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走れども走れども

作者: みるく

走る、

転ぶ、

起き上がり、泣きながらでも這ってでも前に進む。


よじ登り、また、乗り越える喜びを知っている。


ぬかるみの滑りやすさを、水たまりの喜びを、砂利ですりむく痛みを知っている。


だから私はあなたを傷つけない。


愛ゆえに攻撃しない。


君を守る覚悟。銃後の守り、備え、君の憂いは全て取り払いたく、君を守るために僕は強くなり翼があるのに、君は僕を優先しようと言いながら僕の能力を持て余す。


飛んでいってしまうよ?と脅迫しても、それは君の自由だと


愛していると言ってくれ


言わなくても抱きしめてくれ


その手が僕を導く


君にしかこんなことは言わない


辛いことも痛いことも苦しいことも


病める時も健やかなる時もと神に誓ったね


君と付き合いはじめたのは、君にしか僕が理解できなかったから


もう限界ですか


捨てたいですか


まだできますか


無理はさせたくないから


声を圧し殺して泣いています


唸り声が聞こえたら


連れ出してください


ネバーランドでなくていい


一緒に空を見よう

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