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一人のマスカレイド


俊は、中学校に行き出した。


 次第に、俊の口数も増えた。

 

 ミミも学校までは付き添う。

 しかし、もうそこまで。

 学校に見送った後は、ミミは帰った。


 俊が、そうしてくれと、


 言った。



 ミミは嬉しかった。


 これで、スイーターマンのマスカレイドがなければ……。



 ミミは、もう、普通の洋服を着ている。

 俊のお母さんが買ってくれたのだ。


 ミミはありがたく思う。そして、今日も洋服を着ている。



 かわいい服。


 ミミに似合うと、買ってくれたのだ。

 ミミも、家事を手伝っている。

 感謝の気持ちだ。



 そして、学校が終わった。


 迎えに行こうと、思ったとき、


 



 空間が、歪んだ。



 目の前が、眩むような、変な感覚。



 俊は……?


 一緒にいなかったので、舞踏会にはいないのか?



 「俊?」


 仮面をかぶった、スイーターマンが、ミミに切りかかった。



 それを、魔法の杖で、迎え撃つ。



 カキーーン……。


 シャリッ……。


 何回か重ねあった。



 ミミは、


 「星よ、輝きたまえ!」


 そういうと、



 「アクア、サイクロン!」


 そう叫んだ。




 破裂していく、スイーターマン。




 そして、世界から、解き放たれた。




 「ミミ!」


 「……俊?」


 俊は、目の見えない代わりに、匂いでわかる。



 俊は、倒れていた、ミミを必死で、呼びかけていた。



 「俊、ごめんね。ミミ、大丈夫だから」


 俊は泣いていた。


 ミミは、俊を抱きしめた。


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