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ボクシング関連のエッセイ集。

新・私のエッセイ~ 第27弾 ~ ボクサー列伝(10):プリモ・カルネラ ~ 悲劇の「動くアルプス」

 皆さん、こんばんは! お元気ですか・・・?


 今宵は、本当に久々に、ボクシングの話題です♪


 今回、ぼくが取り上げるのは、


 元世界ヘビー級チャンピオンの『プリモ・カルネラ』。


 全盛時代には、「動くアルプス」とも称された、欧州を代表する巨漢ボクサーでした。


 以下、おなじみのウィキペディアより。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 プリモ・カルネラ(Primo Carnera、1906年10月26日 - 1967年6月29日)は、イタリアのプロボクサー、プロレスラー。フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州セクアルス出身。元世界ヘビー級王者。


人物

身長201cmで史上最も背が高い世界ヘビー級王者と喧伝されていたが、実際の身長は198cmだった。当時でも最も身長の高い世界ヘビー級王者はは201cmのジェス・ウィラードであった。

ボクシング時代の朝食について「オレンジジュースを1クォート(約946ml)に牛乳を2クォート、トーストを19枚、卵を14個、パン1塊、ハムを半ポンド」を食べると喧伝されていた。

ギャングと関わりを持っていた疑惑があり、1929年11月18日のヤング・ストリブリング戦、同年12月7日のストリブリングとの再戦は八百長試合と言われている。1930年4月14日にカリフォルニア州で行ったレオン・シュヴァリエとの試合も八百長試合と見なされ、カルネラはカリフォルニア州から追放処分となっている。1931年10月5日の「タイム」の記事では、カルネラに負けなければ殺すと脅されたとシュヴァリエが述べており、他にも1930年1月24日のビッグ・ボーイ・ピーターソン戦、同年1月30日のエルゼアル・リオックス戦、同年2月6日のカウボーイ・ビリー・オーウェンズ戦、同年6月23日のジョージ・ゴッドフリー戦が八百長疑惑があると書かれている。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 上記のように、カルネラの試合には、いつも「八百長」の疑惑がつきまとっておりました。


 彼が世界タイトルを獲った試合もそうです。


 1933年6月29日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・ボウルで世界ヘビー級王者ジャック・シャーキーに6回KO勝ちして王座を獲得・・・


 と、聞こえはいいのですが、実はシャーキーは、


 「暗黒街からの一声」でもって、カルネラを挑戦者に指名した、ともいわれておりますね。


 ようするに、「イタリアン・マフィア」。


 ・・・シチリア語 でいうところの、『コーサ・ノストラ』ですよ。


 (= イタリア語では、『コーザ・ノストラ』。)


 彼自身はギャングではありませんでしたが、彼を背後で操っていたのがね・・・。


 (※)あまり余計なことを書くと、ぼくの身に危険が及ぶかも。ヘタすれば、このエッセイだって、翻訳して世界中にバラまかれる可能性もあります。


 そんな彼も、


 のちに「真剣勝負」に挑みます。


 タイトルを奪われた、「マックス・ヘア」と、のちの名チャンピオン「ジョー・ルイス」との試合です。


 ベア戦のカルネラは、本当にかわいそうでした。


 何度ダウンさせられても、そのつど「王者の意地」で、がんばって立ち上がるものの・・・


 完全に、マックスに遊ばれてましたね。


 その模様も、このあと紹介します。


 このタイトルマッチは、「余興」としては面白かったものの、まじめなボクシング・ファンは、大いに腹を立てました。


 「ふざけるな! なんだ、このミス・マッチは!?」ってね。


 それでもね、


 この試合の様子を収めた映画は、世界中でヒットしました。


 カルネラは、いうなれば「張子はりこのチャンプ」でした。


 巨漢のわりには、体がよく絞れてシマッていて、筋肉も、なかなかのものでした。


 母語のイタリア語のみならず、英語も実に堪能な、インテリ・ボクサーでもあったのです。


 しかしながら・・・


 肝心のボクシング技術そのものは疑わしく、実にオソマツでしてね、


 満足に縄跳び練習もできないので、仕方なく彼は、


 ファンの前では、タキシード姿でカンガルーと「フレンドリー・マッチ」なんかをやったりして、よくお茶を濁しました。


 そして彼は・・・


 皆さんも想像するとおり、ボクサー時代のファイトマネーを、ほとんどマフィアに持っていかれていたそうです。


 ちなみにぼくの父は生前、「プロレスラー」に転身した彼のことをよくおぼえていて、よく彼のことをほめておりました。


 「カルネラはなぁ、引退してもがんばってたんだぞー。」


 てね。


 父も、大のボクシング・ファンでした♪


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 『Jack Sharkey vs. Primo Carnera 1 (12.10.1931) - Full Fight Colorized』

→ UP主様は、「Legends of Boxing in Color」様。:カルネラが、チャンピオンのジャック・シャーキーからタイトル奪取した試合。貴重な「カラーライズ・バージョン」です♪


 『REMASTERED! Max Baer vs Primo Carnera (14.6.1934) Full Fight & Build-up COLORIZED & speed correction』

→ UP主様は、「Legends of Boxing in Color」様。:これも、上記と同様、貴重なカラー版。カルネラが、マックス・ベアにタイトルを奪われた試合。試合途中から無音になりますが・・・。


 『Joe Louis vs Primo Carnera FULL FIGHT FILM』

→ UP主様は、「Cupitt Boxing」様。:のちの名チャンプ、ジョー・ルイスとの1戦です。カルネラ、負け試合でも、本当に根性があって、我慢強いですよね・・・。


 『Antonino Rocca vs Primo Carnera』

→ UP主様は、「GoldenAge2008」様。:レスラーになったカルネラの勇姿!!


 最後に、この映像も紹介しておきます。


 カルネラさんは、現役時代も・・・


 そして、引退後もずっとみんなに愛される、優しい紳士でした❤️


 『S5 Ep10 Primo Carnera, Boxing Champion and Gentle Giant』

→ UP主様は、「Your History Your Story」様。

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