今度こそ旅立ち♪
どうも愛式未来です♪
今回は第2の旅立ち回になっています♪
ほとんど繋ぎのような話なので、何時もよりかなり短いですが少しだけでも楽しんでいってもらえると幸いです♪
それでは皆さん、ゆっくりしていってね♪
ーーーーー二日後。
ーーーーside フラン
皆さんこんにちは!
こいしと旅をすることになったフランドール・スカーレットです!!
あれから宴会とかして2日経ったんだ!
今は出発前のお別れの挨拶みたいなことをやってるんだけど…………。
「こいし、ちゃんとフランの言うことを聞くんですよ? 拾い食いとかはしたらダメですからね? 襲いかかってきそうな人に挑発してもダメです。 それから…………」
「お姉ちゃん!! もう分かったから!!!!」
……さとりが凄くハラハラしてるよ。
何時もは、自由奔放にしているこいしに押されてるさとりだけど、今は逆になってるね!
「……ったく、さとりは心配性過ぎやしないかい?」
「にゃはは! 何処の口がそんなこと言ってるんだろうね?……あいたっ!?」
……忙しなく立ったり座ったりを繰り返したりしてたら心配してるように見えるよね?
まぁ言ったら私まで殴られそうだから黙っとこっと。
「あややや、痛そうですねぇ…………そういえばフランさん、次の目的地は何処にされるんでしたっけ?」
次の目的地かぁ…………やっぱり妖怪2人でも受け入れてくれそうなあそこだよね!
こいしも始めてだから危険な所は避けたいし!
「人と妖怪の平等を説いてる寺に行ってみるよ! 私達が行っても受け入れてくれるだろうし」
白蓮なら暖かく受け入れてくれるだろうし、星やナズーリンもいるはずだしね!
あのメンバーなら少なくとも邪見にはされないはずだよ!
「ふむ、人と妖怪の平等を説く寺、ですか…………」
……って、あれっ?
文お姉さんが考え込んじゃったけど……何かあったのかな?
「どうかしたの、文お姉さん?」
「……実はですね、その寺の者達は1人を残して、皆五百年以上前に人間の退魔士によって封印されているのです。 天狗の情報網にあるので間違いありませんよ」
……あっ!?
もう封印されてるんだっけ!?
あっちゃぁ〜……いきなりやらかしたなぁ。
……たしか、1人残ってるのってのは寅丸星だよね。
むぅ、妹キャラでもロリキャラでもない。
「え〜……まぁそれならしょうがないね。 とりあえず行き当たりばったりで色んな所を旅してみるよ!」
ロリキャラのルーミアとかリグルとかは色んな所をほっつき歩いてるだろうしね!
それなら出会える確率は高いはずだよ!
こいしも色んな所を見たいだろうし!
「そうですか……それなら道中は気を付けてくださいね? 天狗の情報網には色んな危険な妖怪の情報が引っ掛かってますから」
「うん、分かった! 心配してくれてありがとね、文お姉さん!」
「いえいえ、沢山のネタをくれたお礼ですよ」
えっと、何か記事になるようなネタあげたっけ?
覚えはないけど…………ま、いっか!
さて、それじゃあっと!
「じゃあ皆、私達もう行くね! ちょっとの間だったけど色々親切にしてくれてありがとう!!」
「えっと、皆お姉ちゃんのことよろしくね! 多分寂しくて夜泣きすると思うから」
よ、夜泣きするんだねさとり…………?
それは流石に予想外だったよ、皆も唖然としてるし。
「ちょっ!? こいし!? 赤ん坊じゃありませんし夜泣きなんてしません!!!! 皆さんもそんな目で見ないでください!!!!……もうっ、最後の最後までこんな調子なんだから…………」
あははっ!
本当に最後の最後まで不憫なさとりだったなぁ。
まぁさとりもなんだかんだで笑ってるから良いよね!
「アッハッハッハッ!!!! まぁ何も心配することはないさ、フランとこいしこそ危険な真似はしたらだめだよ? 何時だって帰ってくるのを待ってるからな!!」
「各地のお酒を忘れちゃダメだからね? 後、フランは帰ってきたら今度こそ私と勝負だよ!!」
うぅ、勝負だけ忘れてくれてたら楽だったのに……。
……まぁ、お酒を飲ませて忘れさせればいっか!
「あややや、萃香さんはまだ諦めてなかったんですね?……ともかく、2人とも気を付けて行ってきてください。 椛の尻尾を手入れして待ってますから!」
「文さん!? 私の尻尾を差し出そうとしないでください!!!! フランさんも尻尾モフモフしようとしないで!? ちょっ、まっ……ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
うん、やっぱり椛の尻尾は最高だね!
しばらくできないし、思いっきりモフろっと!!
ーーーー数分後。
ーーーーside こいし
「それじゃあ行ってきまーす!!」
「またねー!!」
フランが椛さんの尻尾をモフモフしてるのに私も参加してから数分後、ようやく出発したよ♪
……あっ、そういえばまだ新しい目的地聞いてなかったや。
「ねぇねぇフラン、最初は何処に行くの?」
「んーっとね、とりあえず人間が作った大きな都にいこうと思ってるの」
「都?」
どうして人間の都に行くんだろう?
人間を食べにでも行くのかな?
「うん、都なら集まる人間を狙って色んな妖怪が周辺にいそうだし、噂話を聞くなら都が一番だしね!
……まぁ情報なら文お姉さんに聞いてもよかったんだけど、それじゃあ旅の醍醐味が減っちゃうから」
「なるほど、最初から完璧な情報があったらつまらないもんね!」
単なる作業になるより、色々考えながら旅をした方が楽しいし!
そうなると射命丸の情報は邪魔になっちゃうもんね!
「うん、そういうことだよ!……じゃ都に行こっか?」
「はーい!」
……というわけで私達の最初の目的地は人間の大きな都に決まったよ!
一体どんなものが見れるのかなぁ?
まっ、フランと一緒なら何処だって何時だって楽しいけどね!!
……お姉ちゃん、私は今、幸せです!!
ーーーーー
以上旅立ち&繋ぎ回でした♪
次回は都に噂話を聞きにいきます♪
さてさて、フランとこいしはどんな噂話を聞けるでしょうかね?
・・・その前にまず2人とも自分たちが妖怪であることと妖怪は都から追い出されることを忘れてそうな感じです・・・♪
さて次回にまたお会いしましょう♪