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おとうとがすき!  作者: なお
第1章 ~ わたしたちのなかなおり ~
7/12

Episode6 「おとうとてきいちにち!」

というわけで第6話です。

今回はEp5の日の弟サイドを描いてみました!

あーうざい。

最近これが口癖になってきてしまった。

だって、朝から姉さんに乗っかられると流石にうざいって思うでしょ?今俺その状態。


・・・って誰に話してるんだろ。俺。

正直、毎日毎日くっつかれたり甘え口調で話してくるのやめてほしいんだよね。

って思いながら今日の学校が終わって、


「ああ、帰ったらまた姉さんにベタベタされるんだな」って少し憂鬱になりながら家に帰った。


「おかえり!早いねー!」

「ただいまー。うん、テスト前だから部活も無いし。」

「あーそっか!」「うん。」

「おやつあるけど、食べる?」「おう。」


今日のおやつは、・・・っとその前に手洗ってっと。

そういえば昔は俺が姉さんに注意したこともあったっけな。


ふと鏡を見てみると、そこにはニヤケ顔の俺がいた。


え?なんで俺そんなニヤけてたんだろ・・・。

いいや!早くおやつ食べよっと。


「いただきまーす」「召し上がれー」

今日のおやつはケーキだ。うん。おいしい。

お母さんのすごいところはこういうのをいつも手作りしてくれるところだ。

この家で市販のケーキはほとんど見たことがない。


「ごちそうさまー」

「どう?おいしかった?」

「うん!いつもどおり美味しかった!」

「それなら良かった!・・・最近なんかいいことあった?」

「え、なんで??」

「だって、なんかニヤけてるもんw」

「そ、そんなことねぇし。あるとしたらお母さんのケーキが美味しかったからじゃない。」

「それなら私はすごく嬉しいわね。ささ!勉強してきちゃいな!」

「はーい」


お母さんとだったらこんな感じでいつも喋れる。

でも、姉さんとはなぜか話せない。

どうしても「うざいな」ってなっちゃう。


はぁ、なんでなんだろ・・・。


勉強も終わり、お母さんが、

「そろそろご飯よー!降りてきなさーい!」

「はーい!」


リビングに降りていったけど、まだ姉さんは帰ってきてない。

・・・とりあえず座っとくか。


ガチャッ

「ただいまー」

「おかえりー!さくら遅かったわね!ご飯できてるよー!」

「はーい!」


あっ、帰ってきた。


「ただいまー」「おかえりー」



あれ?これだけ?

いつもみたいにべったりくっついてくるかと思ったんだけど・・・。

まあいいか。いつもより静かな方がいいし。


そんな事考えてたらお父さんも帰ってきた。


「「「「いただきます」」」」


いつもみたいに速いペースで食べ進めていく俺。

もうこの歳にもなればこのペースが速いのはわかってる。

でも、もうクセになってしまったから直しようがない。


・・・それにしても姉さん今日話さないな。

今までこんなに話さない日は無かったんだけど・・・。


なんかあったかな・・・。まあ問い詰めないでおくか。


その後はみんなでテレビを見た。

やっぱりみんなで芸人ネタとかを見るのは面白いよなw


と思ってたら姉さんは途中で2階に上がっていった。

まあもう受験も近いしな。

俺も勉強しよっと。


カキカキ

「えっとy=x2乗のグラフはこうだよな・・・。」


そういえば昔は姉さんに教えてもらってたな。

「ここがわからない」って言ったらいつも「私にまっかせなさい!」って言ってたっけw


・・・今日の俺どうした!?いつもはこんなに姉さんのこと考えてないのに!


いいや。もう今日はお風呂入って寝よ。


んー!お風呂ってやっぱり爽快だよね!

湯船に浸かると疲れが取れるし!


そんなわけでお風呂も上がり、歯を磨いて、布団をかぶった。


んー、姉さんが距離を置き始めてんのかな・・・。

まあ、そのほうが俺は気が楽か。


「おやすみ・・・。」

どうでしたか?

ひろとのさくらへの気持ちが少しずつ出てきてますねw

これはこのあとどうなるか・・・。


・・・まあ僕がいくらでも変えれるんですが。

「それ前回も言った」

あ、さくらじゃん。逃げよ。「逃げんなー!!」

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