冒険67─次の冒険地は。
さて、皆の衆しっかりと聞いて貰いたい。
「俺達の次の目的地だ」
「美味しい所がある所が良いわね!」
「天使様と旦那様が決める所ならば私はどこまでも着いていきます」
「拙僧は主の後ろを着いていくのみ」
あぁ、駄目だ。コイツらは駄目だ。自主性が無さ過ぎる。どうしたの? コイツらのこの感じは、駄天使の意見は意見そうで意見じゃない、ただの欲望だ。履き違えるなよ?
「おう、でも2つしか主にないぞ? 1つは元来た場所へ戻るルートだ。行先はエーゲだな。もう1つはグルっと迂回するルートだが、鉱石、後はアソコは熱気が凄いからな。コロシアムもあるのが有名か。ダンジョンもあるが、コロシアムだな。炭鉱と武器と鉱石、それが揃う場所、ドワーフが主に多い国、ドルネルだ!」
「えぇ〜、鉱石? 私はうーん」
「コロシアムですか、技術が磨かれますかね? 旦那様!」
「拙僧も気になりますな。海以外の場所というのも更に興味深い」
「お前ら、自主性あるじゃないか。とりあえずエーゲは無しだ。王女ちゃんの件もある。ウェストール国とは離れたい。そうなると、次の俺達の冒険地はドルネルだ!」
「えぇ~!」
「何、食べ物なら心配するな! アソコは酒が美味い!」
「「お、お酒ね(か……」」
俺と駄天使は同時に王女ちゃんを見てしまった。
「お酒ですか、楽しみですね!」
そして、ニッコリと微笑む王女ちゃんを見ては目を遠くしてしまった。
「急にどうしたのだ?」と、物騒僧侶は聞いてくるが、お前も1回味わえば分かるはずだ。その時に犠牲になるが良いと恨めし目で物騒僧侶を見ておく事にした。
それにしても、ギルドマスターは色々と良く知っているものだ。
「ハハハ! こう見えても冒険者上がりだからな! 後はギルドマスターになる際に、色々と知識と情報を教えられるからな。このくらいは最低限は押さえてるのさ! あぁ、後そうだ。向こうのギルドへも俺から紹介状をしたためておこうじゃないか。やっと、エドも上の役職が改めて再編されては龍神信仰に関しても、改めて龍神様のシンボルを本堂のを公開しては、その崇め方に関しても教えが浸透して来た所だからな。船が出るようになるのも後暫くだろうさ。2週間は掛からんはずだ。俺から用意出来るものはそれまでには準備しておこう。お前さん達も、それまでは観光するが良いさ!」
「それは良いわね!」と駄天使が喜んでる所、ギルドマスターが近付いて来ては「お前さん向けに夜の街もあるぞ? 街も落ち着いて来たし、感謝したいヤツも居るかも知れん。行ってみても良いんじゃないか?」と、囁かれては俺も少しだけワクワクしちゃうじゃないか。
「だ、ダメです! 物騒僧侶! 旦那様を取り押さえて下さい!」
「なっ?! 王女ちゃん、いつの間に背後に!?」
「了解ですぞ! 王女さま! 主よ、これも主の為に!」
「いや、お前の主は俺だ! 何故、王女ちゃんの話の方を聞く?!」
「主よ、これも運命というやつだ」
「あら? どうしたの?」
「天使様! 先程、ギルドマスターが旦那様に──」と、どうやらバッチリと聞かれていたらしい。
俺がその後、夜はお出掛け出来ないように見張られては、夜更けは必ず、2人に寝室までドナドナされるのは確定された瞬間だった。




