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Battle of Exorcist
———————暗い、ここはどこだろう
周りを見渡しても闇一色
声を出したくても出ない
胸焼けが半端ない
苦しい 死にそう
———————俺の人生は、これで終わるのか
———————まだまだこれからだっつうのに
俺は、心の中で悪態をついた。それでも目の前の世界は一向に変わらない
齢十七歳にして俺は三途の川を見ている。自慢出来る唯一のことかもしれない
そんなことを考えながら俺は意識を失った。
覚醒、と言っていいほどすがすがしい目覚めだった。
まるで昨日のことが嘘のように、幽世龍斗は勢いよく
立ち上がった。胸焼けも、もう治ったようだった。
幽世龍斗の、いつも通りの生活が今日からまた始まる。
——————昨日のことが嘘のように