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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第3章 ~デンデンデデデン地霊殿!~
150/283

これぞ青春!?

どうも、東方転妹録最新話です!



今回は…………さて、いきなりな展開過ぎて色々おいてけぼりな感じですね。


……オリキャラの暴走が止まらない止められない…………!



それでは楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪

ーーーーー数十分後、外れの古び『ていた』小屋。

ーーーーside フラン



一部黒煙が見えることを除けば雲ひとつなく晴れた空、清さんの神力で見た目は綺麗に整えられた教室、前世で何故か席替えの度に毎回座ることとなった窓側最後尾の私の席。

ふと周りを見渡せば、隣には小白がいて真面目に教科書を取り出しており、前では雀がのんびりと伸びをしていた。

龍太は私の斜め前の席で机に突っ伏していて、玄気は小白の一つ奥の席でノートに何かを書き込み始めている。

……そして教室に散らばった皆の様子と言えば、龍太の前に座るルーミアが教科書を見て固まり、同じく雀の前に座るこいしがルーミアと同じように教科書を見て何かを感じたのかガタガタとその華奢な肩を震わせていて、玄気の前に座るぬえは何がなんだか分からない様子でキョロキョロとしていた。

また白玉楼から呼び出された勇儀、萃香、文お姉さん、椛、紫さん、幽々子さん、妖夢、そしてさっきからずっと一緒にいた小町さんが『生徒』として教室を埋めている。



「よし、一時間目は数学Ⅱだったね。 教科書とノートもあるし、筆記用具もよしっと!」


「おっ、ちゃんと用意しているな? 以前は龍太の様に早々突っ伏していたが……うむ、良い習慣が身に付いたんだな」


「エヘヘッ、小白は前からちゃんとしてたもんね!……そういえば、この制服はどこで用意したの?」


「あぁ、黄龍様がデザインして私と雀で作ったのさ。 サイズは色々揃えたから『皆』ちゃんと合うサイズの物があってよかったよ」



そっかぁ、何故か此処に着いていきなり着替えさせられた紺色のセーラー服って小白と雀の手作りだったんだね!

白のラインに赤いスカーフもちゃんと付いてて、本当に色んな意味で懐かしいや!

……決してデザインした清さんに不満はないよ?

前世の時も一部じゃこのデザインのセーラー服あったもん。

あっ、そういえばこれが一番聞かないといけないんだった!



「ねぇねぇ小白、もう一つだけ聞いていいかな?」


「んっ? どうしたんだフラン?」



これは、これだけは聞いておかないと私でもぬえみたいに何がなんだか分からなくなりそうだからね。

本当に、どうして…………



「……どうして、いきなりこんな状況になったの?」


「あぁ、そのことか。 それならただ単にーーーー」







ーーガッ、スッパァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!


「ーーーさぁ生徒諸君!!!! 今日も1日青春を満喫しようではないか!!!!!?」







「……黄龍様の強い希望だよ。 あっ、私達はただフランと一緒にいたかっただけというのは覚えておいてくれ」


「……うん、よくわかったよ。 清さん以外、誰も悪いわけじゃないんだね」



…………いやまぁ、うん、どうせどうしようもないんだし沢山満喫しちゃおっと。

生徒側の見た目の年齢的に学年が揃ってないよねとかツッこんだりしたら負けなんだよね、きっと……。




ーーーーー



「さて、それではこれよりHR(ホームルーム)を始める! 委員長、号令!」


「この場合、委員長とはきっと私なんだろうなぁ…………起立、きょうつけ、礼、着席!」



小白の小さなぼやきが聞こえてから数瞬、前世で慣れている私や小白達は良いとしてそれ以外の皆は戸惑いながらも私や小白達の動きに合わせて号令の動作をしていた。

……これ、私や小白達は良いけど紫さん達は絶対説明がほしいよね?

私の能力で作り出した空間の歪みから清さんに引きずり出された紫さんに、その紫さんからスキマでここに連れてこられた皆は本当に質問したがってるのがすごくわかるくらいソワソワしてるもん。



「それでは今日の連絡を……」


「少し待ってもらえますか? 質問させてもらいたいのですけれども」


「ん、何だね八雲くん? 気になることがあるならなんでも私に質問しなさい」



うわぁ……清さん、とても頼もしくて優しい教師になろうとしてるけど、今の紫さんにそんな返事をしたら幾らなんでも紫さんだってイラッとしちゃうよ?

紫さん、『八雲くん』って言われた瞬間、頬がひきつってたし。



「そ、それでは質問させていただきますが、どうして私……いえ、私達は突然ここに連れてこられたんですの? それに藍や風見幽香達の姿が見えませんが……」


「ふむ、ではまず一つ目の質問から答えていこう。 何故君達がここに連れてこられたかだが、これは私がフランくんや小白くん達だけでなく、その周囲の皆とも青春の日々を歩みたいと強く思ったからだ! 何やら『レミリア先生』や『古明地先生』、『四季先生』の込み入った話が終わったようだったのでこの機を逃す訳にはいかんと感じて即実行に移したのだよ。 因みに君達が着ている制服はそこにいる小白くんと雀くんが一生懸命作ってくれた! さらに万が一制服が破れたりしても各サイズは予備が5着ずつ以上あるから安心するといい!」


「話が終わった途端に着せ替えられたのって、事前に部下に用意させてたのかー…………それにしても、『レミリア先生』……?」


「青春の日々ってなんだろう、フランなら知ってるのかな?…………そういえば『古明地先生』って、やっぱりお姉ちゃんなのかな……?」


「あー、なんなのよこれ? 『私が強く思ったから』って、訳分かんないよ…………『四季先生』って、もしかしてあの説教好きな奴?」



……もうなんていうかね? ほんっっっっっっとうに呆れるようなことを清さんにしてほしくないんだけどなぁ…………あの地味だけどさりげなく人気があった教頭先生が、実はこんな痛い人だったなんて知りたくなかったよ……。

それに『先生達』って、ルーミアにこいしにぬえがポツリと言ってるみたいに、やっぱり…………。



「あ、あ、ありがとう、ございます…………! そ、それでは、二つ目の質問の答えは何なのでしょうか……?」



あぁ、紫さん、あまりにもしょうがない理由に最早イライラが抑えきれてないや。

思いっきり拳を握り締めてるもん。

……でも、御姉様達が先生ってことは今この場にいないメンバーもきっと…………。



「それは『藍先生』や『幽香先生』達にも先生をしてもらっているからだ!」


『『『『えっ…………?』』』』


「や、やっぱり…………」



確かに藍さんは慧音さんと仲が良くて子供も好きだし、幽香さんも優しいもんね。

妖忌さんも妖夢に色々と教えてきた訳だし…………でも、それだと紫さんや幽々子さんは……ううん、何も考えてないよ?

決して変なことは考えてないもん!



「……ど、どうして私や幽々「先生! もうそろそろHRが終わる時間じゃないですか?」子まで、ってフラン!?」


「おぉ、思わず長く話しすぎていたな! とりあえず朝伝えることはこれで以上だ! 皆、今日も1日青春を謳歌するんだぞ!!!!」


「『今日も』って、今日が初めてじゃないのかねぇ……?」



紫さんごめんね、ここでキレたら余計に清さんが調子に乗っちゃうと思ったの。

それにしても勇儀もやっぱりそう思うよね、本当にいきなりだったんだし…………。

……あぁ、頼むから…………



「……無事に済むと良いなぁ…………」



せめて、清さんがこれ以上暴走しませんように……!





ーーーーー


以上、どうしようもない黄龍の暴走回でした!



……まぁ元々ほのぼのギャグラブコメですし、急な展開でもいいですよね?


大⑨州行ってきたテンションでしたし、しょうがないですよね?


今年はフラン買ってフラン買ってフラン買ってレミィ買ってフラン買ってさとり買ってフラン買ってこいし買ってフラン買って、レイヤーの撮影に回ったけど、次回は自分も幽香コス持ってこようとか浮わついた気分でしたししょうがないですよね?



そ、それではまた次回にてお会いしましょう!

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