さとり、重ね重ねごめんなさい・・・。
どうも♪
東方転妹録最新話です♪
今回は今まで空気だったあの人が出てきます♪
・・・前回も一言だけ話してましたがね♪
それでは楽しんでいってください♪
ゆっくりしていってね♪
ーーーーside さとり
ーーチュン、チュン…………。
「……んっ…………」
……あぁ、もう朝ですか。
「朝御飯を用意しないと…………」
フランもいますから、今日は3人分作らないといけませんね。
とりあえず、着替えをしてからいきましょうか。
ーーガチャッ…………。
そう思いながら着替えをして部屋を出てみるとーーーーー
ーーヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…………。
「……えっ?…………こ、これは一体……?」
ど、どうして……?
「あっ!! さ、さとりぃ!!!!」
ーーダダダダッ……ガバァ!!!!
「フ、フラン!? えっと、これは一体どうしたのですか?」
「分かんないの!! 目が覚めたら、もう皆が……!!!!」
「皆?…………っ!?」
……もう…………もうこの状況が理解できません。
朝起きて部屋を出てみたら半分消し飛んだ我が家を発見し、フランは半泣きで抱きついてくるし、そしてなによりフランが指を指した方では…………
「無駄な抵抗してないで、さっさとこっちにフランを渡しな!!!!」
「大人しくフランさんを私達に渡してくれればいいんですよ!!!!!!」
「貴女達みたいな薄汚れた獣なんかにフランは渡さないもん!!!! 獣はさっさと巣に帰ってよ!!!!!!」
「……スゥ……むにゃ、まだ飲み足りないよぉ……スゥ……」
「ゼェ……ハァ……ゼェ…………あ、文さんの……ハァ……鬼畜……ゼェ……!」
……罵りあいながら戦っている妹と鬼と鴉天狗(+2人)がいました…………。
ーーーーside 文
皆さんおはようございます!
清く正しい新聞記者の射命丸文です!!
一晩中フランさんを探し続け、ようやく見つけることができました!!!!
これで私の文々。新聞も人気が上がる!!……だったはずなのですが…………
「いい加減にしてください!!!!!! 私達には(新聞の)素晴らしい未来のためにフランさんが必要なんですよ!!!!!!」
「私だって(私とフランの)幸せな未来のためにフランが必要なんだもん!!!!!! 絶対に渡さないからね!!!!!!」
…………このさとり妖怪が邪魔をしてくるんですよね。
少し前にフランさんがさとり妖怪を探していたことを思いだし、急いでここに来たらフランさんがいたというわけですが…………。
「朝っぱらから寝ているフランに(性的に)襲いかかろうとしていたやつにフランを預けておけるわけないだろうが!!!!!!」
「そうです!!!! 貴女がいてはフランさんに悪影響がでます!!!!!!」
「そっちだってフランを見るときに目が血走ってたじゃん!!!! しかも朝から鬼は壁ぶち破ってフランに突撃するし、天狗は窓を割ってフランを拐おうとしたでしょ!!!!」
……と、会話の中にあったように覚り妖怪がフランさんに(性的に)襲いかかろうとしていた所を襲撃して、そのまま争うことになりました。
「ちっ!! しょうがないね……射命丸!! あいつの動きを止めな!!!! でかいのくれてやるよ!!!!!!」
「はい!!!!」
そして私は自身の出せる最大の速度でさとり妖怪の懐に入り込み…………
「捕らえました!!!!!!」
「なっ!? は、離してよ!!!!!!」
……後ろから羽交い締めにしました。
これでさとり妖怪は逃げられません!
「よくやった射命丸!!!!!! よし、喰らえ!!『三歩ひ「「『レーヴァテイン』&『想起、三歩必殺』」」ってえ!!!?」
ーードガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「「…………えっ?」」
……今、何が起きたのでしょうか?
勇儀さんが三歩必殺を放とうとした瞬間、紅い影と蒼い影が飛び込んできたところまでは理解が進んでいるのですが…………。
……そんなことを考えていると土煙が段々晴れてきて…………
「「…………っ!?」」
……2人の鬼神と、目を合わせることになってしまいました…………。
ーーーーside フラン
「ねぇ? 貴女達は一体何をしているのかな……?」
「……詳しく、説明をしてもらいましょうか…………?」
「「「ほ、本当にごめんなさい!!!!!!」」」
皆さんおはようございます!!
只今ぶちギレ中のフランドール・スカーレットです……!
……朝から私の周りで大声で暴れて、その上家を半壊させた馬鹿達には怒らないとダメだよね?
例え痛い目にあわせようと、これは教育的指導なんだもん!
さとりもプッツンいっちゃってるみたいだし、遠慮なくやれるよ…………!
「ふふふ…………私達は詳しい説明を聞きたいのです。 謝ってばかりいないで、早く説明してくださいね?」
「「「は、はいっ!!!!!!」」」
じゃあ説明(遺言)を聞いてみよっか!
…………レーヴァテインを構えとくのを忘れずにね……?
ーーーーー
〜少女達説明中〜
ーーーーー
「……ふぅーん? それで戦ってたんだ?」
「う、うん…………」
「いや、本当にすまなかったよ…………」
「す、すみませんでした……」
「…………はぁっ……」
……これは呆れてもしょうがないよね。
さとりもおもいっきり溜め息吐いてるし。
「……もう何も言うことないから、とりあえず今は家を直そうよ?」
何ていうか、私が間接的な原因ってだけで物凄く申し訳ない気持ちになったよ……。
「……もちろん、3人にはきっちり働いてもらいますよ?
後、そちらの2人も手伝ってくださいね?」
「うぅー……なんで私まで…………」
「……今度文さんの下駄に細工してやる…………!」
巻き込まれた萃香と白狼天狗の犬走椛は本当に災難だったけど、せっかくだから手伝ってもらわないとね!
……そういえば椛と直接会うのは初めてだなぁ。
本当に犬耳と尻尾があるよ!
「………………よしっ!」
「? どうかしましたか?」
ーータタタタッ……ギュッ!!
「ひ、ひゃあぁぁぁぁぁぁ!?」
「椛の尻尾って柔らかぁい!!」
思わずしがみついちゃった!
でも、本当に柔らかいなぁ……!!
「ちょっ!! は、離してください!!!!!!」
「えー? やーだよ! モフモフして気持ちいいもん!!」
本当に気持ちいいなぁ……さっきの疲れが飛んでいくよ!!
モフモフって本当に癒されるんだね!
「や、やぁん!!!? やめてください!! そこは、そこはぁ!?」
「むぅ? もしかして尻尾って弱いの……?」
何だか顔が赤くなってきてるね?
もしかして本当に弱かったのかな?
「そ、そうです!! だから離し「そこ!!!!!! 何をしてるんですか!!!?」て、ってひゃっ!?」
「フラン!! こっちにおいでよ!!!! 私はいつでも準備できてるよ!!!!!!」
「フランさんは椛の尻尾が大好き、と…………!」
「天狗ぅぅぅ!!!! 何て羨ましいことやってるんだぁぁぁ!!!!!!!!」
「…………はぁ、もう勇儀は放っといてさっさと作って酒飲もっと……」
……ふふっ、何だかカオスだね!
「ごめんねさとり、あまりにも気持ちいいからモフモフしてたんだ! すぐに手伝うね!!」
「はぁ……はぁ……ようやく終わった…………」
じゃあ家作り手伝いにいこっと!
……あっ、その前に…………
「ねぇねぇ?」
「っ!? 次は何ですか!!!?」
あはっ!
怯えてる姿も可愛いや!!
「私はフラン、吸血鬼のフランドール・スカーレットだよ! フランって呼んでね?」
「えっ?……あっ、私は白狼天狗の犬走椛です。 えっと、よろしく?」
「うん、よろしくね!」
ふふふっ、これで椛と知り合えたし、モフモフしたくなったらいつでもできるね……!
「……はぁ、貴女といるとどうも調子が狂いますね。 とりあえずあちらを手伝いましょうか。」
「うん! よーし、頑張るぞー!!」
早く家を直してモフモフしよっと!
ーーーーーside 椛
本当にあの子は何者なんでしょうか?
文さんや鬼にあそこまで好かれるのも驚きですが、哨戒天狗を撃退したり鬼の四天王である勇儀さんを吹っ飛ばすぐらいの強さにも驚きました。
何より説教までしてましたしね…………。
しかもそんな姿以外にも先程のような一面もありますし。
……まぁ考えすぎるのもいけませんね。
とりあえず今は…………
「モフモフー!」
「や、やめてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!」
これをやめさせなくては!!!!
ーーーーー
以上最新話でした♪
遂に今まで空気だったあの人、椛が登場しましたね♪
出てきて早々かわいそうな目にあっていますが・・・♪
これからも常識人として頑張ってもらいますよ♪
それでは皆さん、また次回にお会いしましょう♪