表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者: 柳原一二乃
掲載日:2026/02/25

雨の日の、白く霧がかった空が好きだった

地平線を学校を、高いビルも看板も

全部を覆い尽くして飲み込んだ


雨の日の、何とも例え難いあの匂いが好きだった

アスファルトをガソリンを、タバコも洗剤も

ぺトリコールに洗い流されて霧散する


雨の日の、じめじめとした空気が好きだった

ニュースを街を、人々も夢も

一緒くたに陰鬱な雰囲気が侵して沈む


雨の日の、跳ねる音が好きだった

怒号を喧騒を、笑い声も陰口も

空にかき消されて飛んでゆく


雨上がり、霧も匂いも気も音も

虹がかかりて傘と萎み消ゆ


雨の日の、儚い別れが好きだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ