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メビウスの輪の上  作者: 早苗
2/3

0話 0日目から1日目

0話です。

構成はこれからは時系列順にしようと思います


まぁ、実際ループってどのタイミングで気づくんでしょうね?少なくても朝起きてすぐは気づかないでしょう。私もなってみたいものです。

すぐに飽きそうですが…

ピピピ、ピピピ、ピピピ

ピピピ、ピピピ、ピピピ


「ん、うるっさいっ」 ガシャ


目覚まし時計が鳴って2分後、俺はようやく目を覚ました。


9月10日7時22分、いつも通り遅めの起床をし

「30秒で支度しな」と言わんばかりに急いで支度

し学校に向かって走る。


途中、道端に猫が寝てたのを気づかないで踏んで転んだ。ごめんな猫さん。


校門では珍しく生徒会の連中が挨拶運動と身だしなみ検査をしていた。生徒会は美人生徒会長率いる色物ばかりだ。


しまったな。と思った。


『おい、鯨井!』

「は、はい!…なんすか会長?」

『また寝坊したな!ネクタイが曲がっている

髪もボサボサだぞ!全くズボラなやつめ』


と言いながら、俺のネクタイを締める。

なんというか凄くドキドキするシチュだ

朝からツいてると思った。


『少しは身だしなみに気を使え、

君は見た目は悪くないのだから』


他の男子の視線が痛い。急いでその場を離れることにした。


授業が始まると最悪だった。体育は好きだがまさかのにわか雨で自習になるし、数学は抜き打ちテスト、俺が嫌いな複素数平面というやつだ。


朝がついてただけに、なんて日だと思ったが

ようやく昼休みだ。

いつも通り、町田と中庭で飯を食べる。


『午後は眠くなるよなー』

「ああ、やっぱ胃に血が集中するから

頭に酸素がまわんねーんだな、きっと」



たわいもない話をし昼休みが終わる。

そして、眠くなる午後は授業を聞かずに寝た。

昨日も一昨日も、そしてこれからも続く俺のルーチンワークだ。


放課後


一目散にスーパーに行く。

好物の鳥のタタキが半額セールだからだ。

少し遅れたが、ラスト一個が残っていた


手に取ろうとしたら、隣のおばさんに先に取られてしまった。俺は半泣きで帰った。


「くそ、1ヶ月に一度あるかないかなんだぞ」


と愚痴をこぼしながら家につく。

なんというか、少しだけ不運だが今日もいつも通りの日常だったな、なんて思いつつ

『君は見た目は悪くない』という会長の言葉を思い出し、目覚まし時計をいつもより少し早めに設定して俺は床についた。




ピピピ、ピピピ、ピピピ

ピピピ、ピピピ、ピピピ


「ん、うるっさいっ」 ガシャ


目覚まし時計が鳴って2分後、俺はようやく目を覚ました。


9月10日7時22分、いつも通り遅めの起床をし

時計を見て、日付が変わっていないことに気づく


「まあ、あれだけ毎日叩けば壊れるよな」


電池を外して目覚まし時計を捨てた

明日からは携帯電話の目覚ましを使おう。


「てかあれ?目覚まし時計は昨日少し早めに設定したよな?」


まあ、目覚ましが壊れてて鳴るのが遅かったんだなとその時は気にも留めなかった。


途中、道端に猫が寝てたのを気づかないで踏んで転んだ。ごめんな猫さん。


「おまえ、そこお気に入りスポットかよ!」

てか2日連続も踏んでごめんなと心の中で謝った

明日は足元に注意すると決めた。


校門では珍しく生徒会の連中が挨拶運動と身だしなみ検査をしていた。生徒会は美人生徒会長率いる色物ばかりだ。


いやおかしいだろ?2日連続で挨拶運動?

あれ?別におかしくはないか?

でも、なんか変だな

俺は頭の中で違和感を拭えなかった。


『おい、鯨井!』

「は、はい!…なんすか会長?」

『また寝坊したな!ネクタイが曲がっている

髪もボサボサだぞ!全くズボラなやつめ』


と言いながら、俺のネクタイを締める。

なんというか凄くドキドキするシチュだ


「またですか?」

『当たり前だ!お前が服装を正すまで、寝坊を

辞めるまで私はお前を見届け続けるぞ!』


朝からまたツいてると思った。



『少しは身だしなみに気を使え、

君は見た目は悪くないのだから』


相変わらず、他の男子の視線が痛い。


「それ、昨日も言いませんでした?」


『なんのことだ?昨日私は君には会っていなかったと記憶しているが?』


「あれ?い、いやなんでもないです」


『そうか、ならばいい。今日は雨の匂いがする

早く校舎に入るといい』


雨の匂い??なんだそれ、

野生の勘的なものか?それより今日も雨なのか

やれやれと思いながら靴を下駄箱にいれた。




教室に入り、黒板を見ると日付が9月10日のまま

日直もそのままになっていた。誰か消してやれよと思ったがそっとしておいた。”触らぬ髪は立場なし”みたいなあれだ。


授業が始まると最悪だった。体育は好きだが会長の予想どおり、にわか雨で自習になるし、数学は抜き打ちテスト。


俺が嫌いな複素数平面というやつだが、昨日解いた問題で解説もしてもらったのでスラスラ解けた。


なぜ、昨日と同じ問題を?

やはり何かがおかしい、俺の違和感は確信に変わりかけていた。


ようやく昼休みだ。

いつも通り、町田と中庭で飯を食べる。


『午後は眠くなるよなー』


「なぁ、今日さ、クラスのみんなに質問したんだよ。みんなふざけた答えばっかでさ。お前は真面目に答えてくれよ?」


『おいおい、それはどんな質問なんだ?』

















「今日何日だ?」








たわいもなくない話と共に昼休みが終わる。

そして、眠くなる午後は授業を聞かずに寝た。

昨日も一昨日も、

そしてこれからも続く俺のルーチンワークだ。



放課後



一目散にスーパーに行く。

鳥のタタキが半額セールをやっていた


昨日より2分ほど早く着いた俺はラスト一個を手に入れることができた。あと一歩で取れなかった隣にいるおばさんが少し残念そうな顔をしていた。


「まぁ、1ヶ月に一度あるかないかだしな」


とこぼしながら家につく。


今日1日のことに俺は酷く混乱していた。

とにかく早く寝たかった。悪い夢だ。

これは夢なんだ。俺は床についた。

全然眠れなかったが、無理やり目を閉じた。


そして…



ピピピ、ピピピ、ピピピ

ピピピ、ピピピ、ピピピ


「んっ、うるっさいっ」


ガシャっと目覚まし時計を叩く

時計は9月10日7時22分を指していた。

いつも通りじゃない、いつも通りの朝だ。


どうやら俺は非日常の扉を開けてしまったようだ


主人公の鯨井君ですが


設定としては見た目はかなりいい方で

性格はワガママですが外面だけはよくするように育っています。その二面性を書けたらよいなと思います。

1人暮らし。交友関係は浅く広い方で知り合いは多いけど友達は少ない感じです。昔は女の子とばかり遊んでいて嫉妬により男友達は壊滅的にいません。そして唯一の親友町田はファッションホモです。

ファッションとは一体!?


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