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勇者酒場  作者: 古太十三


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11/11

11・勇者と巫女

初投稿の習作です。

お手柔らかによろしくお願いします。

推敲も重ねていくので随時、変更していく予定です。

基本は細かい修正ですが、今後のストーリーと整合性を持たせるためガラッと変更することもあります。ご了承ください。

特に1.2.3話は変更しがちです。

地名はかなり適当なので変更するかもです。

とりあえずの終わり方はだいたい決まってるので、完走できるよう頑張ります。

感想など頂けると、とても喜びます。辛辣なもの以外で…

勇者と巫女とはどんな存在なのか?

それは、つまり、300年前から続く、教団の伝統であり、対魔王の切り札であり、教団が代々選定する役職名でもあった。

そして、魔王というのも現在ではあくまで世間的な呼び名であって、教団内の正式名称は【封印体】と呼称されている。


【封印体】を封印するものたち。

世間的には魔王を封印するものたち。

それが、勇者と巫女である。


彼らのお役目は、定期的に封印から解放される【封印体】を再封印することであるが、実は教団内では封印マニュアルは既に確立されている。

だからと言って、誰しもが【封印体】を封じられる訳でもないが、昔のように【封印体】が解放される度に、一般人含めて大量の死傷者を出しながら、死闘を行う必要もない。

さらに、【封印体】は教団が運営する施設で厳重に管理されている。

今回のような予測困難な事態や、不足の事態が起こらない限り【封印体】が逃げ出す可能性は極めて低い。

だが、絶対というこはありえない。

何事も例外はあるし、実際過去にはその例外があったようだ。

今回もアイリーンが報告したように、ウィリアムも含め教団関係者全員が予測出来なかった例外に当てはまる、異常事態なのだ。


通常であれば、封印マニュアルに乗っ取り、【封印体】を再封印し、教団は国民に向けて、大々的に


[再び魔王が復活したが、勇者と巫女の活躍により、魔王は再封印された!]


と自らの手柄をアピールし、信仰と寄進を得ていくのである。


ところで、現在の世間的な印象としては、勇者の方が崇められる傾向にある。

人類を魔王から守るもの、人類の守護者、人類の英雄と。

その人気の影にいつも巫女は隠れている。(…実際、ベールで顔半分を隠している)

教団も勇者人気を後押しし、どこか巫女の存在を隠しているようにも見える。

しかし、どこにでも少数派もいるようで、巫女を熱狂的に信仰する人々もいるらしいが。


閑話休題、ではどうやって勇者・巫女を選定するのか?

それは単純で明快、最も優秀な聖騎士が勇者に、巫女候補が巫女に選ばれるのである。

もちろん、人間性や教団への忠誠心も考慮されるが、そもそも聖騎士や巫女候補に選ばれる人物たちはその時点で厳しい訓練や修行に耐えてきた者ばかりだ。

そんな者たちが人格破綻者だったり、忠誠心がないなどありえない。その前にふるい落とされるのだ。

まぁ何事も例外がいるようだが…。

そうした彼らの選考は15歳以上の聖騎士と巫女候補を対象に、10年に一度行われる。

25年前はウィリアムが勇者だったので、順当にいけば当代はウィリアムから数えて3代目の5年目というところだろう。


【封印体】が安定していれば、それで良い。

だが、【封印体】が解放された際は速やかに、お役目を遂行する。

そして、また選定を行い、新しい勇者と巫女が選ばれるのだ。

そして、何事もなければ、10年の任期が終了、元勇者・元巫女は教団内での地位が約束される。

ウィリアムが嫌いなジジババたちはそんな元勇者・元巫女が多い。

さらに平時には、勇者たちは教団のプロパガンダに利用されることが常である。

世間的に知られているのは、もはやこちらの顔であろう。

教団の広告にされ、地方に巡幸を繰り返し、教団への信仰と寄進を集めている。

聖騎士や巫女には、聖騎士は精悍で逞しく、巫女は可憐な人物が多いので世間では人気があったりする。

まぁ何事も例外がいるようだが…。

ということもあり、ウィリアムが元勇者と自称しても誰も信じなかったのである。

世間的にはいつも民衆に向けて、笑顔で手を振っているイメージがあるのかもしれない。


勇者・巫女は自分の使命は理解している者ばかりである。

その為に厳しい訓練や修行を耐えてきたのだから。

すべては神の導きのために。そんな思いでみな耐えてきたのだ。

皆、崇高で高潔な心の持ち主であるはずだ。

だが、勇者と巫女、男と女、好青年と美少女。

極稀にだが、恋仲になってしまう場合がある。

今回がそうであったのかは、彼らにしかわからない。

さらに安定していると言われていた【封印体】である。

心に余裕があったのかもしれない。

おそらく自分たちの任期中には、なにも起こらないと高をくくっていたはずだ。

そこからの突然の解放。寝耳に水。さぞや驚いたに違いない。

しかも、今回は通常の封印プロセスから逸脱している。

なにが起こっても、なにも不思議じゃない事態だ…死闘を覚悟せねばならない。

おそらくどちらかがビビったのだろう。勇者か…巫女か…どちらもか…。


そして、逃げた。

正直、説明回は書いてて筆が進まないですね…

読み返したら推敲が止まらないですし…

次回も少し説明いれてから、ストーリーを進めていきたいです

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