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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第4章 ~フラン包囲網、拡散~
206/283

オーエン、それは悪夢? それとも……?

どうも、東方転妹録最新話更新です!



えー、まずは大変遅くなったことにお詫び申し上げます。

大⑨州祭、つまり福岡合同祭に本日行ってまいりまして、さらには東方音楽祭にも参加したためここまで遅くなってしまいました。

その上、疲労しきった状態で執筆したため、今回は何時も以上にノリと勢いだけで書いています。

……執筆しながら買ってきた13枚のCDを取り込んでいたのも原因だったり…………(チラッ




それでは楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪

ーーーーー十分後、???

ーーーーside フラン(?)



魔力や妖力とどこか似ている瘴気が満ち、薄暗く妙に赤黒い空。

草木もなく荒れ果てた大地は延々と広がり、視覚だけに頼っていては目的の人物である白蓮がどこにいるかも分かりそうにない。

そんな悲惨とも言える世界ーーー魔界を、私は返り血や焼け落ちた痕でボロボロになっている純白だった服を着て飛んでいた。



「えっと……フラン? その服をどうして着ているのかしら? そこの色ボケした主神はともかく、私や藍、それにレミリアさんには苦い思い出しかないのだけれど……」


「八雲紫、今の私はフランドール・スカーレットじゃなく『U.N.オーエン』!!!! 今回の目的を達成するには妖怪だと自明な存在は最後までいちゃいけないから、不安定な存在としていなくちゃいけないの!」


「まぁ、『U.N.オーエン』と名乗っていた時は新たな自分探しのようなことをしていたと言っていたしな……自分が見つかるまでは明確に定義出来ない存在だということで解釈して良いのだろうか?」



さて、皆こんばんは! 只今八雲紫と八雲藍、そして洩矢諏訪子と御姉様……こほんっ、レミリア・スカーレットと一緒に魔界を探索してるフラン……じゃなくて、U.N.オーエンだよ!

御姉様……じゃなくてレミリア・スカーレットが洩矢諏訪子を磔にした後、八雲紫に頼んで紅魔館にその場にいた皆で移動したの!

因みにこいし……んっと、古明地こいしは封獣ぬえの槍を本人に返させに行かせたよ!

もちろんちゃんと私の下着も取り返したもん!!

それで話は戻って、紅魔館で大切に仕舞っていたオーエンの服に着替えてから残りのメンバーと一緒に八雲紫のスキマで魔界まで来たんだけど…………魔界が広すぎて中々法界が見付からないんだよね。

それで今は洩矢諏訪子が神力と能力をフル活用して法界、引いては法界を構成する法力を探してくれてるの!



「うん、その解釈で良いよ! それにしても、法界、全然見つからないなぁ……」


「この瘴気 の中で異質な気配を探せば良いとはいえ、あまりにも広すぎるものね…………ところでフラン、何故妖怪はいたらダメなのか気になるところだけれど、明確に妖怪だと断定できる存在がいてはダメと言うなら、私達は何時『皆を連れて』帰れば良いのかしら?」


「だ! か! らっ!!!! 私は今はオーエンなの! 御姉……レミリア・スカーレットのバカ!!!! 分からず屋の頑固者!!!!!! それと私と洩矢諏訪子は残るんだからね!」


「ふぅん……? 分からず屋の頑固者、ね…………それなら分からず屋の頑固者らしくフランと呼び続けるしオーエンじゃなくてフランとして貴女を扱うわ。というわけで、暫く抱き締めるわよ!」


「あっ、ちょっ!? は、離してよぉ!!!? うぅぅ~……!!!!」



大分話は脱線してしまっているけど、そんなことは忘れて私を正面から抱き締める御姉……レミリア・スカーレットと、抱き締められている温もりに思わず陥落しそうになりながらも必死でもがく私。

自分と関係が近い相手の温もりと心臓の鼓動を感じると、例え抱き締められたことに抵抗していようと無意識のうちに心底安心してしまうとはよく言うけど、正しく今の状況がそれだった。

……うぅ、オーエンとしてじゃないと後で困るからオーエンになってるのに……!!!!

後で絶対に御姉様……えーと、レミリア・スカーレットはお説教だもん!!

絶対に、絶対に抱き締められたりしても誤魔化されないんだから!!!!!!



「あー……素晴らしい姉妹愛を見せ付けるのは良いんだけど、法界の気配見つけたよ? もう妖怪の皆は帰しとくの、フラン? 後、私にも後で抱き締めさせて! ついでに今度こそ私のモノにするから!!!!」


「あっ、ありがとう諏訪子! ……じゃなくて洩矢諏訪子!! それじゃあ法界の方には私と洩矢諏訪子だけで行くから、紫さん……こほんっ、八雲紫は御姉様と藍さん……じゃなくて! そうじゃなくてレミリア・スカーレットと八雲藍を連れて皆の所に先に戻っててくれるかな?」



な、何だろう……ちゃんと指示を出してるだけなのになんだか皆の視線がすごく優しいというか、暖かいというか…………うぅ、言い間違えなんてしてないもん!

御姉……レミリア・スカーレットに抱き締められてるのが心底心地好いなんて、全然そんなことないんだもん!!

それと諏訪……洩矢諏訪子は、後半言ってたことはしちゃいけないんだからね!?



「もう、フランのことを何と例えるべきかとんと検討がつかないが、本当に幸せな気持ちにしてくれるな…………紫様、ここは何も聞かず言う通りにしておきましょう。 これ以上は私の尻尾を持ってしてもフランが泣き出しかねませんから」


「そうね、フランに泣かれるのは嫌だもの。 それじゃあフラン……いえ、オーエン? 私達はオーエンの言う通り先に戻るけれど、これを渡しておくから何かあったらすぐに妖力を通して私達を呼ぶのよ? 特にそこの神様が変なことをしてきた時はすぐにね」


「あっ、う、うん! ありがとう紫さん!!!! ……じゃなくて八雲紫!!!!」



私がお礼を言うと、何故か、な! ぜ! か! 微笑みながら私を愛しげに見つめ、右手で頭を撫でてくる八雲紫。

そして八雲紫が私を撫でながら左手に持っていた御札を私に手渡すと同時に、おね……レミリア・スカーレットも私から離れて八雲紫の方へ移動した。

……決して、決して私を包んでくれていた温もりが無くなって寂しいとか思ったりしてないもん!!!!



「まぁ、私が頑固と言うならばフランも大概だものね。 今回は私が折れてあげるけれど、ちゃんと後でどうして妖怪がいてはダメなのか、説明して頂戴ね?」


「……なんだろう? 妖怪がいてはダメな理由、なーんか嫌な予感がするな」



どこか呆れたような、でも優しさと愛情が全く欠けていない雰囲気と視線で言葉を口にするレミリア・スカーレット。

その言葉を聞いた洩矢諏訪子が何かを感じ取ったようだけど、私は特に気にもせずに話を続けた。



「うん、ちゃんと後で説明するよ! それじゃあ紫さ、こほん! 八雲紫、レミリア・スカーレットと八雲藍、それに向こうの皆のことをよろしくね!! 私はもう行くよ!」


「えぇ、それじゃあ私達も行くわ。 ちゃんと無理をせずに、自分が決めたことをきちんとするのよ?」


「はーい!!」



私の返事と共に、八雲紫が背後にスキマを開いてレミリア・スカーレットと八雲藍と共にスキマへ潜っていく。

それを見届けた私と諏訪子……えー、洩矢諏訪子は一度顔を見合わせてうなずきあった後に、洩矢諏訪子が先行しながら法界の方へと向かい始めたのだった……。




ーーーーー

以上、(可愛い)オーエンが帰ってきた回でした!



うん、もうやけくそレベルだ今回(笑)

フラン(オーエン)が可愛ければそれでいい、うん、それでいい!


……早く休んだ方が良いかなorz



それではまた次回にてお会いしましょう!

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