地上に降りた最後の天使
私は今 居住スペースを兼ねた
核シェルターの中にいる
外の様子などは 別室にあるモニターまで
確認に行かなければ様子を伺う事は出来ない
タバコを吸う時は 喫煙スペースがあり
1つの部屋のようになっていて
部屋の真ん中に 煙を吸う
机も兼ねた大きな台が置いてある
執筆をする時や瞼を閉じ仮眠をする時は
リクライニングシートに腰を掛けるが
そのまま朝を迎える事もたまにはある
そして栄養源としては この世界では
各栄養素に分かれたサプリメントの他
1粒で空腹を満たすサプリメント等もあり
急に肉離れ等を起こしたり
体調を崩した際には栄養素に分かれた
サプリメント等の名称が
この左腕に付けている端末に表示される
執筆を行う際には 過去の時代には
鉛筆やペン等があったが
今 この時代は 1本のペンのような物に
切り替えボタンが付いていて
そのボタンを押すと
各芯の濃さを選べ 小さい窓のような箇所に
デジタル式ではあるが表示される仕組みになっている
中身が少なくなった際には
中身が液状になっている
プラスチックフィルムと入れ替えるだけで
再使用可能である
そしてこのシェルターだが
過去の時代のシェルターと言えば
地面等の下に埋まっているタイプか
建物の形の場所に2重3重と扉を付けたタイプが
過去のシェルターであるが
私の土地にあるシェルターは
地面には埋まっては居るが
上に述べた様に 別室に行き
モニターで確認する為のカメラの他
ボタンを押すことにより
シェルターに収納されている
2重3重と重なった屋根のようにもなる
天井がガラス張りにもなっているが
星を観たり UFOと呼ばれていた乗り物が
行き交うのを眺めたりする時に
展望台のように変更は可能である