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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第4章 ~フラン包囲網、拡散~
215/283

片や戦場、片や平和

どうも、東方転妹録最新話です!



えー、今回は完璧なるキャラ崩壊を起こしておりますので、御注意ください!

……もうね、映姫さんまで壊れちゃったよ……(笑)


因みに、本作のフランはCぐらいの大きさのつもりです!(何がとは言わない)



それでは楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪

ーーーーー同刻、紅魔館の一室。

ーーーーside レミリア



フランを泣かせたのは誰だったろうか?

……そうだ、私だ。 フランが私室を一緒の部屋にする約束を延期したどころか、延期した翌日、しばらくは出ていかないと約束した翌日の朝にはフランが家出していったことに怒ってしまった私だ。

もちろんフランが家出したことに怒ったのは私だけでなく、あの時玉座の間にいたルーミア、ぬえも同じだったけれど……。



「……ねぇさとり、理由はあったとはいえ私はフランに諭すための順序を間違えてしまった。 そのために泣かれてしまったわけよね?」


「……えぇ、順序を間違えてしまったがためにフランを不安にさせ、泣かれてしまったのは事実です」


「……じゃあ、私はフランに順序を間違えていたことを謝り、その上でどうして怒っていたのか諭さなければならない。 そうよね、ルーミア?」


「うん、それはとても大切なことなのだー」



前日の一件のせいで、『傷心中のフランさんを癒すため、女性としての包容力(つまり胸と母性)を持った方以外ここにいてもらいます!』という射命丸の鶴の一声により一室に閉じ込められた私達。

私の両隣にはさとりとルーミア、そしてさとりを挟んで反対側にはこいし、萃香、小傘、チルノ、大妖精、てゐ、鈴仙、輝夜、妹紅と続き、ルーミアを挟んだ反対側には封獣、洩矢、八雲紫、妖忌、ナズーリン、ムラサ、パルシィ、椛、河城と続いている。

各々の様子はといえば……まぁ、言わずもがなだろう。

ここにいる面々は、要は『お前は女性としての包容力を持たない(胸が小さいか母性の欠片もない、或いはその両方)!』と言われたも同然。

一部を除けば、大体の者は『女性としての包容力(何度でも言うが、つまり胸と母性)』を持つと判断された選ばれし者達と自分を見比べ悲しみの底に叩き落とされている。

因みにそれ以外の一部の面々とは、男である妖忌、おバカ故に『母性って何?』と言ってのけたチルノ、『確かに、父性はあっても母性は持ってないかなぁ』と訳の分からないことをのたまう洩矢の三人である。



「……見張りは三人、その内の二人は良いとしても…………」


「……逃げ出す気ですか、レミリア? 慧音さんと雛さんはともかく、『あの方』は抜けきれるか分かりませんよ?」


「……ここで手こずれば、他のフランを独占している奴等に気づかれるのだー」



私は、これからフランと大切な話をしにいかなければならない。 昨日の今日だからこそ、きっとフランにちゃんと伝わるはずだからだ。

……しかし、その為にはこの部屋にある唯一の出入り口である扉の前に佇む三人ーーーー上白沢慧音、鍵山雛、そして四季映姫を突破しなければならない。

さとりとルーミアが言うように、他の二人はともかくとして四季映姫は真っ正面からぶつかれば流石に手こずる相手だ。

今は三人で談笑しているようだけれど、時折こちらをキチンと見ている辺り不意討ちは出来ないだろう。

そしてこちら側ですぐに動けそうなのは私とさとりとルーミアのみ…………こいしはフランに負けていることを地味に気にしていた『胸が小さい』事実を突きつけられ落ち込み、封獣は『ずっとフランの世話焼いてきたのに……』と落ち込み、すぐには動けまい。



「……仕掛けるわ。 さとりは鍵山雛を、ルーミアは上白沢慧音を抑えて頂戴」


「……閻魔を一人で抑え込めるのですか? ルーミアを当てるべきでは…………」


「……さとりの言う通り、私の方が確実だと思うのだー」


「……残念だけれど、ね? 今の私はフランと話したいという気持ちだけじゃなく、別の気持ちもあるのよ…………」


「「……?」」



忘れはしない、忘れられるわけがない。

だってそれはつい最近のこと、フランと一緒に地底への穴を掘っていた時のことだったのだ。

そして今回、射命丸を筆頭とする面々の勝利の余韻に満ちた表情を見せられた時に私はその時の気持ちを思い出した。

……胸が小さいことの、死ぬほど辛い屈辱を噛み締めさせられる気持ちを。

そして、特にその気持ちを強く思い出させたのは…………!



「……他の二人と違って特に遠慮もなく余裕の表情を見せたどころか、鼻で笑われた屈辱…………必ず返すわよ四季映姫ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」


ーー『スピア・ザ・グングニル』


「……レミリア!? ルーミア、私達も行きますよ!」


ーー『想起、スピア・ザ・グングニル』


「よーし、覚悟するのだ乳お化けぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」


ーー『ダーインスレイブ』


「っ!? 反乱です! 御二人とも構えてください!」


「「了解!」」



飛び出した勢いそのままに右手に構えたグングニルを全力で四季映姫の胸に向かって突き出す。

しかし全身を一本の引き絞られた矢へと変え、心からの恨みを乗せたその一撃は惜しくも閻魔の持つ尺に受け止められてしまった。

さとりの振り抜いた想起グングニルも鍵山雛の妖力弾に軌道をそらされ、ルーミアのダーインスレイブも上白沢慧音が構えた剣に受け止められている。

……そして何よりも恨めしいことに、四季映姫達が各々私達の攻撃を受け止めた瞬間に目の前でたわわに実った三対のメロンが揺れていた…………。



「その胸ぇぇぇぇ!!!! 絶対にえぐりとってやるわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


「ふん! 自分に無いからと他人を僻み、その上傷つけようとするなど許されることではありません!! そんな姿勢だからこそフランさんのように育たないのですよ!? む・ね・が!!!!」


「こぉぉぉぉぉぉぉぉぉの!!!!!!!! 糞閻魔ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」



フランに胸の大きさが目に見えてわかるほど負けている…………その事実をおもいっきり突き付けてくる閻魔が、最早私には生涯を掛けてでも潰すべき相手に見えた。

既にさとりとルーミアの様子など目に入っていない。

今私の目に映っているのはただ一人……私の怨敵のみ!



ーーガキッ! バカァッ!! ズギャァァァ!!!!


「知っていますか? フランさんの胸が如何に弾力がありながらも柔らかいか、そして程よい大きさで掌の中にちょうど良く収まる瞬間の快感を! あれは世知辛い世の中を渡り歩く私の癒しです!!!!」


「貴様ぁぁぁぁぁ!!!! 何時!!!! 何処で!!!! 誰の許可を得てフランの胸を触ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!?」


「以前!!!! 白玉楼で!!!! 私の腕の中で寝ているフランさんの許可を得て触りましたよ!!!!!!!!!!」



……もう、もうこいつは遠慮なく殺せるだろう。

あの純粋で幼くて天然で可愛いフランの胸を実質無許可で触って堪能していたのだ。

そんな羨まし…………こほんっ、変態っぷりを発揮する奴を、フランの近くに残しておくわけにはいかない!



「我が命と誇りの全てを掛けて!!!! 貴様だけは殺す!!!!!!」


「ふふっ! やれるものならばやってみーーーー」


「ーーーー貴女が良くて、どうして私がダメなのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!?」


ーードガガガガッ!!!!


「なっ!? ぐうっ!!」



グングニルと尺を交える私と四季映姫の間に割り込んできた者ーーー八雲紫の戸惑いと恨みが籠った弾幕が四季映姫だけを的確に襲う。

恐らく八雲紫は家事が出来ない=母性がないと判断されてこちら側に送られたのだろうけれど……今は使えるようになった貴重な戦力、私から理由を告げて絶望に落とすのは愚策のはずだ。

むしろこのまま、八雲紫のように恨みで皆が立ち上がってくれれば、その分こちらが有利になれる。

……そして、胸があってババア臭いだけの勘違い女郎共に怒りの鉄槌を下すのだ!



「くっ! しかし二対一であろうと、私はそう簡単には負けまーーーー」


「ーーーー私もいることを忘れちゃダメだよ!」


ーースパァンッ!!


「三人目!? 指導者が現れたせいで復活してくる者が現れ始めましたか……!」



無意識を使っていたのか、突如四季映姫の真横に現れ飛び蹴りを食らわせるこいし。

咄嗟にこいしの攻撃に気付いた四季映姫によって腕で受け止められていたけれど、四季映姫を焦らせるのには十分だったようだ。

そして四季映姫の言葉を聞きながらふとさとりとルーミアの方へ視線を走らせると、さとりの方には椛、河城、パルシィ、ムラサ、ナズーリンが加勢し、ルーミアの方には妹紅、輝夜、鈴仙、てゐ、大妖精、萃香が加勢をしている。

……どうやら、皆、ほぼ恨みと怒りで復活したらしい。

これならば此処を突破するのは楽に済むだろう。



「……さぁ、その胸を削ぎ落としてやるから、早くフランへの道を開けなさい!!!!」



……私達の快進撃が、今始まる!



























ーーーーー同刻、紅魔館広間。

ーーーーside フラン



文お姉さんと一緒に顔を洗い、途中でまた星と話してから広間に戻ってきた私。

今は妖夢は幽々子さん、私は幽香さんに抱っこされて椅子に座り、一輪さんと小町さんが作って勇儀と永琳さんが運んでくれた朝食を食べている。

……正確には、やたらと甘やかしてくる幽香さんと白蓮さん、そして藍さんによって食べさせてもらっているんだけどね。

因みに妖夢も幽々子さんと勇儀と永琳さんに食べさせてもらってるよ!



「ふふっ、どう? 美味しいかしら?」


「うん! とっても美味しいよ!! でも……一輪さんと小町さんは、朝食食べないのかなぁ?」


「あぁ、二人なら星と合流して会議の様子を見に行ってから食べるそうだ。 だからフランも安心して、沢山お食べ」


「はーい!」



ここ最近忙しかったから、こんなに穏やかな朝は久しぶりかも……!

やっぱり平和って一番だよね!





ーーーーー

以上、虚しい戦場&お姉ちゃんハーレムのフランと妖夢回でした!



……もう前書きで言った、フランはCぐらいの大きさのつもりというのも分かりましたよね?


えっ? 他の皆(主にレミリア付近)……?

……察してくだs(ピピピピピチューン!!!!



それではまた次回にてお会いしましょう!

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― 新着の感想 ―
[一言] 死んでる死んでるwww 作者言動気を付けてw
2021/05/13 00:46 風鈴月桜花
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