第6話 議員会館にて白兵戦
夜。
霧都ヴァル・ロンドリア。
炎に包まれた街の中心に、
黒い影のようにそびえる建物。
白亜党議員会館。
12階建て。
巨大な塔のような議事堂。
最上階 キングの間。
そこに
すべての元凶がいる。
機動隊到着
重装甲車が止まる。
ブレーキ音。
ドアが開く。
煙の中から降り立つ男。
ガルム警部補。
人狼。
巨大な体。
鋭い牙。
燃えるような目。
彼は建物を見上げる。
窓には武装した男たち。
白い腕章。
白亜党私兵部隊。
銃。
魔導砲。
完全武装。
ガルムは無線を取る。
「こちらガルム」
「霧都大虐殺の暴動を扇動している
バルド議員を逮捕確保するため」
「今から突入開始する」
そして振り返る。
後ろには
警察機動隊 二百人。
人間警官
人狼警官
ゴーレム警備兵
混成部隊。
盾。
魔導ライフル。
装甲。
完全武装。
そのとき
霧の向こうから三人が歩いてくる。
黒いコート。
アレクシス・グレイヴン。
その後ろ。
ミレイア・ルーンベル。
そして
オズワルド・ハーゲン。
ガルム警部補が笑う。
「遅いぞ」
アレクシスは建物を見上げる。
「敵は最上階だ」
「キングの間は12階だ。」
ガルム警部補は言う。
「いいだろう」
牙を見せる。
「狩りだ」
突入
ガルムが吠える。
「機動隊!!」
盾が上がる。
「突入開始!!」
ドア爆破。
轟音。
巨大な扉が吹き飛ぶ。
その瞬間
銃撃。
窓。
階段。
廊下。
四方から
白亜党私兵部隊が撃つ。
ガルムが叫ぶ。
「盾前に!!」
機動隊が壁になる。
銃弾が盾に弾かれる。
火花。
魔導弾。
爆発。
ガルムが突っ込む。
「押し込め!!」
人狼の怪力。
私兵を吹き飛ばす。
機動隊が流れ込む。
完全突入。
議員会館
戦場化。
一階戦闘
ロビー。
銃撃戦。
柱が砕ける。
シャンデリア落下。
オズワルドが叫ぶ。
「右から来る!」
私兵突撃。
ミレイアが叫ぶ。
「恐怖が集中してる!」
彼女は感情を読む。
敵の動きがわかる。
機動隊が撃つ。
ガルムが吠える。
「前進!!通路を確保」
白亜党私兵が倒れる。
しかし次々出てくる。
アレクシスが言う。
「階段だ」
「上へ」
階段戦
2階。
3階。
4階。
白亜党私兵。
重機関魔導砲。
弾幕。
階段が崩れる。
ガルムが吠える。
「どけ!!」
人狼の跳躍。
一気に上へ。
敵を叩き落とす。
機動隊が続く。
盾の壁。
前進。
廊下戦闘。
爆発。
ガラス破壊。
煙。
議員会館は
完全な
戦争の建物になっていた。
7階
ここで
最も激しい戦闘が起きる。
白亜党
精鋭部隊。
黒い装甲。
魔導強化兵。
機動隊が押される。
ガルムが吠える。
「退くな!!」
敵が突撃。
その瞬間
ミレイアが叫ぶ。
「左!!」
機動隊が回避。
アレクシスが言う。
「弱点は背面」
ガルムが突っ込む。
爪。
破壊。
装甲を裂く。
機動隊が撃つ。
精鋭部隊
壊滅。
10階
戦闘は減る。
廊下は静か。
だが
血と煙。
機動隊も消耗していた。
ガルムが息を吐く。
「あと二階か」
アレクシスは言う。
「ここからは」
「本丸だ」
ミレイアが震える。
「感じる…」
「すごい魔力」
「地下の黒い石碑」
「そして」
彼女は上を見る。
「最上階」
「ドクター・ハロルド」
空気が重い。
12階
巨大な扉。
黒い彫刻。
議場。
キングの間。
その向こうに
すべての元凶。
ガルムが振り返る。
機動隊。
残り十数人。傷だらけ。
しかし誰も退かない。
ガルム警部補が言う。
「ここまで来た」
牙を見せる。
「最後だ」
アレクシスは帽子を直す。
「チェックメイトの時間だ」
ミレイアが言う。
「います」
「中に」
オズワルドが息を飲む。
ガルムが吠える。
「突入準備!!」
機動隊が並ぶ。
盾。
銃。
魔導砲。
アレクシスは扉を見る。
その向こう。
キング。
バルク議員。
そして
ドクター・ハロルド。
霧都の運命を決める
最終決戦。
ガルム警部補が叫ぶ。
「突入!!」
扉が爆破される。
轟音。
そして
キングの間の戦いが始まる。




