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山ン本怪談百物語

守護霊

作者: 山ン本

こちらは百物語六十二話になります。


山ン本怪談百物語↓


https://ncode.syosetu.com/s8993f/


感想やご意見もお待ちしております!

 私の友達には、とても霊感の強い女の子がいます。


 「○○ちゃんって幽霊が見えるの?」


 ある日、私は面白半分で彼女にそんなことを聞いてみたのです。


 「うん、見えるよ」


 彼女は躊躇することなく、そう言い放った。


 「それじゃあ、私にも幽霊憑いてたりする?」


 そう言った途端、どういうわけか彼女は私の後ろをじーっと凝視し始めた。


 「うん、いるよ」


 私は彼女の霊感を信じていなかったが、この発言には少しゾクッとした。


 「そ、それって悪霊とか?まさか怖い幽霊じゃないよね…」


 驚く私とは対照的に、彼女はにっこりと笑顔を浮かべていた。


 「大丈夫だよ。××ちゃんを守っている『守護霊』だから。悪いことはしてこないよ」


 そういうことなら安心だ。






 「その守護霊ってどんな幽霊?お姫様とか侍とか?」


 「違うよ。顔が潰れて右手が無くて両足が反対向きになってて、胸に大きな穴が開いている女の人の幽霊」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 霊感少女の発言から察するに、守護霊さんが臨終を迎えた瞬間は、決して幸福とは言い難い物だと思われます。 それにも関わらず、主人公を守護してくれる優しさと献身性を考えると、胸に熱い物が込み上げ…
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