僕は君に何も出来ない!
僕は34年間! 初めて心から好きと想える女性に巡り会えた!
こんなに好きになった事は、今まで1度もない!!!
僕の名前は 『北野 涼』仕事は食品の製造業の仕事をしている。
毎日が平凡で、同じ事の繰り返しだ、、、!
僕の学生の時のお話、、、。
僕の友達は、女の子にモテたい一心でどうにかこうにか、、、?
見た目を一生懸命に気を付けていたな~
服もオシャレして、いい香水つけて、髪もカッコ良くキメて、、、。
まぁ、それでモテていたのかは知らないのだけど、、、?
【彼女は、いたと思う。】
...あの頃の僕は全く女性に興味がなかったから、、、。
▽
それは、社会人になってからも変わらず、、、。
職場で飲み会や女性と出会いがあっても、興味がないからどうにかして
その子と付き合いたいと思ったことが全くない!
だから、、、。
飲み会に出ても何時も、思った事を直ぐに言って、その女の子に嫌われる!
『北野さんって? 彼女いるんですか、、、?』
『いや、別に欲しいと思わないから、、、。』
『でも、結構! カッコイイですよねぇ~』
『そうかな、、、。』
『そうですよ~ ワタシ結構、北野さんタイプだな~』
『ごめん、僕は君が全くタイプじゃないけどね、、、!』
『...えぇ!? そんな言い方酷過ぎませんか?』
『ごめんごめん、正直に言っちゃった! ごめんね!』
『もういいです! 北野さんとは話したくありません!!!』
『......』
こんな感じだから、友達には直ぐにこう言われる。
『あのさ~北野! お前も少しは大人になれよ~』
『...えぇ!?』
『何でもっと、賢く出来ないんだよ~ あんな言い方したら、あの子
だって怒るだろう、、、!』
『まぁ、ううん、』
『思ってても、大人なら言わないもんだろう!』
『あぁ、そうだな!』
▼
...でもこの日の飲み会は違ったんだ!
僕はこの飲み会で、【運命的な出会い】をする!
彼女の名前は 『城戸 唯奈』23歳で某大手企業の受付をしている。
彼女を見た瞬間、僕は初めて【一目惚れ】をした。
何もかもが初めてで、動揺が隠せない!
好きになるってこういう事なのかと思った...。
その日の飲み会で、僕は一言も彼女と会話をする事はなかった。
話したくても話せないのだ!
彼女を意識し過ぎて、心臓がバクバクして体が震えて、何を話したらいいのか
頭の中が真っ白で、、、こんな事、今まで生きてきて初めての事だった!!!
何も話すことが出来なかった。
唯奈ちゃんが、僕にとってたった一人の女性だと思った!
▽
それからというもの、、、。
友達に言って、唯奈ちゃんが出る飲み会は僕も出るようにした、、、!
しかし、、、!?
何回、彼女と同じ飲み会に参加しても、彼女と話す事は1度もない!
それでも、僕は唯奈ちゃんがいる飲み会に出続けた。
だんだん、彼女も僕の事が気になるようになる、、、!
これは、僕の友達に彼女が僕の事を言っていた話だ!
『あのね? 北野さんっているでしょ? 何回も私と一緒の飲み会で
会うけど、、、1度も私と話したことがないんだよ~』
『...あぁ、北野? あいつシャイだからな~ 唯奈ちゃんを見て照れて
何も話せないらしいよ~』
『...あぁ~それなら良かった! てっきり嫌われてるのかと思ってた!』
『それどころか、逆だよ! あいつ唯奈ちゃんの事が好きなんだよ!』
『...へーえ、そうなんだ!』
それを、何時もの飲み会の後で聞かされる。
『えぇ!? 言ったの?』
『...あぁ、ごめん、でもお前の事嫌ってる感じはなかったな~』
『...うーん、そっか!』
そう言えば、、、?
今日の飲み会で、唯奈ちゃんから僕に話しかけて来てくれたな、、、?
『北野さん、これ食べます、、、?』
『...ううん、』
『私、シャイな人好きですよ!』
『えぇ!?』
それだけの会話だったけど、、、?
めちゃめちゃ嬉しかった!
初めて、唯奈ちゃんと話せたから、、、!
しかも、唯奈ちゃんから僕に話しかけてくれて、シャイな男が好きとか
言われて、僕はそれだけで舞い上がって、テンションも上がった。
そんな風に言われただけで、、、僕の心臓がバクバクする。
僕の恋心が動き始めた!
▼
そして、今日飲み会で、唯奈ちゃんも来ていた。
この日の僕は、ガンガン始めから飛ばしてお酒を飲みまくって、、、。
お酒の勢いで、唯奈ちゃんに告白してしまった!
『僕、唯奈ちゃんが好き!』
子供みたいな告白を、情けない!
でも、そんな僕に唯奈ちゃんは、、、、。
『私も北野さんの事が好きです!』
『えぇーーーーーええええええ!?』
みんなで一斉にその声が漏れた!?
『北野、男になれ! その先はどうしたいんだよ!』
『ぼぼぼ僕と! 付き合ってください!』
『...ははい!』
拍手が一斉に鳴り、みんなからおめでとう~良かったな~と
言われて僕と唯奈ちゃんは、顔を見合わせてお互い顔が赤くなった。
今は、唯奈ちゃんと付き合っているけど、、、。
大切に思い過ぎて、たまに唯奈ちゃんに怒られる事がある!
『もぉ~涼クンは優し過ぎるの! でもそこが好き!』
【幸せって、素敵だな!】
最後までお読みいただきありがとうございます。