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作者: 無々


まただ。


また静かな音がする。

言葉では言い表すことが難しい、セミの合唱を聞いたあと耳に残る高い音のような。時計の針の音と共に耳に響き渡る。ああうるさい。普段聞こえないくせに、寝る直前となるといつもこうだ。


毎日なにかに追われて生きている、不安と焦燥の中。やるべきことはいくらでもあるのにひとつも手につかない。いつも期限のぎりぎりになりやっとページをめくる、早くやっておけばと後悔の波が押し寄せる。


終わらせたい、この山積みの課題も私の人生も。

人は皆まだ短すぎると言うだろう。私にはこれで充分だ。やりたいことは沢山あるが、やりたくないことの方が多いのだから。

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