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05.天然幽霊

何だかんだで2日連続投稿してしまった…。

しかし今日気付いたのですが、4話と5話はPCから投稿しているので

1行ごとに改行があります。携帯の方、読みにくかったらごめんなさい。

それでは第5話、始まります。どーぞ。

朝。


「という夢を見たんだ」


…そうだ。なんか変な幽霊が出てくる夢を見たな。


「変なとは失礼ですねっ」


…夢ではなかったらしい。ていうか、突っ込み所そこかよ。


結局、そんなこんなで天然幽霊と添い寝してしまったらしい。


俺、生気を吸い取られて死んだりしないかな。


「私そんなことしません」


頬を膨らませる利子。なんか幽霊のくせに可愛いな、ホント。


「さて、何はともあれ一晩って約束だ。準備があるならさっさと済ませて去ってくれ」


「え?」


「夜は過ぎただろ。これ以上ここにいたって、お互い何の得にもならないじゃないか」


「え…あ…」


何だかまたオロオロしている利子。何かようわからん奴だ。


「どうした?」


「あの~…そのぉ…」


しばらく何か考え、「あっ」と小さく声を上げる。


「私がいたら、役に立ちますよ!!」


「…いや、何の話?」


「私魔除けになりますよ!!」


「どっちかというとお前魔の部類に入るよね多分」


「金運が上昇!!します!! …たぶん」


「非常に不安なのは俺だけ?」


「私の命にかけて、あなたをお守りします!!」


「お前の命ってもう終わってたんじゃ…いや、もういい。いいから去れよ」


食パンを袋から取り出しつつ言う。


「住ませてくださいっ!!」


…食パンはトースターではなく床へと移動した。


「…へ?」


振り返ると、利子がいない。…と思ったら、足元で土下座してるし。


「ここに住ませてくださいっ!!」


…pardon?


「ここn」


「いや、もういい、わかった。とりあえず土下座やめろ。いろいろな意味で


犯罪者になった気がして気分が悪い」


言うと、利子は頭を上げて正座の状態になった。あんまり変わってないが、


それはどうでもいい。


「なぁ利子。お前幽霊だろう。見知らぬ人間、それも幽霊をやすやすと居候させる


わけにはだな…」


「お願いしますっ!!」


…あーもう。その上目づかいはやめろっての…


「…わかったよ」


「本当ですかっ!?」


とたんにぱぁっと明るい表情になる利子。


「嘘」


そして直後、絶望の淵に落とされる利子…


こいつ面白すぎる。


「冗談だよ。まぁ、お前にも事情があるみたいだし、しばらくは住んでいてもいい。


そのかわり、これ以上俺の日常を阻害するなよ」


「あ、ありがとうございますっ!!」


深々と頭を下げる利子。正座していたから、必然的に土下座になる。


…言っておくが俺は別にそういう趣味じゃないからな。ホントだぞ。

どうもです。相変わらず山のない小説ですがお許し下さい。

基本的には、利子と雄真がゆるゆるとしゃべってるだけの小説というコンセプトなので…

利子からひと言。

「幽霊が出ても、ファンタジーではないのですっ(イミフ」

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