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【推理〔文芸〕21位】霧都ヴァル・ロンドリア探偵事件簿ー怪物に戸籍のある街で  作者: 虫松
影の蒸発

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第7話 地図とチェス盤にて推理

机には、地図とチェス盤。


そこへガルム警部補が呼ばれる。


「つぎは俺が標的だと?」


アレクシス


「はい、ドクター・ハロルドより情報提供がありました。

彼は白亜党の幹部です。間違いないかと」


アレクシスは紙を並べる。


事件現場。


七件。


霧都の地図に赤い点。


ミレイア


「全部怪人が失踪した場所」


オズワルド


「しかも名簿の人間」


アレクシス


「問題は」


一拍。


「光の方向です」


彼は定規を取る。


最初の現場。


______線を引く。


二つ目。


______線。


三つ目。


______線。


四つ目。


______線。


五つ目。


______線。


六つ目。


______線。


七つ目。


______線。


地図は線だらけになる。


ミレイア


「……」


オズワルド


「これ全部?」


アレクシス


「光の影が出来た影の方向だ」


「ここから、すべて逆算できます」


さらに______線。


さらに______線。


線が


一点へ収束する。


ガルム警部補


「線が交わる交差点…」


アレクシス


「ええ」


彼は言う。


「しかし」


一拍。


「完全には一致しない」


ミレイア


「どうして?」


アレクシス


「なぜなら光源が」


「二つある」


沈黙。


オズワルド


「二つ?」


アレクシスは線を分ける。


第一群。


第二群。


二つの交差点。


ミレイアが言う。


「塔…」


アレクシス


「霧都の高所」


4つ。


・電波塔

・議会塔

・港灯台

・中央時計台


アレクシスは言う。


「しかし」


彼は線をさらに引く。


______線。


______線。


______線。


そして


二つだけが残る。


電波塔と中央時計台


ガルム警部補


「そこか」


アレクシス


「ええ」


彼は言う。


「二つの塔」

「二つの光」

「交差する地点」


ミレイア


「光の軍兵器…」


アレクシス


「その影にいる怪人だけが」


一拍。


「焼かれる」


オズワルド


「恐ろしい装置だ」


アレクシス


「ドクター・ハロルドの科学」


彼はチェス盤に手を置く。


■ ボーン

□ ポーン


「怪人」


♞ ナイト


「警察」


♕ クイーン


「エリザ・クレイド」


♞ ナイト


「ドクター・ハロルド」


そして。


♖ ルークを置く。


「塔」


・電波塔

・時計台


ガルム警部補を見る。


「次の標的は、あなたです」


沈黙。


ガルム警部補


「囮になれと?」


アレクシス


「これは」


一拍。


「実験という名の殺人です」


ガルム警部補は立ち上がる。


コートを着る。


「いいだろう」


ミレイア


「危険です」


ガルム警部補


「俺は警察だ。市民を守らねばならない。」


一拍。


「そして、犯罪者は捕まえる」


アレクシスが最後の駒を動かす。


♖ ルーク。

♕ クイーン。

♞ ナイト。


盤面が完成する。


アレクシスは言う。


「電波塔」

「時計台」

「二つの光の交差点」


そして名探偵の声。


「謎は解けた。」


一拍。


「チェックメイトだ。」

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