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無冠の帝王が芸能人に転生して前世を思い出してから

作者: 箱崎裕治

相沢直樹は将棋のプロ棋士でした。

18歳で四段になると順調に段位を上げてA級にもなりました。

しかし何故かタイトルとは縁がありません。

40歳になる迄にタイトル戦の挑戦者になる事100回目の戦いも3勝4敗でタイトルを逃しました。

電車で最寄り駅まで辿り着き駅前の交差点で信号が青になるのを待っていました。

青信号になったので横断歩道を歩いていると赤信号を無視した車が暴走して来ます。

危ないと気が付いた直樹は避けようと動き出そうと思っていると体が勝手に動き出し目の前の乳母車を押している母親を乳母車ごと突き飛ばすと暴走車に跳ね飛ばされました。

最後に脳裏に浮かんだのはタイトルを取りたかったと言う事でした。

しばらくすると直樹は意識を取り戻しました。

すると目の前には絶世の美女と土下座をしている女性が居ました。

見た事の無い場所で見た事の無い美女と土下座をしている女性が居るのに混乱していると美女が話し始めます。

「相沢直樹さん、申し訳ありません、私は天照大御神ですが私は私が他所の確認をしている間に地球の将来を助ける赤ん坊を見守っていたこの神が赤ん坊を助ける為に貴方を死なせてしまいました」

「どういう事なんですか」

「突発的な暴走車から赤ん坊を守る為に貴方の体を操ったのですよこの芸能神が、そしてそれが貴方の死因です」

「それで私はどうなるのですか」

「貴方には好きな世界に好きな才能を与えるので異世界転生して下さい、予定外の死のせいで天国にも地獄にも送ることが出来ませんので」

「それならば将棋の打てる世界に転生させて下さい」

「それでは今直ぐに産まれないはずだった赤ん坊の体を使って転生して貰います、お詫びとして思考分割とマルチタスクの才能とこの芸能新の寵愛を授けて」

「それでお願いします」

「体が貴方の意識を内包出来る頃に貴方の記憶と意識を取り戻せるでしょう、それでは来世は望みを叶えて下さい」

そうして相沢直樹は意識を失いました。


15年後に直樹は世界的な女優で世界的な歌手でもある芸名神楽坂風花、本名石川雫15歳に転生していました。

夜明け前の薄暗い時間に目を覚ましました雫は相沢直樹の記憶と将棋の才能を取り戻して起きる時間迄に意識の融合を行ない、雫の意識に将棋の才能とタイトルへの執念が残りました。

学校と芸能活動が忙しい中で雫は趣味の将棋でアマチュア竜王戦に参加することを決めてプロダクション社長に許可を頼みます。

趣味が将棋の社長は稀には雫と将棋を指して雫の素質を知っている社長は許可を与えるとスケジュール調整をマネージャー達に支持します。

授業中と芸能活動中にマルチタスクで新しい打ち手を覚えていく雫は将棋の腕を高めていきます。

事務所は大会を盛り上げる為に神楽坂風花名義での参加と発表、対局内容の発表の許可を主催者に求めています。

しかしこの時点では誰も雫が勝ち続けてアマチュア竜王になり、プロの竜王戦でも予選6組から勝ち進み挑戦者となり、タイトル戦でも勝ち続けて竜王となり、アマチュアなのに規則でプロの段位の八段を授かるのか騒ぎになるとは誰も知りませんでした。


みんなで私の背中を推してを読んで将棋小説を書こうとしましたが将棋の知識の無さで対局シーンが書けず、将棋界と芸能界の知識の無さで半分近く書き写す事になり二次創作の小説にも出来ないので主人公の供養の為に書いていた小説並みにありえない設定の短編にしてみました。


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