495年も幽閉とか勘弁・・・
堪えきれず第二話連続投稿です♪
フランがチート化しますよ♪
そしてレミィ、勘違い祭りです(笑)
それでは皆さん、ゆっくりしていってね♪
ーーーーー四年後。
ーーーside フラン
はい、皆さんこんにちは!
私、フランドール・スカーレットは今年で四歳になったよ!!
二歳ぐらいになるまでは様々な黒歴史(精神は高校生なのにおしめ変えたり乳飲んだり)を残してきたけど、今では色んなことが一人でできるようになったんだ!
因みに言葉は吸血鬼のハイスペックのお陰なのか、英語をあっさりと覚えられたよ。
……口調は言葉の覚え始めに、まるで男口調だからとあっという間に矯正されました……。
そして、一人で動けるようになって言葉も覚えた私は魔道書を読みまくったの!
私は吸血鬼だから魔女じゃないけど、魔法使えたら便利だもん!
今では前の世界で見たパチュリーやまりさが使ってた魔法は使えるようになったよ!
……あんまり使う機会はないけどね。
因みにレーヴァテインも契約の魔道書を読んでたら契約できちゃった!
まぁ、まだ誰にも見せてないけど……。
後、御姉様はパチュリーとはまだ出会ってないから、私が読んでる魔導書にそこまで興味があるわけでもないみたい。
それでも私が気になるみたいだから、ちょくちょく様子を見に来るけどね。
ーーーコンコンッ、ガチャ。
「フラン? 入るわよ。」
「……あっ、御姉様!
えっと、どうしたの?」
「フランのために紅茶を持ってきたの。
それよりもフラン、幾ら妖力や魔力が多いといっても本ばかり読んでないで、もう少し運動したら?
御父様が体が弱くならないかって心配してるわよ?」
「確かにそうだけど……うーん…………」
……実を言うと、運動は影でこっそりしまくってます。
能力の発想を変えてみて、能力を使って『外の広い場所と私の部屋がショートカットで繋がってない状態』を破壊したら一発でスキマみたいな空間を繋ぐ事ができたんだよね!
同じように『繋がっている状態』を破壊したらスキマみたいなやつは消せたし、かなり便利なんだよ!
因みにこの応用で『私の吸血鬼としての弱点がある状態』を破壊したら吸血鬼の弱点である太陽の光や流れる水が平気になったの!
……つくづくこの能力はチートだと思うね、うん。
ともあれそのお陰で運動はしっかりできてるし、レーヴァテインや魔法、吸血鬼としての能力も使いこなせるようになったんだ!
幻想郷はまだ出来てないみたいだからスペルカードではないけど、スターボウブレイクやクランベリートラップも覚えたもん!
……ただ、オリジナルの威力の高さには驚かされたけどね。
それと人はまだ殺したことはないけど、流石に慣れないといけないと思って動物や他の怪物は沢山殺したよ。
始めはやっぱり慣れなかったけど、吸血鬼としての本能の影響なのかすぐに慣れちゃったの。
たいした葛藤をすることもなく、ね……。
本当に私ってつくづく人間やめたんだなぁ、って思う今日この頃。
「……とにかく、ちゃんと運動はしなさいよ?
私だってフランが心配なんだからね?」
「うん、ありがとう御姉様!」
あはっ、御姉様がデレたよ!!
本当に可愛いなぁ!
……ただ、これで妹だったら尚良いんだけど、妹は私だしね。
「……あっ、そういえばフラン。
ずっと気になっていたんだけど、フランの能力は何なのか分かる?
御父様と御母様は爆破する程度の能力じゃないかといっていたのだけれど……」
…………どうしよう?
遂にこの質問が来ちゃったよ……。
御姉様は自分の能力が何なのか分かってるけど、まだ制御できていないから能力に関して色々と不安なんだろうなぁ……。
そりゃ妹が能力を制御できずに自分が爆破されたらたまらないもんね。
……でも、本当のことを言ったら原作通り幽閉とかされるかもしれないし…………。
「フラン……?」
うっ!?
上目遣い+潤んだ瞳は反則だよぉーー!!!!
……うぅぅ、しょうがない、もし幽閉されそうになったら逃げよう。
「あ、あのね御姉様……。
私の能力なんだけどね…………その……」
「フラン、焦らないで?
ゆっくりでいいから、ね?」
だ、だから反則だってば御姉様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
「あ、あのね御姉様、わ、私の能力は『あらゆるものを破壊する程度の能力』なの……」
「…………えっ?」
「だ、だから、その、何でも破壊しちゃう能力なの!!」
「…………」
あっ、ど、どうしよう!?
御姉様が固まっちゃったよ!?
「…………フラン」
「な、何? 御姉様……」
ーーーギュッ…………。
……えっ?
私、御姉様に抱き締められてる?
「……フラン、今まで怖かったでしょ?
ごめんね、気づいてあげられなくて……」
「あっ、お、御姉様?」
ど、どうして御姉様が謝ってるの?
御姉様は何も悪くないのに……。
「その能力で誰も傷つけないために、できるだけ部屋にいたのよね?
……でも、寂しいから本ばかり読んでいたのよね……。
本当に、本当にごめんなさいフラン……ご、ごめ……グスッヒクッ…………」
……御姉様、好意的解釈してくれてる…………って、な、ななな泣いてるぅー!?!?!?
「お、御姉様、泣かないで!?
私は魔道書が好きで読んでたし御姉様がいつも会いに来てくれてたから寂しくなんてなかったよ!!!?」
あーーー!!!!!?
なんで半引きこもり生活してたのよ私はぁ!?!?!?!?
「フ、フラン……ヒクッ……ごめんね、ありがとう……グスッ…………私、もっといい姉になるから、これからずっとフランの側にいるから…………ヒクッ……」
「あっ、ありがとう御姉様、だからもう泣かないで?
御姉様が泣いてると、私も悲しくなるよ……」
……御姉様、本当に優しいなぁ。
でも、うぅ……どうやったら泣き止むかなぁ?
「……グスッ…………な、泣いてばかりいてはいい姉になれないわよね。
フランが今まで頑張ってきたんだもの、次は私が頑張らなくちゃ……!」
「お、御姉様……」
……どうしよう?
今さら能力制御できてるとか外で色々傷つけたとか言えないよね?
……えぇーい!! 今言わずして何時言う私!?
勇気を出さないと、御姉様ならきっと許してくれるはず……。
「あ、あのおね「フラン、御父様と御母様に会いに行きましょう。」え様……って、えっ?」
い、言えなかったぁぁぁぁ!?
ってか御父様と御母様に言うつもりなの御姉様!?
……うぅ、御父様なら当主として私を幽閉するとか言いそうな気がしてならないんだけど……。
せめて逃げ出す道を確保しておきたいなぁ。
「あ、あの御姉様……」
「大丈夫よフラン、御父様と御母様なら優しく受け入れてくれるわ……!」
あぁ、御姉様、せめて脱出ルートだけ確保させてください……!
ーーーーー
あぁ、やっぱり…………。
「なっ、どうしてですか御父様!!!?」
「フランが危険だからだ、レミリア。
それ以上でも、それ以下でもない」
「あなた……でも……」
「頼むエリー、分かってくれ……」
「御父様!!!!!!」
「落ち着きなさいレミリア、私の決定は覆らん……」
「……フランドール・スカーレットを地下へ幽閉する!」
あぁ、本当に勘弁してください御父様……。
ーーーーー
第二話どうでしたか?
見事にフランが環境制限を破壊しましたね♪
そしてレミィが暴走中です♪
さて、また次回お会いしましょう♪