最終局面へ
畳みます
「お前の命は助かったが、もう戦士として生きていくことはできん」
フードを被った男が言った
「貴様、何者だ!」
「お前が望むならお前に新しい肉体をやる ただし、コントロールできるかは保障はしないがな」
「・・・俺の体のことはわかっている あのドラゴンに一矢報いることができないのは残念だが」
「だからチャンスをやる わからん奴め そのドラゴンを殺しに行け、私が手を貸す」
「・・・貴様が俺に何をする気かしらんが、やってみろ」
男の魔力によって、マックは新しい肉体を手に入れた
呪われた不死の肉体である
「体がぁ・・・熱い!!!」
マックはそのまま病室を飛び出した
ユニクロはドラゴンのねぐらに向かっていた
ユニクロはドラゴンライダーのスキルを手に入れていた
「これであいつと話ができる」
ドラゴンは眠っていた
ユニクロはゆっくり近づくと、ドラゴンが何を考えているのか
探ってみた
すると、ドラゴンが目を覚まし語りかけてきた
「また来たのか」
頭の中で声がする
「お前、なんであの時俺を見逃したんだ?」
「そんなことを聞きに来たのか 変わったやつだな」
「気になって眠れないんだよ 教えてくれ」
ドラゴンは起き上がり、ユニクロの前までやってきた
「私はお前を見逃したつもりはない お前にもともと用はなかったのだからな
私は、ずっと待っていたのだ ある親友を」
「親友・・・どれくらい待ってるんだ」
「二十年になる」
「こないなら何で自分から行かない?」
「・・・」
「あんたはその親友に何かひどいことをして、それで会いに行きづらい そういうことか?」
「貴様にはわかるまい」
「分かる なんかの手違いでこんなことになっちまって、なんでこんな目に会わなきゃいけないんだって思うよ
でもな、そんなもん自分でいくらでもどうにかできんだ それが運命なんて縮こまってたら、そんな風にしたいじわるな神様の思うつぼだぜ?」
「私は、どうすればいいんだ 今更」
「会いに行けよ、親友に 俺が手助けしてやってもいい」
「なぜ、見ず知らずの、しかも私などに手をかす?」
「・・・俺も一人だからだ」
その時、頭上から巨大なうめき声のようなものが聞こえた
マックが降ってきた
状況が呑み込めない
しかし、はっきりとした殺意と憎悪をいだいていた
「貴様を殺しに来た」
邪悪な雰囲気を醸し出していた
ドラゴンは「乗れ」
と背中を差し出した
「あんた、いいのか?」
「下らんプライドなど捨てた、早くしろ」
ユニクロはドラゴンに乗り、近くに落ちていた槍を拾った
「楽しくなってきたな!ドラゴンライダーもろとも消してくれるわ」
マックは体を増幅させ、まるでドラゴンのような形に変貌した
邪悪な翼を持ち、鋼鉄のように硬い皮膚を構築し、自身も空へ飛翔した
上空でドラゴンの王者と、邪悪なるマックが対峙している
「これが終わったら次は俺様の国を滅ぼしてやる、あの国の連中にも俺の憎悪を食らわせてやろう」
「隊長・・・どうしちまったんだ、あの体も・・・一体」
「あれは魔法使いの仕業だろう 憎悪に働きかけ、その殺意を形にしたのだ
もはや自分ではコントロールできない いわば暴走した殺意の塊だ ここで、打ち砕かなければならない」
ラストバトルが幕をあけた
このあたりから集中力切れました
あと一日くらいかけてたら全然違う話になってたかも
ドラゴンに話しかけるシーンは我ながら手抜きw
ナ〇トっぽいなと後で思いました