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10/11

終わりなき道

支援活動が半年を超え、現地情勢は徐々に安定を見せ始めていた。

MORUチームは、撤退の準備を進める一方で、地元スタッフへの引き継ぎを急いでいた。



神崎は現地の若き医師たちと話す。


「君たちがこの地の医療を担う。

俺たちは次の現場へ向かうだけだ」


若き医師は強い決意を込めて答えた。


「先生方から教わったこと、必ず繋いでいきます」



だが、撤収命令が出た夜、

サーシャが神崎に告げた。


「ここでの活動が終わっても、医療の戦いは続くわ。

あなたたちの歩む道も、終わらない」


神崎は静かに頷いた。



出発の朝。

村人や患者たちが見送る中、Y-01は再び動き出す。

車両のエンジン音は、未来への鼓動のように響いた。



神崎は振り返り、静かに誓う。


「犠牲は絶対に出さない。

命を救う道は、どこまでも続く」


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