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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第3章 ~デンデンデデデン地霊殿!~
140/283

やっぱり変わらない純粋さ

どうも、東方転妹録最新話です!



始めに、更新時間に間に合わずに本当にすみません!

テスト勉強をしていたら気付いたときには…………「9:27」。


それでは楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪





あっ、新キャラ3人出ます!


ーーーーー現世、朝、高等学校。

ーーーーside 誠


さてさて、ほんの少しの違和感を感じながらも小白に引きずられるように学校に到着した俺。

靴箱に初々しい愛の手紙が入ってる訳もなく、かといってどっかの筋肉バカが出しそうな果たし状が入ってる訳でもない靴箱で靴を履き替えて、俺は小白と共に教室に向かった。

……悲しいかな、前回のように時折理不尽な小白とは幼稚園の時からクラスが離れたことはない。

進学やクラス替えの度に小白が何か裏工作をしているんじゃないかと疑っているのが現状だ。

とはいっても、そうやって幼稚園の時から離れたことはないのは小白以外にも後3人いるわけだけど……。



ーーーガラガラ……。


「んっ、やっぱりあいつらは先に来てんだな」


「というよりは誠が遅いのだと思うぞ? 朝起きるのは早いのに行動が遅いからな」


「なんでお前は起きてからの俺の行動を知ってんだよ……」


「誠のことなら何でも知ってるさ…………あいつらには絶対に負けない…………!!」


(上白沢さん、やっぱりフランは前世の時からとても愛されてるんですね)


(そうだな、今はまだ1人しか分かっていないが寅丸さんの言う通りだと思うぞ)



謎が溢れる発言が小白の口から出てきたわけだが、流石にアニメのように家まで上がり込んで俺を起こしに来るなんてことはない。

そんなことされた日には、普段は妹キャラに癒されているとき以外は適当に感性に任せて生きている俺でも三時間ぶっ通し説教は間違いなしだ。

そして小白の言う「あいつら」とは俺がさっき述べた小白以外の幼馴染みの3人であるとおおよそわかっている。

何故か昔から俺に関して張り合うことが多いからだ。



「よっす、お前らほんと来るの早いな」


「おはよう。 まぁこいつらは誠に会うには早く来るしかないからな」


「おっ、おはよう誠!今日は1人……って、んなわけなかったか」


「おはよう誠。 それにしても、むぅ、小白が一番誠の家に近いところに住んでるってのがネックだよなぁ」


「おっはー、まこっちゃん! まぁ家が近いのはしょうがないからさ、こういうときを無駄にしなければいいんだよ!」


「お前達、分かってはいたがあまりにも露骨すぎるだろう…………」


「「「冗談だよ冗談、おはよう小白!」」」


(むっ、御義姉様、フランの回りに新たな悪い虫を三匹確認なのかー!)


(あら、男2人に女1人ね…………八雲紫、やっぱりあそこにスキマは繋げないのかしら?)


(残念ながら、ね…………ほんと、どうすればいいかしら?)



朝から早々見事に小白を弄った3人ーーー東城龍太(とうじょうりゅうた)北村玄気(きたむらげんき)南雀(みなみすずめ)

全員幼稚園からの仲で、俺と小白を含めて5人グループで親友兼悪友グループとなっている感じだ。

龍太は身長は俺と同じぐらいだけど、顔は爽やかワイルド系で体のラインもそこらの女子に負けないくらい細い。

しかし剣道をたしなんでいるため、貧弱なわけでもなく、性格も顔通りのイケイケ爽やか青年で勉強も小白と同じレベルなのだからはっきり言って男として勝てる気がしない。

玄気は身長186センチ、体重74キロ、握力60etc...と、体格がガチでガチムチなマッスル男子だ。

小白や龍太の例のごとく、得意なのは武道で、この体格でまさかの合気道をたしなんでいる。

そんな意外な一面を持った玄気だが、さらに意外なことに学力は5人の中で一番、学年で見ても毎回上位5位に入っているという化け物だ。

さらにさらに性格においても玄気は凄まじく、まるで英国紳士かと言いたくなるぐらい気が利く1面を持ち合わせていて、思わずパルパルしそうなぐらい影で女子に人気がある。

ラストに雀だけど、こいつは正に男子を魅了するために生まれてきたのかというぐらい特殊な体型をしている。

可愛く整った童顔に小白より小さめの体格と身長、そのくせ胸は大きく、俗に言うロリ巨乳系女子だ。

そしてまたまた例のごとく、雀も弓道をたしなんでおり、学力は小白や龍太より少し上である。

性格はひたむきな努力タイプで、曲がったことは好きではない正義感溢れるタイプだ…………ただし、俺達には小悪魔的性格で接してきているけど…………。

……そうそう、俺のことは気にしないでいただきたい。


「ねえねえ誠、そんなに私を見てどうしちゃったのかなぁ?」


「おいおい、ちょっと待てよ? 誠が雀をガン見するわけないだろう」


「そうだな、純情な誠がお前のその胸を一秒以上視界に入れられるはずがないだ「「この女の敵めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」ろごぁぁぁ!!!?」


「小白、雀、玄気に悪気はなかったはずだからそこら辺にしといてやってくれ……」


(あの雀とかいう女、今フランに色目を使ったよね? お姉ちゃん、鏡越しに幻惑系の呪い掛けられないかな?)


(……こいしの気持ちはわかりますが出来ませんね…………本当に巨乳というものは……あの胸、潰してやりたい……!!)


(((((っ…………!!!!!?)))))



朝っぱらから小白と雀に玄気が殴り飛ばされ宙を舞うバイオレンスな光景になんだか悟りを開きつつ、俺は一応二人を止めておく。

その間龍太が後ろから抱き締めてきていたのは無視して、俺は今日の昼のことを考えていたのであった。


…………その直後、龍太が玄気と同じように宙を舞ったのは言うまでもないだろう。








ーーーーー白玉楼縁側。

ーーーー side 四季映姫



さて、フランさんと移動したは良いものの、この状況は一体どうすべきだろうか?



「すぅ…………すぅ………………んみゅ…………」


「おっと、少し姿勢が悪かったですかね? よ、っと…………」



恐らく泣きつかれてしまったからか眠りに落ちてしまったフランさんを正座した膝の上に向かい合わせになるように抱えつつ、フランさんの背中をゆっくりと叩き続ける。

今までに他人の赤子を抱いたことはあれど、こうして寝かしつけたりするのは初めてなせいかフランさんは時折体を動かしながら寝やすい姿勢にしていっている。

……何故か私の懐に深く深く体を密着させてきているように感じるのは私の勘違いなのだろうか?



「もしかしたら少し寒いのかもしれませんね…………ふむ、あまり楽をするものではありませんが……まぁ今回はよしとしましょう、フランさんに風邪を引かせてもいけませんし」


ーーーポッ、ポポッ…………。


「にゅ…………すぅ…………」



ほんの少しの抵抗を感じつつ、私は神力を用いて柔らかく光る火の玉を幾つか生み出す。

それをフランさんの回りに私とフランさんを囲むように広げると、暖かくなって気持ちよくなったのか、先程以上に気持ち良さそうな表情になり、そして…………。



ーーーギュッ…………。


「んっ?…………ふふっ、仕方ありませんね」



フランさんは甘えるように、さっきよりも強く私にしがみついてきていた…………。




ーーーーー

以上、前世第2段&映フラ回でした!



さてさて、新キャラにいろんな意味のフラグを立てたわけですが…………気付いた方いたら教えてください。

本気で尊敬します!



それではまた次回にてお会いしましょう!

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