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覆面=雑魚

僕は覆面達の前に躍り出た。一瞬、驚いた顔をしたけど直ぐににやにやと笑い始めた。

ー嘗めてるな。

まぁ、そっちの方が都合がいい。表に出掛けたイライラを収めながら一歩踏み出す。覆面達(体格等から男と判定)が何か言っているみたいだけど聞こえない。極限まで神経を研ぎ澄ます。

ーいらない雑音は流せ。必要ない物は見るな。余計な事は感じるな。

自己暗示をかけながらほぼノーモーションで手前にいた覆面の顎をかち上げる。泡を吹きながら倒れた仲間に目が行っているうちにアサルトライフルを首から下げた男の脳天に一撃。崩れ落ちる男を隠れ蓑にしてその隣の男の膝裏に蹴りを入れる。不意をつかれ倒れそうになる男の背中を蹴り戸惑う男二人の米神を狙い警棒を振るう。ジャストミート。最後にナイフ片手に背後から突っ込んでくる男の鳩尾を振り向かずに突く。ここで僕の集中力が切れた。

「ふぅ。」

溜め息をついて倒れこむ覆面集団を見つめる。大した腕はない。それに統率もされてない。まるで寄せ集めだ。確か烏合の衆って言うんだっけ?

「さて。」

本当はボスをさっさと落としてしまいたいけどあの数に突っ込むのは嫌だ。リンチいくない。

各個撃破が望ましいけどどうやって誘き寄せようか。

僕は悩みながら覆面達を近くのスポーツショップで売ってた大縄で縛り付けておいた。勿論、武器は全て使用不能にさせてもらっている。まさか、昔じいちゃんから習った銃の破壊方法が役に立つとは。恐るべし年の功。

そんなしょうもない事を考えながら再び1階まで向かう僕だった。

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