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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第3章 ~デンデンデデデン地霊殿!~
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姉妹の和解と哀れな狐の危機

どうも、東方転妹録最新話です!!



今回は…………うん、とりあえずカリスマブレイク発生といっておこうかな(笑)


ちょうど僕の住んでるマンションが火災報知器の誤報を起こしてる最中に執筆したので、キャラ(主にレミリア達)が色々変なテンションになってます(爆)



それでは楽しんでいってください!!

ゆっくりしていってね♪


ーーーーー数十分後、太陽の畑。

ーーーーside フラン




長く続いていた弾幕が弾ける音が止み、平穏な空気を取り戻した太陽の畑。

真っ正面から叩き潰すタイプの幽香さんと、幻で相手を撹乱するぬえの勝負の結果は…………









……ルーミアの勝利で終わった。

って、あれっ?



「っ!……一体何なのかしら、貴女は?」


「ル、ルーミア!? アンタ紅魔館にいたんじゃなかったの!?」


「こいしのおかげでここにフランがいる可能性が高いって気付けたから来てみたら、ぬえと緑髪の人が戦ってたから止めたのかー」



右手にぬえ、左手に幽香さんをぶら下げながら堂々と花畑の上に浮かぶルーミア。

そのすぐ側では、ルーミアに隠れるようにしてこいしが幽香さんを見ていて、さらに視線を私の足元に向けると…………。



「ほんっとうにごめんなさいフラァァァァァァァァァン!!!!!!!!」


「……私からも謝ります、レミリアを止められなくて本当にすみませんでした」



……全力で土下座をかます御姉様と、その横に正座して御姉様に傘をさしてあげているさとりがいた。

正直、この状況をどうすれば良いのかとんと見当がつかない。



「えっと、とりあえず…………ぬえと幽香さん、大丈夫?」


「って私のことはスルー!? スルーなのフラン!?」


「……レミリア、今は静かにしておきましょう」



一番対処に困る御姉様はさておいて、私は今一番疲れているであろう二人に声をかける。

すると、二人ともこっちを向いてから揃って苦笑いをした。



「体は大丈夫だけど……正直精神がズタズタね。 まさかこんな短期間に二度も負けるとは思わなかったわ」


「フラーン…………ルーミアの強さはどうにかならないの……?」


「「まぁ、ルーミアだもんね」」



思わずこいしと同じこといっちゃったけど、まぁ本当にそのままだからしょうがないよね。

私は能力を使えば何とか勝てるけど、使わなかったらまだ全然勝てないもん。

幾らぬえと幽香さんの二人がかりとはいえ、勝てる可能性は本当に少ないよ。



「ねぇフラン? そ、そろそろ私の謝罪を受け入れてほしいのだけれど……?」


「じゃあ御姉様が私の観察日記を全部処分して、これからは私の観察日記を書かないって約束してくれたら受け入れてあげるよ!」


「そ、そんな殺生な!!!?」


「じゃあダメ!!」


「フラァァァァァァァァァン!!!!!?」



なんか私の名前を呼びながら泣き叫んでるけど、これは気にしなくて良いよね。

だって私は悪くないもん!

……でも、このままだと御姉様が可哀想かな。



「じゃあ御姉様、私と御姉様で交換日記なら良いよ。 それだったら私も御姉様のこと書けるもん!」


「私とフランの交換日記……! わ、分かったわフラン!! さっきのことは約束するから交換日記をしましょう!!」


「「「「こ、交換日記!!!?」」」」



交換日記という言葉に反応して御姉様が喜ぶと同時に、何故か幽香さん以外の皆が一斉に驚いた。

そして…………。



「フラン!! 私もフランと交換日記したい!!!!」


「私も、私もしたいのかー!!」


「あー、フランが大変かもしれないけどさ、良ければ私もしたいなー、なんて?」


「フラン!! フランとレミリアの交換日記に私も混ぜてください!! お願いします!!!!」


「あ、あぅぅ……!?」



もはや一瞬と言って良いほどの早さで私の目の前まで来て、戸惑う私に交換日記をしたいと頼んでくる4人。

そんな4人の隙間から覗いてみれば、ルーミアに掴まれていたはずの幽香さんは静かにかつ綺麗に花畑の中に降り立っていた。



「まったく、そんなに一度に頼み込んだらフランが困るでしょう? 少し落ち着きなさい」


「「「「うっ!?」」」」


「確かに風見幽香の言う通りね。 こいし、ルーミア、封獣、フランはもう私と交換日記をすることになったから諦めなさい。 それとさとり、幾ら貴女でも私とフランの愛の交換日記の邪魔はさせないわよ?」


「……うぅ、フランと交換日記が出来ることになってレミリアに余裕が出てきましたね…………」


「御義姉様、ずるいよ……」



どうして交換日記1つでここまでなるのか分からないけど、とりあえず幽香さんと御姉様のおかげで静かになったね。

でも、皆も交換日記したいみたいだし…………そうだ!



「じゃあ皆で交換日記しようよ! それなら皆で楽しく出来るよ!」


「ちょっ、フラン!? それって単なる日誌じゃ「それかなり良い考えじゃん!! やろうやろう!!」ない、ってちょっと封獣!!!?」


「確かにそれなら『皆で』楽しく出来るのかー!!」



私の提案に、正にもろてをあげるといった様子で皆喜んでくれた。

唯一御姉様だけが不満そうにしてたけど、見事にぬえに遮られている。



「……そうなると、フランはもう自分の家に帰るのかしら?」


「あっ、うん! 3日間泊めてくれてありがとう幽香さん!!」


「ふふっ、どういたしまして。 またいつか遊びにいらっしゃい、今度は立派な薔薇を用意して待ってるわ」


「やったぁ! 幽香さん、ありがとう!!」



えへへっ! また次に幽香さんの家に来るの楽しみだなぁ!!

……あっ、そうだ、紅魔館に帰る前に彼処に寄らないといけないんだった!



「……それでは風見幽香さん、この度はフランとぬえが大変お世話になりました。 これからもどうぞよろしく」


「えぇ、貴女達もまたフランと一緒にいらっしゃい。 色々歓迎してあげるわ」


「うっわー、コイツやる気満々じゃん……。 まぁいいや、それじゃあ早く帰ろうよ、フラン!」



さとりの挨拶に不敵な笑みを見せる幽香さん。

その様子を見ながらぬえはかなり苦笑いをしている。

……それにしてもちょうどよかった、言うなら今のタイミングだね。



「あっ、皆は先に帰っててもらって良いかな? 私ちょっと寄る所があるの」


「「「「「えっ?」」」」」



やっぱりと言っていいくらい皆そろって固まってるけど、まぁしょうがないよね。

もうこのまま帰るって空気をぶったぎったんだもん。



「フ、フラン!? あ、貴女まさか旅を続ける気なの!!!?」


「そんな、もう私にも宛がなくなっちゃうよ!? 一体次はどこに、何をしにいくの!!!?」



いち早く我に返った御姉様がすがるように私の両肩をつかんできて、次に我に返ったこいしがどこに行くのかと尋ねてくる。

とりあえず御姉様の両手を掴んでゆっくりと下ろしながら、私は目的を答えた。しかし…………。



「えっとね? 藍さんの所に大人の女性にしてもらいに行くの!」


「「「「「…………あぁぁんのクソ狐ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」


「フラン、貴女は皆がもう一度迎えに来るまでここにいなさい。 大丈夫、フランは私が守るわ!」



……あれっ? どうしてこうなったんだろう?

私はただ『乳臭い赤子』ってイメージを消すために会いに行くつもりだったのに…………。






ーーーーー



この出来事からすぐ後、レミリア達はフランを抱っこした風見幽香を連れて人里へ飛び立った。


この時、フラン探しで白玉楼から人里に犬走椛と共に戻ってきていた八雲藍は、この後起きる惨劇を知らないまま八百屋で犬走椛と油揚げを物色していたらしい…………。



ーーーーーto be continue



以上、レミリア土下座のち藍さん死亡フラグ回でした!!



……さて、最近の僕暴走しすぎてますね(笑)


フラン以外の皆が登場当初のキャラじゃなくなってきてしまっているという…………orz




それではまた次回にてお会いしましょう!!

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