表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第4章 ~フラン包囲網、拡散~
212/283

家出娘、改心……?

どうも、東方転妹録最新話更新です!



まず、昨日は更新できずにすみませんでした!

昼から自衛隊のコンサートを聞きにいって、そのまま友人とドライブ…………気がつけば帰りついたの深夜12時orz

本当に、ごめんなさい。



さて、今回は家出娘フランが遂に改心(?)しますよ!

それでは楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪

ーーーーー数分後、魔界(法界内部)。

ーーーーside フラン



 果たして、結界に空いた穴の先でどこか呆れたように苦笑しながらも左手にさとりをぶら下げる黒い少女に勝てる者は、この世界にどれほどいるのだろう?

唯一神と呼ばれ崇められている大いなる神か、はたまた妻に嫉妬されながらも女遊びをやめられない神の王と呼ばれるゼウスか、或いは(御姉様が聞いたら鼻で笑うけど)悪魔の王と呼ばれるサタンか、それともどこかにいるかもしれない人間の勇者か……。

御姉様とさとりの後を追うように現れて数十秒、たったそれだけの時間であの御姉様への愛で暴走状態になっていたさとりを沈黙させるのだから、せめておなじくらいのことが出来る者でなければ相手にならないだろう。

何はともあれ、少なくともこの場にいるメンバーの中では一番強いのは間違いない。



「……でも、なんか悔しいなぁ……」


「んっ? フラン、何か言ったのかー?」


「う、うぅん! 何でもないよ、ルーミアは凄いなって言っただけだから!」


「そう? それなら嬉しいのだー!……それと、フランも十分強いのかー!」


「っ……!? むぅぅ……!」



私だって強く誇り高き吸血鬼だから、最強という言葉に憧れはある。

だからこそ、ルーミアの強さに羨ましさを覚えていたんだけど……見事にルーミアには見抜かれてしまったらしい。

そのことに思わず自分が赤面してしまったのを感じて、闇を司る割にはとても優しく明るい笑顔を向けてくるルーミアから顔をそらした。



「さて、さとりは御義姉様の上に捨てておくのかー。 フラン、私もそっちに行くのだー!」



本当にポイッといった感じでさとりを手放したルーミアが、結界に空いた穴を潜って私に近寄ってくる。

かつて御姉様を焼く炎に一緒に包まれ、ボロボロになっているジーンズの端を指先で摘まんだりしながら、私はその場に浮かんだままだった。

そして、ルーミアが私まで後少しのところに来た時…………。



「おっと! それ以上良い雰囲気にはさせな「「抜け駆け禁止ィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!」」い、って何っ!?」


ーービュッ!! バババッ!!!!


「もぉぉ!! 人の恋路を邪魔するやつは馬に蹴られて死んでしまえばいいのだー!!!!!!」



諏訪子が私とルーミアの間に割って入ってルーミアを止めようとすると、ほぼ同時にルーミアの背後から聞き慣れた二人の声と何かが風を切る音、そして妖力弾が数発撃たれた音が聞こえてきた。

普通に考えれば、諏訪子に一瞬気を取られたルーミアにとって背後から不意打ちされたなら痛い一撃な筈なんだけど…………そこはやっぱりルーミア、しっかりと文句を言いながら余裕を持って体を横にずらして攻撃を避ける。

ただ、今の状況ーーールーミアと諏訪子の間が体1つ分ぐらいしかない距離でルーミアが避けてしまえば、結果は1つ。



ーードスッ! ドドドッ!!!!!!


「ちょっ、グハァッ!!!?」


「す、諏訪子!? 大丈夫!!!?」



少しも防ぐ間もなく諏訪子に見事に雷を纏った槍の一撃と花の形をした妖力弾が炸裂する。

体を貫かれたりはしなかったみたいだけど、諏訪子はその場で体を丸めると悶えるように小刻みに震え始めていた。



「よっし!! やられた恨みは晴らしたよ!」


「やったねぬえ! ルーミアは逃したけど、これはこれで良かったよ!!」


「あー……二人とも、ほんの少し横を見た方がいいのかー」


「「えっ? 横?」」



私が諏訪子に近寄り背中をさすっている間に、諏訪子と面識、というか何かがあったのか、諏訪子に攻撃が当たったことに喜びの声をあげる二人の妖怪ーーーこいしとぬえ。

しかし、ルーミアが苦笑しながら指差した先を見たこいしとぬえは、次の瞬間には悲鳴をあげることとなった。



「横に一体何があるって「二人とも、歯を食いしばりなさい」言うの、さ……?」


「無益な喧嘩を売ってはいけません!! いざっ! 南無三!!!!」


ーードガァァァァァァッ!!!!!! メキョォォォォォォォッ!!!!!!



……訂正、声をあげることすら叶わぬほど吹き飛ばされた。

こいしとぬえが振り向いた先で良い笑顔を浮かべながら、その横に拳を構えていた白蓮が二人の頭の上にそれぞれ一回ずつ拳を降り下ろす。

まずはぬえ、降り下ろされた拳を唖然と眺めながら地上に撃ち落とされ、こいしはすぐさま逃げようとしていたけど白蓮の拳の速度には叶わず拳骨を喰らい、ぬえと同じように下に撃ち落とされていった。

……そういえば、さっき『超人聖白蓮』を発動してたっけ。

もしもさっきの一撃の時も発動していたなら…………後で二人の頭の上に氷を載せてあげよっと!



「全く……いきなり現れて無防備な者に攻撃するなんて、後で説法をしなくてはなりませんね」


「こいしとぬえ、今日はかなりツイてないのかー……」


「諏訪子、もう大丈夫?」


「う、うん。 背中を撫でてくれてありがとう、フラン」



さて、諏訪子も大丈夫そうだし、こいしとぬえは…………まぁあのままで、とりあえず早くルーミアにさとりを止めてくれたお礼を言わないとね!

あっ、それとどうしてここに来てるのかも聞いとかないと!!



「あっ、ルーミア! さっきはさとりを止めてくれてありがとね! それと、どうしてここに来たの? 御姉様と紫さんと藍さんには私と諏訪子だけで良いって伝えておいたのに…………」


「どういたしましてなのだー! それと私が、いや私達がここに来たのは……そこの人に、用がある人達がどうしても来たがったからなのかー」


「……そっか、来ちゃったんだね。 全く、しょうがないなぁ」



まぁ私だってあの人達が我慢できるとは思ってなかったし、きっとあの場の誰かが助け船を出すとは思ってたけどね。

……結界に空いた穴の先、そこから私とルーミアの会話を聞いたのか、最早気配を隠すことなくあの人達が現れて…………。



「「「「聖(姐さん)ーーー!!!!!!」」」」


「……えっ? こ、この声はまさか、あの子た「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?」」」」ち、って、あっ…………」


ーーームギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……!!!!!!



……長身の二人がいるのにも関わらず、私が丁度三人くらい通れる大きさしかない穴を四人で同時に潜ろうとしておもいっきり引っ掛かっていた。

驚きながらも飛び込んでくると期待し、四人を受け止めるために軽く手を広げる準備をしていた白蓮の手が虚しく宙に浮かぶ。

御姉様とさとりの件、こいしとぬえの件、そしてこの四人…………連続で発生する何とも言えない出来事に、場に微妙な雰囲気が流れ始めた。



「……まぁ、穴を広げればいいから、広げるのかー」


「えっと、私も手伝うね……」



……さて、とりあえずこれだけは言えるということが1つある。

































もう、ルーミアと一緒に紅魔館(おうち)に帰りたくなったよ……。





ーーーーー

以上、出落ち祭り&フラン改心(?)回でした!



……もうね、変なネタしか浮かばないのよね。

そしたらね、こうなったのよね…………なんかごめんなさいm(__)m


とりあえずさりげなくフランが可愛いからそれでよし!

周りの皆は気にしたら負け(笑)



それではまた次回にてお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ