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勇者を名のる剣聖の弟子  作者: るふと
第七章 魔女の夢
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214話 最悪のご褒美

 襟元から腹にかけて何か熱いものが流れ込んできた。


 何かって言うのはヒナの胃から逆流したものなんだが・・・出した直後ってこんなに熱いもんなんだな?

 っていうか、かなり気持ち悪い!


 いや、それよりもヒナを介抱してやらねえと!


「大丈夫か!ヒナ!」


 俺はヒナの背中をさすった。


 腹の気持ち悪さと鼻をつく匂いで、俺も一瞬つられて吐きそうになったが、こらえてヒナを介抱した。


「ううっ・・・きもちわるいですぅ・・・うっ!またきました!」


 ヒナは再び俺の襟元を掴んでその中に熱いものを継ぎ足した・・・


 俺は気持ち悪いのを必死にこらえて、ヒナの背中をさすった。


「大丈夫か?全部出しちまえ」


「はい・・・もう大丈夫・・・うっ!・・・」


 ・・・三度目の波が来たようだ・・・


 俺は当然の様にそれも服の中に受け止めた。

 もう、下半身の方まで浸みて来て、俺の全身はヒナの胃の内容物にまみれてしまった。


 そして、全てを吐き終わったヒナは、疲れ果てたのか、俺にもたれ掛かってそのまま眠ってしまった。

 そのために、ヒナ自身も俺と同様に全身がベタベタに汚れてしまった。




 ・・・どうすんだ?これ?




「ゲン君、とりあえずヒナをお風呂に連れて行って!あなたもヒナもかなり臭いわよ!」


 ・・・そうだな、とりあえず洗うしかねえよな。


「みんな聞いて!今のはお酒に酔った妹のたわ言だから忘れて頂戴!」


「何だよ!おれぁすっかりその気になっちまたじゃねえか?」


「そうだそうだ!おれにヒナちゃんを抱かせろ!」


 みんな酔っぱらってるので収拾がつかねえな。




「あたしがみんなの相手をしているから、ゲン君はそのままヒナをお風呂で洗ってあげて」


「いや、俺が洗っちゃまずいだろ?」


「さっきあれだけの事をしておいて今更何言ってるのよ。それでも手を出さなかったゲン君なら信用できるわ」



 ・・・そこを信用されても何か複雑だな



「どっちにしても二人とも洗わなきゃならないんだし、一石二鳥でしょ?」



 まあ、俺も早いとこ、この状況を何とかしたいし、とりあえずこのままヒナを抱いて風呂に行こう。



「お風呂の用意は出来てます。貸し切りにしますので、そのまま一緒に入ってください」


 タヤさんが風呂まで案内してくれた。


「タヤさん、ヒナの事頼めねえか?」


「すみません、今お店を離れられなくて・・・それに、ヒナさんはゲンさんに洗ってもらいたいんじゃないですか?」


 そう言ってタヤさんは戻ってしまった。




 仕方ない、覚悟を決めてヒナを洗うか。




 俺は着衣のまま、ヒナを抱いて浴場の洗い場に入った。

 脱衣所で服を脱ぐと、服の中身がこぼれ出して大変な事になるからな。



 ヒナを膝の上に抱いたまま腰かけて、手桶で服ごとお湯を被った。

 襟元にもお湯をかけて服の中も洗い流し、軽く汚れを流したところで自分の服を脱ぎ始めた。


 ヒナを抱えながら片手で脱ぐのは難しかったが、ヒナを床に寝かせる訳にもいかねえからな。


 何とか苦戦しながら自分の服を脱ぎ、とりあえず下着だけになった。

 次はヒナの服を脱がさなければならない。


 ヒナはワンピースのスカートだったが、前側がボタン留めで既に胸元がはだけていたので、わりと簡単に脱がす事が出来た。


 俺の膝の上には下着姿のヒナが眠っている。


 下着も結構匂っているから脱がさない訳にはいかねえよな?


 今更だが、やはり眠っているヒナの裸を勝手に見る訳にはいかないから、一応、タオルをかぶせてタオルの下で下着を外していく。


 ・・・なんか今日はこんな事ばっかりやってるな・・・


 胸の下着を外したので、タオルがめくれない様に、今度は下半身の下着を脱がせにかかる。

 ・・・さっきみたいな失敗をしない様に慎重にやらねえとな。


 ヒナの腰を持ち上げながら、下着をずらして脱がせて行く。

 当然だが、俺の太腿の上にヒナの尻が直接接触する。


 さっきも触れたばかりだが、やはりこのやわらかくて滑らかな感触は反則だ。


 下着を足から抜き取って脱がし終わったが、まだ匂いが残っていた。


 やっぱり俺も下着を脱がないとだめか・・・


 片手で支えたヒナを少し持ち上げながら、もう片手で自分の下着を脱いでいく。


 ・・・やはり、下着の中では、俺の下半身のあれが、かなり大きくなっていた。


 このシチューエションなんだ・・・仕方ないだろ。


 しかし、気を付けないと先端がヒナの尻に触れてしまう。

 そうならない様に細心の注意を払って、片手で下着を脱いでいく。


 何とか下着を脱ぎ捨てると、腰の上にタオルをかけて、ヒナをその上に座らせた。

 とりあえずこれで直接触れる事は無いだろう。


 俺は、ヒナの体を洗い始めた。


 体にはタオルをかけてあるので直接見えていないのだが、濡れたタオルが密着して体のラインはしっかり出てしまっている。


 良く洗わないと匂いが消えないから、石鹸を付けてヒナの全身を洗わないといけない。

 俺は片手でヒナの体を支えながら、もう一方の手でヒナの体をくまなく洗っていった。


 タオルをかけていない手や足を洗い終わると、残りはタオルで隠れた部分だ。

 当然、胸や足の間のあの部分も洗わないといけないよな?


 俺はタオルの下に手を入れて洗う事も考えたが、正気を保てる自信が無かった。

 仕方ないので、タオル越しに洗う事にした。


 タオルの上からヒナの胸を掴む。

 タオル越しでもわかる一際柔らかい感触が手のひらに伝わる。


 尻も柔らかいが、胸のこのやわらかさは更に格別だ。

 俺は出来るだけ意識しない様にヒナの胸を丁寧にもみながら洗っていった。

 洗っている内に少し大きくなったような気がしたが、気のせいだろうか?


 そして、残るは足の付け根のあの部分だった。


 さすがにタオル越しでも、そこに触れるのは気が引ける。


 というか、今まで、出来るだけ意識しない様にしてきたが、そこだけは意識しないでいられる自信が無い。


 だが、洗わない訳にはいかない。

 これは淫らな気持ちではなく、ヒナの体を清潔に保つために必要な行為だ!


 俺は、自分の気持ちに大義名分をこじつけて、ヒナのそこにタオルの上から触れてタオル越しにこすった。


「ああん!」


 ・・・ヒナが色っぽい声を上げた。


「ヒナ!起きてたのか?」


「・・・ゲンさまぁ、どうして直接手で洗ってくれないんですか?」


「いつから起きてた?」


「あんなに激しくおっぱいを揉まれたらさすがに気が付きますよぉ。でもぉ、寝たふりしてこのままゲンさまに弄ばれようと思ったんですぅ」


 ・・・そんなに激しく揉んだつもりは無いんだが・・・


「弄ぶつもりは無いぞ」


「でもぉ、ここまで来たらこっちの物ですよぉ!」


 ヒナはそう言って自分にかかっていたタオルを投げ捨てたのだった!


 ・・・当然、ヒナのその部分に乗っていた俺の指は、タオルが無くなったので直接それに触れてしまった!


 慌てて放そうとした手をヒナが上から押さえつけたので、指が何かの隙間に入り込んでしまった!

 とろけそうな感触の気持ちの良い何かが指に触れていた。


「もう逃がしませんよ!ゲンさま!」


 ヒナはそう言うと俺の腰にかけてあったタオルをはぎ取り、背中を俺に押し付けて来た!


 さっきからの刺激で、すでに抑えが効かなくなっていた、俺の下半身のそれが、ヒナの柔らかい尻の肉に押しつぶされる。


 ところが先端が何か硬いものに当たった。


「ああん!失敗ですぅ。ちょとずれました。今はそっちじゃないです!」


 失敗じゃねえだろ!成功してたら大変な事になっていたじゃねえか!


 ・・・今、先端がどこに当たったのか?それは、考えてはいけない。


 しかし、ヒナはまだかなり酔っているな?

 これはやはり正気のヒナじゃない。


「もう一回挑戦です!」


 ヒナが尻をもぞもぞとずらしてきた!


 このまま抵抗しないでいると、ヒナの目的が達成されてしまう!

 ヒナが正気でないこの状態で、それは絶対に避けなければならない。




「ヒナ!今日はこれだけで我慢しろ!」


 俺はそう言ってヒナの肩を掴み、上体をこっちに向けて、ヒナの唇に唇を重ねた!


 一瞬、驚いた顔をしたヒナは次第にうっとりした表情に変わっていった。

 そして全身の力が抜けていく。




「んん・・・ゲンひゃま・・・すき!・・・」




 ヒナはそう言って、再び眠りについたのだった。


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