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冒険者になろう!【本編完結済み】  作者: 御伽ノRe:アル


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冒険118─冒険者になろう!

「では、コレでお前は王様となる」

「「おお〜」」と、周りからはパチパチと、まばらに拍手をされては祝いの言葉を受けるが、気分はちょっとした大きなホームパーティーだ。

うん、今のウェストールはその位疲弊してるのだ。

そして、ギルドマスターが俺を王様へと押しては王女ちゃんと結婚をしては王へと即位する。

そして王女ちゃんは女王ちゃんへとランクアップだ。

って、言ってみたけれども俺の心臓は今、一番バクバクしている。

結婚は一気に行われたからだ。

側室として、ポンコツ駄天使、耳長、ツンデレ聖女も一緒に娶ったからだ。

キスだってしちまった。あぁ、しちまったさ。今までは冒険やら、事件やらで言い逃れ出来ていたが、遂に俺の外堀は埋まってしまっていたらしい。

女王ちゃんの「旦那様」も今じゃ、ストンと俺の心に落ちてくる。

でも、まだ大丈夫だ。女王ちゃんの母上にも早く孫の顔が見たいと言われたが、まずは復興だ。

俺にはまだ逃げ口が出来ている。けれども、何故かそう言うと悲しそうな顔をされるのも、俺は無性に嫌だったので、全力で復興に努めてしまった。


しまったのだ。


俺は知らなかった。

愛する人には弱いと言う事を。

あぁ、何でもかんでもフル稼働で叶えていったさ。

俺にはなんせ、加護やスキルがバカ盛りだ。

建築関係のスキルや、鍛冶、何でも御座れだ。

錬金術も本場の人が顔負けのスキルだ。

初めて俺はチートを解禁したと言えよう。

それに人材は満ちていた。

知識は王女ちゃんが居るし、俺も前世の記憶がある。貴族はもう居ないので、議員制を取り入れては王政もある程度は残して、最終的には王に裁量権を持たせているが、議員は国民から選ばれる体制を敷いた。

教会に関してはツンデレ聖女が担当した。

改めて、自身の身の上からも孤児院を手厚く経営しては学業を学べる様に学び舎の経営も努めた。

騎士団に関しては物騒僧侶が働いてくれた。特別顧問として、人材を教育しては、その忠誠心を強く育ててくれた。

汚れドワーフはその鍛冶と建築様式の深い造詣から、俺の前世の知識を柔軟に受け取っては昇華して、ウェストールを見違えるくらいに発展させた。

耳長はエルフ国との国境を垣根を越えて、樹立させた。

そして、ウェストール王都の一部は森になってはエルフの自治区が生まれては外に出ているエルフ達の拠り所として、絶大な求心力を発揮させていた。

その影響もあっては人とエルフ、ドワーフ、その他の種族種達もウェストールは平等を謳ったのもあり、その垣根を越えては大いに進展することになった。

そして、駄天使は──ウェストールの地下には巨大ダンジョンが生まれていた。

それも、ウェストールの復興と発展の要ともなっている位だ。

そこの担当は駄天使に魔王と参謀、そしてダンジョンコアになった。

俺達の住まう王城の下にはもう1つの王城、魔王城が有るとは御伽噺にもなるようになった。

まぁ、真実の話なのだがな。


そして、もっと大切な事が。

子供が出来た。

駄天使との間には天使のハーフが、翼は隠せるようで安心した。

女王と、聖女の間にも出来た。

この子は普通の人としてだ。スクスクと育ってくれていて安心だ。

兄弟憎み合うことなく、仲良く生きてほしい。

耳長との間にはハーフエルフではなく、ハイエルフとして生まれた。

これは精霊王が祝福にわざわざ来られては祝福した結果らしい。

精霊王がテヘヘとしていたが、テヘヘではないだろう。

だけれども、ハイエルフとしてその生が長い耳長には良かったのかも知れなかった。


その後のビッグニュースとしては駄天使が駄女神にランクアップした事だ。

今回の事件は神界まで話が言ったらしかった。

ある日、魔王城で子供たちと遊んでいた駄天使にダンジョンコアを通して、他の神から事後報告と打診が有ったらしい。

駄天使の働き先のバカンスクソ野郎の神は謹慎中との事。そして、此度の功績を鑑みて異例の昇格として、担当世界として、この世界の女神になったとの事だった。すっごい偉そうにしていたから、ほっぺをムニムニしてやったが、可愛かったので、その後仲良くしたら、新しい生命が宿ってしまった。

ただ、今は俺が死ぬまでは共に死ぬ事はなく、それまでは天使なので、生まれてくる子もハーフの天使だろうと、安心して良いかは疑問だが、安心した。

天使生を終え次第、女神へと生まれ変わると言うことで、俺は引き続き、駄天使と呼ぶ事にした。


後は、後は何かあるだろうか──。

あぁ、子供達は子供は沢山作ってしまった。

いや、夫婦仲が良かったからと言ってくれ。

女神としての能力も生えた駄天使からは子供達は加護を受けては、時には龍神様や、精霊王からも気に入れられた子が居たら加護を授けられていた。

そして、旅をしたんだ。

そう、旅だ。あれが最期だと思ったけれども、家族旅行と称してまた、旅の跡をなぞる形で旅を皆でしたんだ。

楽しかった。


そう言えば、ある日、ちょこちょこと駄天使が書き物を始めていた。

印税生活のため! 子供たちの為よ! と大見得を切っては精力的に書いていた。

タイトルは【冒険者になろう!】だ。

だが、読み始めると内容が誰かと酷似している。

名前がボヤけていれば著作権もノーカンよ! と、この女神にもなる駄天使は言い放っていた。いいのか、このポンコツ具合で。

でも、何故登場人物に名前が無いかを聞いたら、それは読み手が主人公で、皆が思う、ヒロインや登場人物像を当て嵌めるのも素敵でしょ? とロマンチックに言ってきた。可愛いヤツめ。

出版されては子供達もキャッキャと愛読しては民にも諸外国にも置かれるくらいにはベストセラーになって、駄天使は誇らしくしていた。とりあえず、頭を撫でてやったら、キョトンとした顔とニヤけた顔が可愛かった。


あぁ、後は龍神と──また、呑んで──。

後は、精霊王。旅の先で、マリアージュのギルドマスターと呑み交わせて、あれは、楽しかっ、たなぁ──。


「おやすみ、キミ。後は私が生きている間はちゃんと世界を、そして子供たちを見守るから安心してね。大好きだよ、愛してる」


新ウェストール国王の最期は沢山の家族に囲まれ終わり。

その後は多くの参列者が訪れたことを、ここに明記しておく──。

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