奴を見る目をしてるぞ?
とりあえず、剥ぎ取ったスライム討伐依頼のクエストを受付嬢に渡しては承認して貰う。
うん、内容としてはスライムは気付いたら増えるようで、ま! あれだ、所詮は魔素というやつが渦巻く世界だ。それらが溜まったりしたら産み落ちるらしい。代表的なのは大きくなったらダンジョンみたいだな。
ダンジョン…冒険者をやり始めた身としてはヨダレもんだな!
いつか行ってみたいねぇ。
とりあえず話を戻すと、そんなスライムが街周辺に耕してる畑を荒らすから倒してくれという定番なやつだ。
近場! 報酬はまぁまぁ! 難易度はイージー! 怪我はここらへんのスライムはスライムの中でもピンキリの中の最弱! 子供が剣を振っても倒せるレベル!
うーん、いいねぇ。
さ、行こっか?
ルンルンと該当地へと俺はスキップで討伐に向かうのだった。
「アレがスライムねぇ。いや、まんまスライムだわ」
ぷるんとしていて。まるでドラク◯的なのを予想していたけれども、これはただの丸っこい感じだ。
なんか、可愛いなコイツ。
そう言えばペット枠で従魔にしていた奴がチラホラ居たような。
指導したら何でも食べるし、綺麗にも出来るしで、結構良いらしいんだよな。
「お前──お買い得なのか?」
「……」
倒すのもなぁ…いや、周囲には似たようにプルプルしてる奴が居るから倒すのは決定しているのだけれども、如何せん一人身としちゃ、確かに心細い気もしてなくはない。
ちょいっと酒に誤魔化して寝てた部分があるかと言われたら…うーん?
「ほれ、これでも食うか?」
「……」
とりあえず、お昼時に腹でも減ったらと思って、来ながら買ってきた露店のサンドイッチを渡してみるとプルプルと近寄って来ては器用に身体に入れつつ食べてるようだ。
──スライムが仲間になりたそうにしているようだ。
「おお! ファンタジー!」
やっぱりファンタジーやねぇ。
ほら、来なすった!
良い感じにYES、NOを選択出来るみたいだ。
なら、選ぶのはコレだな!




