七番目の七不思議の謎
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「そうだね。でグループ分けした結果、いくつかが在校生によって面白可笑しく変えられたってことかな。」
「そうそうそうなのよ。トシ君。実際に7番目のものが『七不思議を追うものは神隠しにあう』なのよ。これが作られたとは考えられにくいわ。偉大な先人からの警告なのよ。きっと。」
僕の手帳を指さしてナナちゃんがいう。
『2.屋上に繋がる階段が13階段になるとき黄泉の国へ繋がる』
『3.虹現る時、虹の根元で不思議なことが起こる。』
「で、そうなると次に怪しいのがこの2つよ。この2つがこの世とは別の空間に繋がる可能性があるのよ。でも、2はさっき言った通り、他の学校にもよくある怪談だわ。でも『3』は聞いたことはない。うちだけの七不思議なのよ。でも、そうなると不思議なのは、なぜ、これまで七不思議を追っていた在校生は、わざわざこれを変えずに残したのかよね。私なら隠したいものは、まるっきり欠片も残さずに別のものに変えちゃうか、ぼんやりぼかして別のものに誘導するもの。」
「ということは、この3を追えば実際に不思議なことが高確率で起こると考えているわけ?ナナちゃんは」
「ええ、十中八九起こると思うわ。それも「七の神隠し」に関連していると思うから、多分異界または、別次元、タイムスリップによる転移が起こると考えているわ。」
「それは流石に危ないじゃないか。そんな危ないとこにナナちゃんを連れて行ったなんて知られたら、父上に怒られてしまうよ。」
「トシ君たら心配症ね。ふふっ」
といって、手のひらで僕の胸をポンポンと叩いてきた。
「それなら、きっと大丈夫よ。考えてもみて、この学校には失踪した人間はいないのよ。いれば必ずどこかに綻びがあって、それが噂となって残っているはずだもの。でも、それがほとんどないってこと。そして、わざわざ七不思議に一文、いやこの場合は二文かな、わざわざ記載してあるってことは、その不思議な現象に巻き込まれても、この世界に戻ってくることが出来たということよ。だから、私達が仮に神隠しに遭遇しても、自分たちの力で戻ってこれるわよ。」
「なら、この二文は警告であると同時に招待文にもなっているわけか。この謎を解いて、僕たちの行った場所へ君たちもおいでってことかな」
「そうよきっとそうなのよ。だから今日からは、この『3.虹現る時、虹の根元で不思議なことが起こる。』をメインに私達の真相究明俱楽部の活動にするわよ。」
「うん、それはいいけど、これ以外の手がかりがないと流石に厳しいと思うよ。
せめて、場所と時間帯ぐらいは特定しないと、13階段の時じゃないけど、ずっと見張っている必要が出てくるよ。しかも場所は特定できてないから色々な場所で。」
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