07.休日なり。
お久しぶりです。
今回は携帯からの投稿となりますので改行がありません。
読みにくいかとは思いますが何卒ご理解と以下定型文。
それではどぞ。
「…はぁ。なんかやっと冒頭部分が終わった感じがするんだけど」
「何の話ですか?」
「…いや。何でもない」
俺と利子は、家の近くのスーパーまで買出しに来ていた。
本当は俺一人で来る筈だったのだが、利子が
「私も行かせてくださいです。荷物持ちくらいはさせて頂きます」
と言ってきたのだ。
利子が見える人間はほとんどいないのだから、こいつが荷物を持ったら
他の人間からは荷物が文字通り浮いて見えるはずだ。
コイツに荷物を持たせるわけにはいかない。
…と思ったのだが、「お願いですっ」と土下座しようとするので仕方なく
連れてきた。何だかんだで、俺は本当にこいつに弱い気がする。
「しかし幽霊が昼間からスーパーで買出しだなんて、誰も思わないだろうな…」
(ユーマさん)
突然、利子の声が脳に響いた。
「あれ?利子?」
(人前で私と話さないほうがいいのです。テレパシーを使うのです)
…おい。なんだよそのさらなるファンタジー設定。
でも確かに、利子の姿はほとんどの人間に視認できないのだから、人前で
利子と会話するのはマズイ。
(これも最近発見したんです。話す代わりに念じてください。そうすれば
声に出さなくても伝わります)
…なるほど。
ためしに何か念じてみよう。えーと…利子といえば…
(発展途上)
(??何がですか?)
うん、伝わるね。便利だなこれ。
…しかし、なんで最初にあの言葉が浮かんだんだろう…
そんなこんなで夕飯の食材を買い終えると、
(さぁ、荷物を持つですよ!!)
…と意気込んでいる天然幽霊様が隣に約1名いらっしゃる。
(だからお前が持ったらダメなんだって)
(あ)
何だその「今思い出しました」みたいな声は…
(まぁ、荷物はそんなに重くないし気にするな)
(やっぱり私…その…邪魔…だったんでしょうか…?)
…そんな上目遣いで言われて邪魔とか言えるかよ。
(じゃあ、利子は帰ったら夕飯を作るの手伝ってくれ)
(は、はいっ!!)
単純な奴だなぁ…。
お読み頂きありがとうございます。
今回は利子と雄真のお買い物中のワンシーンとなっています。
あいかわらずよく言えばほのぼの、悪く言えばグダグダが続いてますが、
いかがでしょうか?
利子の能力もなんだか増えちゃってますが、これ以上は増えません…多分。
次話は基本的にほのぼのですが、意味不明なネタが多めになると思います。感想、意見、アドバイス等を下さると嬉しいです。
利子からひと言。
「新キャラが必要な予感がします」