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僕は君に何も出来ない!

作者: 七瀬



僕は34年間! 初めて心から好きと想える女性に巡り会えた!

こんなに好きになった事は、今まで1度もない!!!


僕の名前は 『北野 涼』仕事は食品の製造業の仕事をしている。

毎日が平凡で、同じ事の繰り返しだ、、、!



僕の学生の時のお話、、、。


僕の友達は、女の子にモテたい一心でどうにかこうにか、、、?

見た目を一生懸命に気を付けていたな~

服もオシャレして、いい香水つけて、髪もカッコ良くキメて、、、。

まぁ、それでモテていたのかは知らないのだけど、、、?


【彼女は、いたと思う。】


...あの頃の僕は全く女性に興味がなかったから、、、。



それは、社会人になってからも変わらず、、、。

職場で飲み会や女性と出会いがあっても、興味がないからどうにかして

その子と付き合いたいと思ったことが全くない!


だから、、、。


飲み会に出ても何時も、思った事を直ぐに言って、その女の子に嫌われる!


『北野さんって? 彼女いるんですか、、、?』

『いや、別に欲しいと思わないから、、、。』

『でも、結構! カッコイイですよねぇ~』

『そうかな、、、。』

『そうですよ~ ワタシ結構、北野さんタイプだな~』

『ごめん、僕は君が全くタイプじゃないけどね、、、!』

『...えぇ!? そんな言い方酷過ぎませんか?』

『ごめんごめん、正直に言っちゃった! ごめんね!』

『もういいです! 北野さんとは話したくありません!!!』

『......』



こんな感じだから、友達には直ぐにこう言われる。


『あのさ~北野! お前も少しは大人になれよ~』

『...えぇ!?』

『何でもっと、賢く出来ないんだよ~ あんな言い方したら、あの子

だって怒るだろう、、、!』

『まぁ、ううん、』

『思ってても、大人なら言わないもんだろう!』

『あぁ、そうだな!』



...でもこの日の飲み会は違ったんだ!


僕はこの飲み会で、【運命的な出会い】をする!

彼女の名前は 『城戸 唯奈』23歳で某大手企業の受付をしている。


彼女を見た瞬間、僕は初めて【一目惚れ】をした。

何もかもが初めてで、動揺が隠せない!

好きになるってこういう事なのかと思った...。


その日の飲み会で、僕は一言も彼女と会話をする事はなかった。


話したくても話せないのだ!

彼女を意識し過ぎて、心臓がバクバクして体が震えて、何を話したらいいのか

頭の中が真っ白で、、、こんな事、今まで生きてきて初めての事だった!!!


何も話すことが出来なかった。

唯奈ちゃんが、僕にとってたった一人の女性だと思った!



それからというもの、、、。

友達に言って、唯奈ちゃんが出る飲み会は僕も出るようにした、、、!


しかし、、、!?

何回、彼女と同じ飲み会に参加しても、彼女と話す事は1度もない!

それでも、僕は唯奈ちゃんがいる飲み会に出続けた。


だんだん、彼女も僕の事が気になるようになる、、、!

これは、僕の友達に彼女が僕の事を言っていた話だ!


『あのね? 北野さんっているでしょ? 何回も私と一緒の飲み会で

会うけど、、、1度も私と話したことがないんだよ~』

『...あぁ、北野? あいつシャイだからな~ 唯奈ちゃんを見て照れて

何も話せないらしいよ~』

『...あぁ~それなら良かった! てっきり嫌われてるのかと思ってた!』

『それどころか、逆だよ! あいつ唯奈ちゃんの事が好きなんだよ!』

『...へーえ、そうなんだ!』



それを、何時もの飲み会の後で聞かされる。


『えぇ!? 言ったの?』

『...あぁ、ごめん、でもお前の事嫌ってる感じはなかったな~』

『...うーん、そっか!』



そう言えば、、、?

今日の飲み会で、唯奈ちゃんから僕に話しかけて来てくれたな、、、?


『北野さん、これ食べます、、、?』

『...ううん、』

『私、シャイな人好きですよ!』

『えぇ!?』


それだけの会話だったけど、、、?

めちゃめちゃ嬉しかった!

初めて、唯奈ちゃんと話せたから、、、!

しかも、唯奈ちゃんから僕に話しかけてくれて、シャイな男が好きとか

言われて、僕はそれだけで舞い上がって、テンションも上がった。


そんな風に言われただけで、、、僕の心臓がバクバクする。

僕の恋心が動き始めた!



そして、今日飲み会で、唯奈ちゃんも来ていた。

この日の僕は、ガンガン始めから飛ばしてお酒を飲みまくって、、、。

お酒の勢いで、唯奈ちゃんに告白してしまった!


『僕、唯奈ちゃんが好き!』


子供みたいな告白を、情けない!


でも、そんな僕に唯奈ちゃんは、、、、。


『私も北野さんの事が好きです!』

『えぇーーーーーええええええ!?』



みんなで一斉にその声が漏れた!?


『北野、男になれ! その先はどうしたいんだよ!』

『ぼぼぼ僕と! 付き合ってください!』

『...ははい!』


拍手が一斉に鳴り、みんなからおめでとう~良かったな~と

言われて僕と唯奈ちゃんは、顔を見合わせてお互い顔が赤くなった。



今は、唯奈ちゃんと付き合っているけど、、、。

大切に思い過ぎて、たまに唯奈ちゃんに怒られる事がある!


『もぉ~涼クンは優し過ぎるの! でもそこが好き!』



【幸せって、素敵だな!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 好きな人だからこそ、がちがちになってしまうことあります。
2018/08/02 18:28 退会済み
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