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Battle of Exorcist Ex1
幽世龍斗は高校生だ。
いつも通り「いってきまっす」と言って家を出た。
———————ここまでは、普通だった。
本題はここからだった。
家を出たとたんに俺は吹っ飛んだ。正しく表現すると、飛ばされた。
「くぅっ・・・」
——————息ができない・・・昨日と同じだ
しかしこの後の展開は昨日とは違った。
昨日はここで意識を失ったが、今日は痛みが治まっていた。気も失わなかった。
そして自分の体を見下ろしてみると制服はビリビリに破けてはいたものの体は傷1つついてなかった。
おかしいとは思ったが、それよりも俺を吹き飛ばした犯人の顔が見たかった。
そして、俺はそこで有り得ない人物を見た。
想像もしていなかった人物。
こんな事をする筈がない人物。
そこで俺の意識は途切れた。昨日と同じように・・・