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公爵様の薬指に誓いをたてて  作者: 夢見なる
第一章ー執着の影
1/18

囚われの公爵夫人

誤字脱字日本語がおかしいなどあまり気にしないでいただけると嬉しいです。

公爵は中世ヨーロッパの貴族階級です。



「おはようございます。奥様」

「…おはよう、ナンシー」

朝日が眩しく感じられる朝だった。

カーテンの外にある決して手の届かない青空を何の意味もなく眺めた。

「奥様、お着替えお手伝いいたします。」

「えぇ、ありがとう」

私はネグリジェから室内用の白いドレスに着替えた。

そして、夫のいる食堂へ行った。

「おはよう、アテネー」

「おはようございます。旦那様」

ヘマをしないように、重心がぶれないように

私はカーテシーをした。

「堅苦しいのはやめて早く食べよう。」

アーレスト様がにこりと微笑んだ。

こう見たらまるで天使が舞い降りたように美しい顔だ。さらさらとした金髪にあの青空のような瞳。

あの優しい声で話しかけられたら好きにならない令嬢はいないだろう。

私達は席につき静かに食べ始める。

「アテネー、今日はどんな予定なんだ?」

「今日は書類を片付けて庭で散歩をする予定です」

「散歩か…」

私は勇気を出してすぐに震え出してしまいそうな

あまりに頼りない声で言った。

「旦那様…久しぶりに外に出たいのですが駄目です  か?」

すると、アーレスト様の目つきが変わった。

「アテネー…何度言ったらわかるんだ。

 君は美しい。いや、美しすぎる。

 外に出ればどんな男に狙われるかわからない。

 それに、買い物なら侍女に任せればいい。」

「ですが…」

「どうか私のもとにいてくれ」

「私は…私はただ、友人に会いたいだけなのです。

 それに、女性しかおりません。大丈夫です」

「使用人には男がいるのだろう?」

「それは……。

 やめておきます。朝からこんなことを言ってしまい

 申し訳ございません。」

「わかってくれてありがとう。アテネー

 今日はお土産に髪飾りを買って帰るよ。

 付けてくれるかい?」

「えぇ、もちろんです。」

「じゃあ、行ってくるよ。アテネー」

頬に軽くキスをされた。

「いってらっしゃいませ。旦那様。」

私はいつも通り旦那様を送り出した。


最後までお読みいただきありがとうございます!

キャラ設定公開します!

アテネー…マゼラン公爵家の夫人。

夫のアーレストに執着されている。

白い髪に群青色の瞳をもつ。

正義感が強く策略を立てるのも得意。

アーレスト…マゼラン公爵家の当主。

元第二王子だが早々に王位継承権を捨てマゼラン公爵家の養子になった。

金髪に青い瞳を持つ。

アテネーのためなら何でもできる。

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