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第4章 未知なる脅威

 あれから数日、俺はみるみる上達していった。

「だいぶ、良くなったじゃない。これなら近いうちに私を使えるようになるかもしれないわね」

「サファイアを!?」

「忘れた!私は火の精霊で元々は剣の形をしてるって。それにあなたが火系統の上達が早いのは私が火の精霊何だからね。もう一人のあなたと契約してるから上手くいくだけであって、他の属性を使いこなすにはそれぞれ契約しないとだめなの。私に感謝しなさい」

「そうなのか。単にサファイアと相性がいいのかと思ってたよ」

「そ、そんなわけないじゃない。冗談なんか言って・・・・・・ (いきなり不意打ちなんて、やっぱり響也なのね)」

 サファイアは顔を真っ赤にしながら、何かブツブツ言っていた。

 俺は頭に?マークを浮かべながら特訓を続けた。


その日の夜、俺はイメージトレーニングをしれいると

「相変わらず熱心ね。ちゃんと体、休めときなさいよ」

 サファイアが風呂上がりに牛乳を飲みながら言ってきた。

「分かってるけど、楽しくてしょうがないんだ。こんなフィクションみたいなことが現実で・・・・・・」

「・・・・・・そう。 そんな響也に朗報よ。明日から私を使って特訓よ」

「私をって、剣として使いこなすってことか」

「そういうこと。わたしと心を通わせてシンクロしたら能力が何倍にもなるわ。細かいことは明日言うからお楽しみに」

 俺はワクワクしてしょうがなかった。



 「さて、昨日言ったとおり私を使いこなしてもらうわよ」

 サファイアがウインクしながら言ってきた。

「とうとうか・・・・・・ 何をしたらいいんだ」

「まあ、慌てないで。まず、私が剣に戻るからそれを使いながら炎系統の魔法をやってもらうわ。 そして最終的には私とユニゾン、いわゆる融合をするわ」

「融合!?」

俺が驚いているとサファイアは、可笑しそうに言った。

「そう身構えないで。融合っていっても合体する事じゃないの。・・・・・・何て言えばいいか、精神が繋がるというか意思疎通してシンクロするから能力もあがって奥義も打てるようになるわ。でも感覚的には憑依してるもんかもしれないわね。でも融合はお互いの信頼関係が重要だから、私を信用してもらうしかないわね」

「何だ、そんだけか。俺はサファイアのことは今まで一緒にいて分かってるから信頼してるよ。これでも人を見る目はあるつもりだからな」

「そ、そう。嬉しいことを言ってくれるじゃない」

 照れてるサファイアをからかうのは俺の数日の楽しみだ。この反応が良いんだよな。

「取りあえずやって・・・・・・」

「危ない!!」

 その瞬間爆音が轟いてあたり一面が吹き飛んでいた。

「やっと見つけたぞ」

 不意に声がした方を見ると、騎士甲冑を纏ったようなひとが宙に浮いていた。

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