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神様なんていない

そして私達は、微妙な距離を保ちつつ薄暗い街灯の道を目的地へと足を進めていく。

この納涼祭も、毎年しーちゃんと行っているのに、今年は何だか全然違うように感じる。きっとそれは今年は……いや、今年から"トクベツな"納涼祭に変わったから。

今日、明日と催される私達の町の納涼祭は、住宅地から少し離れた小さな山の奥にある神社で毎年行われている。

"お稲荷さん"という愛称で町民に親しまれているこの神社は、その愛称の通り参道から境内にかけて沢山の狐の像が祀られていて、小さな頃はその狐の薄く開いた目の奥でジロリと私を睨みつける瞳が怖くてお稲荷さんに行くのがあまり気乗りしなかった。

しかし、まだ私達が小学校に上がる前だっただろうか、ある年の納涼祭の日にしーちゃんにその事を話したら、こんな事を言って私の狐の像に対するイメージを一変させてくれた。

"バカだなぁ。なんであんな怖い目をしてるか知らないの?あれねぇ、ぼくたちに悪い幽霊が付かないようにイカクしてくれてるんだってさ"

今思えば本当にそんな事があるのかは分からないけど、しーちゃんのその言葉のお陰で私はその時から神社のお稲荷さんが怖くなくなったのだ。

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