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17.再び学校へ

久々の更新になります。

……いつもながら、原稿は昔からありましたけど……

次の日。

俺と利子はまた学校に向かっていた。

利子は「ユーマさんに迷惑はかけられないです……」

と泣きそうな顔で留守番を主張したが、何だかんだで連れてきた。

ま、いいだろ。

(しかし、御社も結局はお前が見えなかったんだよな)

(そういえばそうでしたね)

そう。御社には利子が見えると思っていたが、実際は御社のカマかけに

俺が引っかかっていただけだった。

結局知られ損になってしまったのだ(第13話参照)

(第13話って何ですか?)

(今のテレパシー違うから!!)

あ、こいつ地の文読めるんだっけ。

御社は「興味がない」と言っていたが、弱みを握られていることに

変わりはないわけで、当分彼女を敵に回すとヤヴァイのだ。

まぁそうでなくても、敵には回したくない。昨日わかったが、御社は

一度会話の主導権を握られると厄介すぎる。

無口無表情で何考えてるかわかんないし。

(……ユーマさん?立ち止まってると遅刻するですよ?)

(っと、そうか)

いつの間に立ち止まってたんだろう。

俺は学校に急いだ。




「よっ、雄真」

「よっす」

今朝も、隣の敬司が声をかけてくる。……その横には御社。

そういえば、御社はたいてい敬司と一緒にいるんだよな。困った。

「敬司は学校来るの早いな。いや、俺が遅いだけか」

「まぁ、俺は朝けっこう早く起きるしな。

……というか、暢気に寝てるとユキに何されるかわからんからな……」

「ん?」

後半がよく聞き取れなかった。

「いや、何でもねぇよ」

御社は「僕が何をしたというんだい!」とか敬司に言っているようだが……。

「ときに雄真」

敬司がずいと身を乗り出してくる。

「な、なんだよ敬司」

「しりとりをしよう」

「は?」

すると、敬司は御社を横目で見ると、

「いや〜、さっきコイツがやろうって言ってきたからやったんだけどさ」

「ふむ」

「終わらないんだな、これが」

「そりゃそうだろ」

しりとりをして、「ん」を出す奴なんていない。

まぁ、大体は「ぷ」か何かで追い詰めて泥沼化するのがオチだ。

「しかもなぜかユキが淫語を連発するし」

「……。」

どうコメントしろと。 どうやら、敬司は御社のことをユキと呼んでいるようだ。 下の名前の真雪から取っているのだろうか。 「ユキ、お前女?」

「そうだよ、花も恥じら「ダウト」

「……しくしく」

落胆する御社をよそに敬司は話を進める。

「というわけで雄真を誘ってみた」

「理由になってねぇよ……」

何はともあれ、しりとりをやることになった。

「あ、ちなみに負けた方はジュースおごりで」

「勝敗つかないから無問題」

(ユーマさん、ファイトですよっ!!)

利子がテレパシーで応援してくれているらしい。

……利子が不参加なのはちょっと残念だな。




順番は、敬司、御社、俺となった。

「じゃあ、俺からいくぜ。『りんご』」

なぜりんごから始まるのかは不明。

「僕はじゃあ……セオリーどおりに『ご臨終』」

「何がセオリーなんだよ……『海』」

「『味噌』」敬司。

「『卒倒』」御社。

「『ウサギ』」俺。

「『ギルド』」敬司。

「『奴隷』」御社。

「『イソギンチャク』」俺。

「『黒目』」敬司。

「『牝奴隷』」御社。

「「………。」」俺&敬司。

「ん?どうしたんだい?」

「ユキ、お前やっぱり女じゃないだろ」

「失礼だなぁ、女だよ。証拠見せようか?」

「……いや結構です」

再開。

「『イカ』」俺。

「『カニ』」敬司。

「『肉便器』」御社。

「……『季節』」俺。

「『ツンデレ』」敬司。

「『レイプ』」御社。

「おい敬司、語尾は極力淫語に繋がらなそうなのにしてくれ」

「難しい要求だな。何を避ければいいってんだよ」

「そうだな、とりあえず『チ』と『マ』は避けておこう」

会話の内容が小学生レベルになっていた。誰のせいだよ。

……再開。

「『プリズム』」俺。

「『無理』」敬司。

「『陵辱』」御社。

「『草』」俺。

「『サスペンス』」敬司。

「『スカトr…

「「Noooooooooooooooooooooo!!」」

「どうしたんだい、二人して叫んで?」

「……ぜぇ、はぁ、敬司、もう、しりとりは、やめよう……」

「……そ、そうだな……」

結局、しりとりは呆気なく終わった。

(あれ?やめちゃうんですか?)

……なんだか間抜けなテレパシーが飛んできたが気のせいだろう。


今回もゆる〜い回でした。

こういう話って、意外とシリアスな部分より書きにくいです。

何も起こらないだけに、ネタが勝負。もっと面白いネタを書けるように

ならないと……と思う今日この頃でございまする。

利子から一言。

「作者がヘタレでごめんなさいです。注意しておきますです」

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