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① オレたち
まずは、感謝をいうよ。
この話を読んでくれてよ。
まぁ、楽しんでくれ。
普通はよぉ、俺たちの素性をいうことから始めるんだけどさぁ、別に面白いストーリーを持って生きてきたわけじゃないから特にないんだよ。
朝起きたら、ニュースを見る。
俺の国でこんなことが起こってる。
実感が湧かないな。
政党が?
民主主義が?
株が?
賢いヤツにしか分からないことばっか言いやがって。
朝から涼しい顔して仕事してるテレビに映っている、爽やかと呼ばれる部類のやつを睨むことから1日がスタートするんだ。
許してくれよ。 爽やかテレビ君。 テレビに出てる宿命ってやつだ。 踏ん張れよ。
まぁ俺たちはこんな感じ。
オレたちのことはこう認識してくれよ読者ども。
「世界一のバカ野郎ら」ってな。