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公爵様の薬指に誓いをたてて  作者: 夢見なる
第一章ー執着の影
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妊娠

誤字脱字日本語がおかしいなどあまり気にしないでいただけると嬉しいです。

王宮を訪れて1ヶ月と1週間が経った。

私はその日熱っぽくてだるい感じがした。

最近、生理もきていない。

私はもしかして何かの病気だろうかと考えながら

朝食を食べに食堂行った。

「おはよう、アテネー」

「おはようございます。旦那様」

そう入って席につく。

朝食が目の前に出されても食べる気にならなかった。

そして、いつもは完食する朝食を残してしまった。

すると、アーレスト様が心配そうに言った。

「大丈夫か?体調が悪そうだが…」

「最近、熱が高くてやる気が起きないのです。

 月のものも来ていませんし…」

「そうなのか。なら、医者を手配しよう。

 今日はゆっくり休んでくれ」

「ありがとうございます。旦那様」

部屋に戻るとすぐに医者が来てくれた。

「最近、熱っぽくてやる気が起きなくて…。

 生理も予定日をかなり過ぎていて」

「…そうですか。では、この魔道具に血を垂らしてみ

 てくれませんか?」

「わかりました。」

私は侍女に用意させたナイフで指を切った。

そして、血を魔道具に垂らすと青かった魔道具が

赤く染まった。

「おめでとうございます。ご懐妊です。」

「……本当ですか?」

私は思いもよらないことにその言葉しか出なかった。

子供ができるなんて想像したこともなかった。

「えぇ、この魔道具は王族でも使われてきたもの

 ですから。確実なものかと」

「そうですか」

「旦那様に伝えておきましょうか?」

「いいえ、今伝えたら仕事から帰ってくるかもしれな いから私のほうから直接伝えるわ。」

「わかりました。」

「お医者様、ありがとうございます」

「いえいえ、お大事になさってください」

「えぇ。安静にしておきます。」

こうして、私の妊娠が明らかになった。




「ただいま、アテネー。体調は大丈夫?」

「おかえりなさいませ、旦那様。大丈夫です。」

「アテネー…指を怪我しているじゃないか」

「これは…私の不注意でできたものなので

 大丈夫です。」

「……そうか。無理をしないようにね」

「えぇ。ご心配ありがとうございます」

私達は席につき食べ始めた。

「旦那様、話したいことがあります。」

「珍しいね。なんだい?」

「実は私のお腹に命が宿っているそうなのです。」

実際に伝えると自分が妊娠したことをより実感した。

「え……。医者からそう言われたの?」

「えぇ。魔道具で検査までしましたから確かです」

「本当に?僕との子を…」

「そうですよ。旦那様」

アーレスト様が私を抱きしめた。

「ありがとう、アテネー。本当に……ありがとう」

「旦那様、料理が冷めてしまいますよ」

「あぁ。すまない少し取り乱してしまって…。

 とりあえず食べようか」

「えぇ。」

私はアーレスト様の思っていたより取り乱していたので驚いた。


最後までお読みいただきありがとうございます!

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