学園編強制終了&帰宅&さとりラッシュ!!!!
どうも、東方転妹録最新話です!
えー、いきなりの更新ですが、ネタが沸いてきたので勢いに任せて書きました!
さとレミフィーバーです!
フランにフラグです!
それでは楽しんでいってください!
ゆっくりしていってね♪
ーーーーー数分後、小屋跡地。
ーーーーside フラン
よし、着替えも終わったし、気絶してる皆の荷物も回収できたね!
「それじゃあそろそろ帰ろっか!」
「そうね! 是非ともそうしましょう!! そして早くベッドに二人で行くわよフラン!!!!」
「そこに私も混ぜてください! スカーレッツ布団で、スカーレッツ布団で!!!!」
「えぇい、まとわりつかないでさとり!!!? 私はフランのために清い体のままでいないといけないのよ!!!!」
「あぁ、そんな殺生な……!!!?」
……ま、まぁこの二人は放っといて良いよね。
さっきからずっとこの調子だし、私の方まで来たら大変だもん。
さとりの御姉様を想う気持ちは分かるけど、なんだか独り身が虚しくなるから少しだけ勘弁してほしいなぁ…………。
「んっ、もう皆着替えは終わったのかね?」
「あら、着替えていたから都合は良かったとはいえ何処に行っていたのかしら、金目鯛さん?」
「風見さん、私は登竜門を登った鯛ではないのだがね…………? ま、まぁともかくだ、道徳の授業が出来なかったから、必要だと感じた人達の分手紙を書いてきただけだよ」
「でも、渡さないといけない人達は気絶してるのだー」
「そこは服に忍ばせておくさ…………と言っても流石に男が忍ばせるわけにはいかんから、フランくん、頼めるかね?」
「うん! 服の間に入れておけばいいんだよね!」
少し申し訳なさそうな清さんから五つの手紙を受け取り、便箋の表に書いてある名前の通りに気絶してる皆に振り分ける。
紫さん、幽々子さん、妖夢、文お姉さん…………そして、最後の1つ。
「あれ? これは…………私の分?」
最後の1つの手紙の便箋、そこには『Frandoll君へ』と書かれていて、それが私宛の物だとハッキリ示していた。
「えっと、これは今読んでもいいのかな?」
「あぁ、君宛のは是非とも寅丸さんと一緒に読んでもらいたいから、まぁ後で読みなさい」
「星と…………?」
「少しだけ寅丸さんと話す機会があったからね、その時ふと思ったことがあったまでさ…………。さて、それじゃあそろそろ皆を運んでいくといい! 私は小白君達を運んでおこう! 」
ほんの少しだけ含みを持った表情から、すぐにさっきと同じような明るい表情に切り替えて帰宅を促す清さん。
そんな清さんを暫し眺めた後、私はいそいそと手紙を懐にしまった。
……因みに文お姉さんと椛と紫さんと藍さんと慧音さんを萃香と萃香の分身が、幽々子さんと妖夢と妖忌さんを幽香さんが、星を勇儀が、小町さんを美鈴が、こいしをルーミアが、ぬえを私が運ぶ手筈となっている。
御姉様とさとり?
さとりが求愛モードな時点で御姉様は手一杯だし、さとりは求愛で手一杯だからどうしようもないよ。
後映姫さんは小町さんを抱えようとしたけど体格差が大きすぎて無理だったみたい。
「それじゃあ清さん、今日は色々と迷惑を掛けてごめんなさい! また今度は、平和にお土産を持って遊びに来るね!」
「まぁそっちから紅魔館に来ても、歓迎させてもらうわ。 フランが前世からとても世話になっているようだもの」
「それはありがたい! まだまだフランくんも気になることがあるだろうし、今度小白君達と共にうかがわせてもらうよ!」
御姉様と私の提案に心底嬉しそうにしてくれる清さん。
そこで暫く笑いあった後、遂に帰路に着くことになった。
「それじゃあ勇儀達、皆を頼むのかー!」
「おぅ! 任されたよ!!」
「フラン、既に何回か言っているけど、また私の家にいらっしゃい? 新鮮なサラダを食べさせてあげるわ!」
「うん! ありがとう幽香さん!! それじゃあ皆、またね!!!!」
「さぁレミリア! もうすぐ至福の時ですよ!」
「さとり…………貴女、何を言っても割り込んでくるつもりなのね……。 さっさと地底に突っ込んでおくべきかしら?」
「私としてはそれがありがたいですね。 あっ、それと遅れましたが、暫く御世話になります」
「あぁ、こちらこそさとりのことをよろしく頼むわ。 それと、こいしのこともね?」
ここで別れる勇儀達や清さん達より先に帰宅し始める私達と映姫さん(と担がれてる小町さん)。
まだまだ日が昇っている中、私達はゆっくりと青く少し肌寒い空を飛んでいった……。
ーーーーー数時間後、紅魔館エントランス。
ーーーーside レミリア
何だかとても久々に感じる我が家…………紅魔館に、遂に帰宅した。
しかし私の頭にあるのは全く別のこと、それを成さねば私は発狂できる自信がある。
「そこのメイド、一応館の客室を掃除し直して頂戴。それと美鈴は応接間に閻魔を案内してあげて、担いでる奴はソファーにでも寝かせていて頂戴。 そうそう、客室が掃除し終わったらメイド達は美鈴に知らせて、客人を案内しなさい。 閻魔達も、疲れているだろうから少し休むといいわ…………さて、このくらいかしらね」
「御姉様、いつもよりテキパキと指示出してるね? 何だかちょっとカッコいいな!」
「確かに、ここまでしっかりとしているとは私も予想外でしたね。 御言葉に甘えても大丈夫なようですし……」
「……まぁ、心の内ではフランに褒められたことが嬉しい気持ちとこれからの「さとり、これ以上余計なことを言うならその口塞ぐわよ?」こ、と…………」
「あっ…………!」
んっ? 今私変なこと言ったかしら?
何故かフランとルーミアがまるでやらかしたとでも言う様にこっちを見ているし、閻魔や美鈴も様子が可笑しい…………さとりは、固まってるわね?
「……えっと、そ、それじゃあ先にこいしとぬえを運ぶのだー!」
「う、うん! それじゃあ御姉様、またね!」
「それでは四季さん、御案内いたしますね」
「えぇ、よろしくお願い致します。 …………レミリアさん、頑張ってくださいね?」
「え、えぇ……? ゆっくり休んで頂戴…………?」
まるで蜘蛛の子を散らすように急いで去っていくフラン達。
気付けばメイド達も姿を消していて、エントランスには私と、何故か俯いているさとりだけになっていた。
「それじゃあさとり、私達も行きましょうか…………さとり?」
「………………」
「ど、どうしたのさとり? どこか悪いの?」
何度呼び掛けても返事は返ってこず、ひたすらに俯き続けるさとり。
流石に心配になって来た頃、ようやくさとりが俯いていた顔をゆっくりと上げた。
「あぁさとり、大丈「レミリア、私の口を塞いでくれるんですよね?」夫……って、えっ?」
「余計なことを言えば、私の口を塞いでくれるんですよね?」
「い、いや、もうその必要も無いと思「それでは今からフランを(性的に)全力で襲ってきます!!!!」う、ってそんなことさせるわけないでしょう!? それは私の特権よ!!!!」
何だかよく分からない様子のさとりが放ったフランを襲う宣言に、流石にそれを見逃すことはできないと両手を広げて道を塞ごうとする私。
……しかし、この行動が自分を追い詰めることになるとは思いもよらなかった。
「ふふっ……そこっ!!!!」
「えっ!? さ、さとり!? 一体何を…………!」
「ふふふふふっ、さぁしっかりと捕まえましたよレミリア? せっかく両手を広げて私が飛び込んでくるのを待ち構えていてくれたんですから、こちらも誠心誠意込めて絶対に離しませんからね!」
「はぁぁっ!!!? ちょっ、それは違っ……!!!!」
私が両手を広げてフランのところに行かせないようにしたのをどう勘違いしたのか、私に全力で抱き着いてきたさとり。
……いや、勘違いしたんじゃなくて、もしかして最初からこれが狙いでフランを襲う宣言をしたのかしら?
だったら私はまんまと…………の、能力を使っておくべきだったわ……!!
「さてレミリア、私は先程余計なことを言いました。 ですから、分かっていますね……?」
「ななな何を分かれって言うのよ!? 第一さっきの発言は私を煽るための嘘なんでしょう!!!?」
「いえ、フランを襲うつもりなのは本当ですよ? ただ、レミリアを(性的に)愛した後で、ですけどね!」
「フ、フランを襲わせるわけがないじゃない! それとさっきから余計な副音声が……って近い近い、顔が近ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!」
どどどどうしてさとりは顔をどんどん近付けてくるのよ!?
ってあぁ! 翼を第三の目の触手に絡めとられたぁ!!!?
……ひっ!? い、息が、息が当たる位置まで来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!?
「……さぁレミリア、今ここには誰もいませんし、二人でゆっくり楽しみましょう?」
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!? フ、フラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!」
ーーーーー
とある紅い館で、館の主の必死な悲鳴が響き渡った。
しかしそれを聞いた館の者達はいつものことだと聞き流し、助けを請われた主の妹は『二人とも仲がいいなぁ』と思いながら抱えていた親しき友である鵺を寝台に寝かしつけていたそうな。
ーーーーー
以上、さとりがすべて持っていった回でした!
……さてさて、レミリアは次回まで生きているでしょうか?(笑)
まぁ、フランフラグは回収しますけどね!
それでは又次回にてお会いしましょう!