表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/22

第3章 魔法で無双する

 俺達は魔法の練習をするために広い公園にきていた。

「これでよしと」

 サファイアは、人除けの魔法陣を書いていた。

「あとは、起動するだけで人が寄り付かなくなるわ。後、結界もかねてるから多少無茶しても大丈夫よ」

「どうやって起動するんだ」

 俺が聞くとサファイアは、得意気に

「書いた魔法陣の中心に手をかざして自分の魔力を注げば起動するわ。ま、慣れちゃえば魔法陣は省略可能なんだけどね。・・・・・・ 私は、どうも結界関係は苦手で・・・・・・」

 サファイアは、頭をかきながら苦笑いしていた。

「ま、まあ誰でも不得意なことはあるし・・・・・・」

「そ、そうよね。 じゃあ気を取り直して・・・・・・ まず、この自然界には魔力マナがじゅうまんしてるの」

「魔力ってアニメにでてくるような?」

 俺が聞くとサファイアは、うれしそうに

「理解が早くて助かるわ。 この自然界には、火、水、雷、風、土、木、光、闇があるの。それ以外にもまれなのはあるけどそれは、いずれ教えるとして、まず基礎から覚えてもらうわ。・・・・・・ ちなみに、風を極めれば空を飛べるし、二つの属性を使えば威力をアップすることもできるわよ」

「それは、やりがいがあるなあ。ちなみに、サファイアが得意なのは?」

 俺が聞くとちょっと困ったそぶりをしてから、

「まあ隠してもしょうがないか。いずれわかることだし・・・・・・ 私が得意なのは火系統なの。その理由は、私が火の精霊だからよ」

「せ、精霊!?」

 俺が驚いているとサファイアは、クスッとしながら続ける。

「今は人の姿をとってるけど、本体は炎の聖剣になるわね。ま、それは近いうちに見せることのなると思うわ。・・・・・・ ちなみに、他の属性を宿した精霊もいるから乞うご期待。・・・・・・さて、無駄話もこれぐらいにして練習を始めましょうか?」

 こうして俺とサファイアの魔法の特訓が始まった。



 二日後、魔法の発動するところまでこぎ着けていた。

「すごいわね。普通は魔法を出せるようになるのも早くて数週間はかかるのに・・・・・・」

 サファイアもさすがに驚いた顔をしていた。

「ここまでは何とか・・・・・・」

 俺が言うとサファイアは嬉しそうに、

「じゃあ、ステップアップするわよ。今はその現象を発動できてるだけだからそれじゃ威力がないからいみがないの」

「じゃあ、何すればいいんだ?」

「魔法を使うのには二つの方法があるの。魔法陣を描いて発動するか、呪文詠唱するか。後、呪文詠唱は得意系統なら詠唱破棄もする事ができるわ。でも、まずは私が得意な火系統の呪文詠唱から覚えてもらうわ」

 俺は内心ドキドキしながら先を促す。

「まずは炎の矢からやってみましょうか。私が言うようにやってみて! 火の精霊よ、我が敵を討ち滅さん、穿て炎の矢!」

「火の精霊よ、我が敵を討ち滅ぼさん、穿て炎の矢!」

 すると、指先から矢が三本でた。

「出来たじゃない。・・・・・・ん、どうかした」

「いや、何かやってみた感じもっと簡単に出来そうなきがして・・・・・・ ちょっとやってみていいか?」

「いいけど・・・・・・ どうするつもり?」

「こうするんだよ」

 俺は指先に魔力を集める感じで

「フレイムアロー!!」

 すると、さっきとは比べものにならないほどの威力がでた。

「す、すごいじゃない。いきなり詠唱破棄なんて・・・・・・ (私でも出来るようになるまでは苦労したのに)」

「何か言ったか?」

「な、何でもないわ。こっちの話」

 サファイアは、慌てたように首を振っていた。

「それにしても何でできると思ったの?」

「ああ、さっきやってみた感じで明確にイメージできたらいけるんじゃないかと・・・・・・ でも魔力のコントロールが難しいから複雑なのはまだ無理だな。練習あるのみ」

「教えがいがあるってもんよ・・・・・・ (私、必要ないんじゃ)」

 それから、俺は休憩も忘れて没頭し、魔力切れで倒れるのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ