そうだ常に冒険には終わりがある!けれども、想いは何処までも続いていく!
「女神様ー! コチラ終わりました!」
「はーい! ありがとう!」
「女神様、またあの世界を見ているのですか?」
「うふふ〜。そうよー!」と、ニヤけた顔で世界を俯瞰している女神が此処に居る。
その世界は彼女に取っては大切で大事な宝物なのだ。
だからといって、他の世界をおざなりにしている訳では無い。
天使達もそれなりに雇ってはちゃんと運営も出来ているし、新進気鋭の女神としても憧れの目を天使達にも向けられているのだ。
「あっ、産まれたわね。では、加護をエイッ!」
ある日、天使にお小言で、女神様はあの世界には加護を与えすぎですと言われたが。大丈夫。怒られない程度に弱い加護だ。
それにあの子達はあの人との間に出来た大切な私を含めて仲間達との子孫だから。いつまでも見守ってあげると約束もしちゃったしね。
そう、昔を思い出すと未だに胸の辺りがジンワリと暖かくなる。
あの人と天界でも一緒に居たかったけれども、それは我が儘だと言う事。
輪廻の輪に還しては新しい生をあの人は送っている。
私は女神だ。でも、ただの女神ではない。天使としても女神としても愛を知っては愛を愛してる女神だ。
あの人は冒険はいつかは終わるものだと言っていたけれども、そうじゃないと私は思う。
今も私の心にはあの人との冒険と愛が宿っているし、あの世界にも私の書いた渾身作の書籍が未だに御伽噺としても、読み聞かせの絵本としても、絶大なベストセラーになっている。
「うふふ〜」
そして、私は今日もあの懐かしい世界をちゃんと見守ってからは女神としてのお仕事を始めるのだった。
Epilogue─Side女神。




